「アライグマが屋根裏に棲みついた」「イタチが家庭菜園を荒らしている」など、害獣被害は私たちの生活に身近なものでもあります。
近年、駆除剤が効かないスーパーラットといわれるクマネズミも年々増加。スーパーラットは個人での完全駆除は困難を極める強力な害獣です。
害獣駆除は基本的に免許・資格が必要です(一部害獣を除く)。個人で害獣駆除を行うと、法律違反になるおそれもあるので注意しておきましょう。
そこで本記事では、害獣駆除の資格・免許について解説していきます。許可なく駆除してはいけない理由についても解説するので、個人での害獣駆除を検討している方はぜひ最後までご覧ください。
- 害獣駆除に必要な資格・免許
- 資格・免許なしで許可なく害獣駆除してはいけない理由
- 害獣駆除の資格取得後に許可申請する方法
- 資格取得が困難と感じたら害獣駆除業者への依頼がおすすめ
- 害獣駆除は資格取得よりも専門業者への依頼がスピーディー
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4,500円 (税込)〜 |
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目次
害獣駆除に必要な資格・免許
害獣駆除はネズミなど一部の害獣を除き、無許可で駆除することができません。
そこで今からは、害獣駆除に必要な資格・免許をご紹介します。
- 鉄砲所持許可
- 鳥獣管理士
- 準1級防除作業監督者
鉄砲所持許可
害獣駆除に必要な資格は銃砲所持許可です。
日本の銃砲所持許可によると、銃砲の使用は特定の目的に制限されています。狩猟や害獣駆除など特定の用途に銃砲を使用するためには許可が必要です。
一定の犯罪歴や麻薬中毒者などは許可を受ける資格がなく、変装銃砲や法定の基準に合致しない銃砲も認可されません。
銃砲所持許可は都道府県の公安委員会から取得します(銃器の種類に制限あり)。銃砲所持許可を取得するためには、講習会と射撃教習を受ける必要があります。
ちなみに、講習会費用は6,800円、射撃教習費用は27,500円、および鉄砲所持許可申請手数料が9,000円です(都道府県により異なる)。
また、銃砲所持許可は年齢制限が設けられています。第一種銃猟免許と第二種銃猟免許は20歳以上、網猟免許とわな猟免許は18歳以上が対象です。
銃砲所持許可を取得することで、イノシシ、シカ、サルなどの害獣駆除に銃砲を使用できます。許可手続きを行う場所は居住地域の警察署です。公式情報は警視庁のウェブサイトを参照してください。
鳥獣管理士準1級
鳥獣管理士は、一般社団法人鳥獣管理技術協会が認定する資格です。施行年度は2010年で、野生動物による農作物などの被害など、野生鳥獣との軋轢問題に対処できる技術者育成を目的として設置されました。
鳥獣管理士の資格は1級、準1級、2級、3級があり、受験は年に1回、受験方法は筆記試験です。受験料は昇級時が12,000円、新規受験が27,000円、試験はオンラインで行われます。
受験資格を得るためには、鳥獣管理士養成講座の受講、もしくはJWMS認定プログラムの受講などを経てCPD単位を申請しなければいけません。
準1級取得は簡単ではないため、3級から順に昇給することが推奨されています。詳細情報は一般社団法人鳥獣管理技術協会の公式サイトで確認してください。
防除作業監督者
防除作業監督者は、建築物内に発生した害獣・害虫防除作業監督を目的とした資格です。建築物内の害虫防除業に従事する際には必要で、防除作業監督者講習会を修了した者が資格保有者に該当します。
防除作業監督者の資格を取得するためには、以下の条件のいずれかを満たす必要があります。
- 高等学校または中等教育学校を卒業し、建築物内における防除作業経験が2年以上ある
- 学歴と実務経験が上記に相当し、資格取得を認める資格要件を満たしている
受講料は60,000円で、講習は各都道府県が規定した場所で行われます。修了者には、害獣駆除後の建物内の殺虫処理に関する知識を証明する修了証書が交付されるという流れです(有効期限6年間)。
資格・免許なしで許可なく害獣駆除してはいけない理由
害獣を資格・免許なしで許可なく駆除してはいけない理由は鳥獣保護法、外来生物法が関与しています。
害獣といっても本来はすべて日本に生息する野生動物で、生態系のバランスを保つためには不可欠の存在です。日本の生態系を脅かす外来種が膨大に増えた場合は、繁殖をコントロールしなければいけません。
野生動物でもある害獣の駆除を規制している法律が鳥獣保護管理法と外来生物法です。今からは、各法律の害獣駆除に関する規定について解説していきます。
- 鳥獣保護法
- 外来生物法
鳥獣保護法
鳥獣保護法は、日本の野生動物の保護、生態系との調和、管理、および狩猟の適正化を目的とした法律です。
鳥獣保護法は、1918年に施行された「鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律」を全面改定する形で2003年に施行されました。正式名称は「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」で、対象鳥獣は野生の哺乳類、および鳥類です。
