一年の中で家具や電気機器等の処分、入れ替えの時期は様々あります。
職場や学校、家庭での大掃除、進学や就職による一人暮らしや転職や転勤による異動等、いつどのタイミングで訪れるかは環境次第ですが、10年、20年も同じものを扱っている方は少なく、何かしらの理由で処分し新しいものを購入するのは当たり前のことです。
その中でも今回はプリンターの処分方法について紹介します。
他の電気機器に比べ、実は謎が多いプリンター処分の世界。
「とりあえず粗大ゴミに出しとけばいいのでは?」とお考えの方も多いと思いますが、サイズやスペックによっては普通に一般可燃廃棄できたり、もしくは業者依頼しなければならないなんてこともあります。
間違った解釈で廃棄せず、ぜひ正しい方法で一番リスクの少ないプリンター処分の方法を知りましょう。
それが地球にも環境にもそして自身の支出にもより優しい行動になります。
近々要らなくなったプリンターの処分をお考えの方、新しいプリンターに買い替えようとお考えの方、当記事ではそのメリット・デメリットを細かく解説しますのでご参考下さい。
ぜひ最後までチェックし、スッキリとした部屋や職場の環境の入れ替えをスムーズに行っていきましょう。
- プリンターの正しい処分方法
- プリンター処分に関してのメリット・デメリット
- 不用品回収業者以外のプリンターの処分・回収方法がわかる
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目次
そもそもプリンターは無料で引き取りしてもらえる?
プリンターの種類によって無料か有料かは決まっていきます。
自治体によりますが、家庭用プリンターであれば可燃ゴミ、不燃ゴミとして対応してくれる所もあります。
プリンター処分を行うにも迷うことがないよう、当記事でしっかり比較して最善な処分方法を決めましょう。
プリンターは小型家電リサイクル法の対象
プリンターは小型家電リサイクル法の対象製品です。
したがって、廃棄の方法は定められています。
プリンターを廃棄したい場合、各自治体が配置している専用の回収ボックスがあります。
その回収ボックスに持ち込み廃棄する方法です。
もちろん、直接回収場所に持ち込むことも可能ですし、不用品回収業者のような専門機関に依頼する方法もあり、様々な選択肢があります。
補足ですが、小型家電リサイクル法による廃棄は任意の為、強制ではありません。
そのため、プリンターはゴミとして捨てることも可能ですが『家庭用プリンター』であることが条件です。
ちなみにそれ以外の業務用プリンターは産業廃棄物として分類されていますので、ゴミとして捨てるのは禁忌です。
したがって業務用プリンター処分の際は産業廃棄物処理業者にきちんと依頼し、処分していただきましょう。
プリンターの引き取りにかかる費用の目安
処分方法 | 費用の目安 |
家電量販店に引き取ってもらう | 無料~約1,000円 |
自治体からの回収【粗大ゴミ】 | 約300円~約1,000円 |
自治体からの回収【不燃ゴミ】 | 無料 |
不用品回収業者 | 約1,000円~約5,000円 |
リサイクルショップ | 現金収入になる |
フリマサイト | 配送料はかかるが、現金収入になる。 |
処分方法として最も多いのが、ネットや電話等で業者に回収を依頼し、購入した指定の券をゴミに貼り付け、回収指定の日時に定められた場所に自身で搬出をする方法です。
ですが上記の費用目安を見ると、さまざまな処分内容があるのが分かりますね。
そして処分するプリンターの状態によっては全く費用も変わってきます。
家庭用プリンターであれば、自治体からの回収が一番リーズナブルなように感じますが、使用がまだまだ可能な場合はリサイクルショップやフリマサイトの方がむしろ収入になる可能性もあります。
ぜひお持ちのプリンターの状態によって、どういった処分をするのかがベストなのか、上記の費用目安を参考にしてください。
プリンターの正しい処分方法6選
処分方法 | 即日対応の可否 | 即日運搬の可否 | 処分費用の目安 |
小型家電リサイクルの回収ボックスを利用する | 即日〇 設置されている回収ボックスに入れる。 |
運搬× 持って行けばいつでも処分可能 |
無料 |
家電量販店で下取りしてもらう | 即日〇 買取がある場合など、条件付きでしてくれるケース有。 |
運搬× ただし買取がある場合は条件付きで出張してくれるケース有 |
無料 |
自治体に粗大ゴミといて処分してもらう | 即日× 指定された日に処分する。 |
運搬〇 指定された場所までは持って行く。 |
200円~500円 |
フリマアプリやネットオークションに出品する | 即日× すぐ売れるかどうかは状態次第。 |
運搬× 自宅又は専門倉庫で売れるまでは自己保管。 |
手数料+送料 |
リサイクルショップで買い取ってもらう | 即日〇 店頭に持って行けばすぐに査定してくれる。 |
運搬△ 店舗によるが、出張買取サービスをしてくれる。 |
無料 |
不用品回収業者に回収してもらう | 即日 早ければ30分~1時間で来てくれる。 |
運搬〇 最も早く迅速に来てくれる。 |