以前は大型哺乳類のみが対象でしたが、改正以降はモグラなどの小型哺乳類も対象となりました。
害獣駆除を行う際、特定の害獣については許可や資格が必要です。これらの害獣には、ネズミ、イタチ、アライグマ、ハクビシンなどが含まれます。ただし、環境への影響が大きい害獣(ドブネズミ、ハツカネズミ)は許可なしでの駆除が可能です。
許可や資格なしに害獣駆除を行うと鳥獣保護法違反となり、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されるため注意しておきましょう。
外来生物法
外来生物法は、自然環境に問題を引き起こす外来生物を特定外来生物として指定・規制する法律です。生態系保護、農林水産業の保護、国民生活向上・促進を目的として施行されました。
特定外来生物による被害の拡大を防ぐために、地方自治体が特定外来生物防除事業、および特定外来生物早期防除計画策定事業に対して交付金を支給しています。
特定外来生物とは、日本の生態系、人々の生活、農林水産業に悪影響を及ぼす外来種のことです。一部『要緊急対処特定外来生物』として指定し、厳格な検査や防止策が適用されます。主な特定外来生物は、アライグマ、カミツキガメ、マングースです。
害獣駆除の資格取得後に許可申請する方法
害獣駆除の資格取得後は各自治体に許可申請しなければいけません。今からは、許可申請に関する3つの項目を解説していきます。
- 届出先
- 申請方法
- 申請にかかる期間
届出先
害獣駆除資格所得後の許可申請届出先は各市区町村です。害獣駆除は法に違反するため、許可なしには行えません。
一般的には、『鳥獣の捕獲等許可申請書』などの必要書類を提出した後、許可が下りるまで待つという流れです。
申請時には、希望者に対して害獣対策の方法やアドバイスも行っています。捕獲器や防護服の貸出、補助金支給の申請相談、害獣駆除業者のあっせんを行う自治体も多いです。
申請方法
害獣の捕獲許可申請方法・手続きは以下の通りです。
- 捕獲許可申請書に必要な情報を記入し、地方自治体へ提出
- 地方自治体が申請書を審査し、害獣の捕獲が必要であるかどうかを判断
- 審査が通ると捕獲許可証を交付
- 捕獲に使用する罠が必要な場合、罠に取り付ける標識を交付
- 害獣捕獲が完了したら、許可証・罠・標識を地方自治体に返却し捕獲結果を報告
害獣捕獲を合法的に行うためには、上記の手続きが必要です。
申請にかかる期間
害獣駆除許可申請が下りるまでの期間は、一般的に2週間程度です。ただし、許可申請期間は、国や地域によって異なります。具体的な期間については、地元の自治体や関連機関に尋ねてください。
許可申請期間は、害獣駆除を行う際に非常に重要なポイントです。害獣駆除を行うためには、事前に地元の地方自治体や鳥獣保護管理法などの関連法規制を確認しておきましょう。
資格取得が困難と感じたら害獣駆除業者への依頼がおすすめ
害獣駆除を個人で行う場合、資格を取得して各自治体に許可申請する必要があります。
「資格取得が難しい」と思った場合は、手軽・スピーディに対応できる害獣駆除業者への依頼がおすすめです。
今からは、おすすめの害獣駆除業者を3選ご紹介します。各業者とも料金、実績、サービス内容、口コミ・評判など総合的に評価が高いので、「初めて害獣駆除業者を利用する」という方も安心です。
- ジャパンアットレスキュー
- ハウスプロテクト
- 害獣駆除110番
ジャパンアットレスキュー
業者名 | ジャパンアットレスキュー |
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サービス内容 | 害虫・害獣駆除 特殊清掃 遺品整理 |
対象(害獣) | イタチ ハクビシン ネズミ コウモリ |
対応エリア | 全国 |
電話番号 | 0120-111-084 |
即日対応 | 可能 |
受付時間 | 24時間(年中無休) |
ジャパンアットレスキューは、”安心・安全・安価をお届け”をモットーに害獣・害虫駆除、特殊清掃、遺品整理など多彩なサービスを提供しています。
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ジャパンアットレスキューの口コミ・評判
イタチが我が家に浸入してきて、夜中天井裏を走り回ったりしてうるさくて眠れない日々が続いていましたが、こちらに依頼したところあっさりとイタチを捕まえてくれました。 それで終わりではなく、再発の防止も徹底的にして頂いたので、おかげでイタチが入ってくるようなことは無くなりました。
イタチ駆除を依頼した方の口コミです。天井裏を走り回りうるさくて眠れなかったそうですが、依頼後あっさりイタチを捕まえてくれたとのこと。再発防止も徹底していたため、イタチが再度入ってくることもなかったそうです。
羽アリが家の周りを飛び回っているのが気になり、調査に来てもらったところ、我が家にシロアリが住みついていることが判明しました。シロアリの駆除と聞くと高い料金のイメージしかありませんでしたが、私にあったプランを用意して下さって、希望や予算を聞いて頂きました。お願いして良かったです。
こちらは羽アリ駆除を依頼した方の口コミです。当社は害獣だけではなく害虫駆除や特殊清掃も対応しているため、状況に合わせて柔軟にサービスを選択できますね。
ハウスプロテクト
業者名 | ハウスプロテクト |
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サービス内容 | 害獣駆除 |
対象(害獣) | イタチ ハクビシン アライグマ ネズミ アライグマ コウモリ |
対応エリア | 関東、関西、東海、中国、四国、九州 |
電話番号 | 0120-987-282 |
即日対応 | 可能 |
受付時間 | 24時間(年中無休) |
ハウスプロテクトは”徹底駆除は当たり前!再発まで徹底的に防止します!”をスローガンに、24時間年中無休・全国で害獣駆除サービスを行っています。
対象害獣はハクビシン、イタチ、ネズミ、コウモリなど。現地調査・見積もりは完全無料で、各サービスは最長10年の保証付き。「駆除後の再発が気になる」という方も安心です。
ゼネラルリサーチの調査では、解決スピード・サービス品質・顧客満足度の3部門でトップを獲得(2021年9月14日~15日の調査による)。オリコンニュースやプレジデントオンラインなど、メディア掲載実績も豊富です。
自社施行ならではの高いクオリティとリーズナブルな価格設定が魅力。出張料、査定料などの気になる追加料金は一切発生しません。
ハウスプロテクトの口コミ・評判
天井裏からの物音がひどくネットで調べてハウスプロテクトさんにお願いしました。
全体的に丁寧に作業をしていただき庭のネズミが掘った穴もふさいで頂きました。
後は数日様子を見てと言うところです。
安心して頼めるところだと思います。引用元:ネズミ戦記
天井裏の物音がひどかったため当社に依頼したという口コミです。作業の丁寧さと再発防止の侵入口封鎖など、きめ細やかなサービスを高評価してあります。
すごく丁寧な対応で満足です。価格も明瞭会計です。とても親切、丁寧に、臨機応変に対応してくました。作業後の保証期間もあるので、安心です。
ありがとうございました。引用元:ネズミ戦記
丁寧な対応と明朗会計を高評価してあります。親切で丁寧な対応や、作業後の保証期間など、安心感のあるサービスに満足されている様子がうかがえます。
害獣駆除110番
業者名 | 害獣駆除110番 |
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サービス内容 | 害獣駆除 |
対象(害獣) | イタチ ハクビシン アライグマ ネズミ モグラ 害鳥 コウモリ |
対応エリア | 全国 |
電話番号 | 0120-388-049 |
即日対応 | 可能 |
受付時間 | 24時間(年中無休) |
累計問合せ210万件!東証上場企業の信頼・安心サービスを提供している害獣駆除110番。全国対応・24時間年中無休で、イタチ、ネズミ、コウモリなど幅広い害獣・害鳥駆除を行っています。
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害獣駆除110番の口コミ・評判
頼んだらすぐに見積もりを出してくれてまた料金も良心的だと思いました。すぐにハクビシンを駆除してくれた上に料金も分かりやすかったので、もしまた害獣被害にあったとしても害獣駆除110番に依頼したいです。
引用元:ハクビシン戦記
頼んだらすぐに見積もりを出してくれ、料金も良心的だったという口コミです。また害獣被害にあったときは利用したいというコメントからは、サービスに対する満足度の高さがうかがえます。
こちらがお願いしてから、一番早い都合の良い時に来てくれた。挨拶や作業員の身なりも悪くなかった。また、こちらの困っている状況もある程度聞いた上で、状況の説明をしていた。施工方法や見積内容にも問題がなかったので、それなりに満足できた。
引用元:ハクビシン戦記
スタッフの身なりも悪くなく、困っている状況を良くヒアリングしたうえで、現場状況の説明をしてくれたという口コミです。「施行方法・見積もり内容に関してもそれなりに満足した」と評価してあります。
害獣駆除は資格取得よりも専門業者への依頼がスピーディー
この記事では、害獣駆除に必要な資格、および資格取得方法について解説しました。
害獣駆除を個人で行う場合、銃砲所持許可などの資格を取得し、資格取得後は各自治体へ申請手続きを行わなければいけません。
害獣駆除に至るまで、資格取得から申請まで多くの時間と労力を要します。しかし、害獣駆除は時間との戦いでもあるため、これらの手順を踏んでいては到底間に合いません。
害獣被害にあった場合、やはり専門業者の依頼が最も効率的・効果的です。害獣被害は駆除後の再発も多いため、専門技術と知識を持ったプロに任せるのがベストといえるでしょう。