1,000円~5,000円以上 |
上記の表をご参考下さい。このようにプリンター処分の方法はおおまかに6つあります。
処分または売却をお考えの際、プリンターの状態が壊れているのか、まだ普通に使えるのかによって全く選択肢が変わってきますので慎重に確認し、一番見合う形で処分しましょう。
ちなみにFAX付のプリンターも同じ対象です。
小型家電リサイクルの回収ボックスを利用する
地域の店舗や公共施設内に小型家電リサイクルマークがついた回収ボックスがあります。そこに小型家電対象の家庭用プリンターを持って行き、回収ボックスに入れて処分してもらう方法です。ネット等でどの店舗、公共施設内に回収ボックスがあるのか下調べをし、直接持参する事で無料で処分できます。
家電量販店で下取りしてもらう
家電量販店によってもさまざまな条件があり、どの条件が自身の処分予定のプリンターとマッチするか調べる必要があります。
下取りのみは出来ない店舗もあるので、各家電量販店の処分に関する情報を集めましょう。
ちなみに持ち込みで処分する場合は、1,100円から処分してくれる家電量販店もあります。
もし処分予定のプリンターが見た目もキレイでまだ使用可能な場合は買取してくれる店舗もあります。
一度電話か店頭に行き、買取可能か否か確認してみましょう。
自治体に粗大ゴミとして処分してもらう
有料ですが相場も200円~500円と比較的安く、最も行われている処分方法です。
一辺が30㎝から50㎝を超えている長さのプリンターは粗大ゴミ扱いになります。
地域の粗大ゴミの受付センターにゴミ収集の依頼を自ら行い、粗大ゴミ処理券取扱店(コンビニ、スーパー等)で粗大ゴミシールを購入しゴミに貼りましょう。
打ち合わせ時に定めた日時、場所に粗大ゴミを出します。
稀にですが盗難の恐れもある為、当日の朝に外に出すことをおすすめします。
フリマアプリやネットオークションに出品する
新生活が始まる4月以前の2月や3月は小さな家電のフリマアプリやオークション需要が高いと言われています。
売却時期も重要ですが、プリンターの状態、スペックも重要。自分で値段を設定し高額で売れるなんてことも多々あります。
補足として本体と共に取扱説明書、保証書、オプションの付属品等も同梱している商品の方が相手の信頼度と売却できる可能性が高いです。
状態が良くなかったり、ジャンク品だとずっと売れ残ってしまい保留状態になってしまう為、日頃から大切に扱っている方が、後々余分な出費もかさむことなく且つプラス収入を狙えます。
リサイクルショップで買い取ってもらう
まだまだ使用可能なプリンターならゴミとして処分するのは非常に勿体ないです。
中古のプリンター、複合機を買い求める人は沢山います。
出来るだけ購入する側も安く使えるものをセレクトする為、まだ使用可能なプリンターはリサイクルショップに買い取ってもらいましょう。
そこでお店の選定ですが、リサイクルショップの中でも家電や電気機器を多くメインとして取り扱っている店舗の方がプリンター需要もあり、売却できる可能性も高く、製品に精通している方もいて、買取サービスも適切にしてくれます。
出張買取が可能な店も多いので直接持って行くのが面倒な方も安心です。
地域の人気店並びに買取実績、口コミ等を調べ、条件や価格に問題がなければ簡単な手続きで処分できます。
不用品回収業者に回収してもらう
手っ取り早く回収したい方は最も早く処分できます。
相場は1000円~5000円と費用は少々高めです。もし回収依頼するのであれば、プリンター単品よりまとめて他の不用品、粗大ゴミと共に回収してもらう方が良いでしょう。
大抵の不用品回収業者は「軽トラック一台分○○円」、「2tトラック一台分○○円」等、パック料金でサービスされている業者が多いです。
大掃除や引っ越しのタイミング等で依頼し、その際買取サービスを行ってくれる不用品回収業者ならプリンターの状態が良ければ買い取ってくれるかもしれませんので、結果的にはお得になるかもしれません。
ただし、悪質業者も存在するため業者選びは慎重に行いましょう。
高額請求されたら何のために処分したのか分からなくなってきてしまいますね。
依頼される場合は会社情報、口コミ等予め知っておくと予防になる為、きちんと調べてから依頼しましょう。
下記では、優良な不用品回収業者を一括見積りできるのでぜひご利用ください。
プリンターの処分の注意点3つ
ここからは、プリンターの処分の注意点を4つ紹介します。
- 個人情報データの削除し忘れに注意する
- 原本の取り忘れに注意する
- インクカートリッジ・トナーカートリッジは取り外してから処分する
- 悪質な不用品回収業者に注意する
「いらなくなったから、そのまま捨ててしまおう」という判断はトラブルや後悔を招く危険性もあります。
そのため、注意点をしっかりと理解して正しい方法でプリンター処分を行いましょう。
個人情報データの削除し忘れに注意する
プリンターを処分する前にデータは完全に消しておきましょう。
FAX搭載の複合機の場合、登録されている電話番号は個人情報です。
情報漏洩は大きな問題に繋がる為、必ず完全に削除する必要があります。
他にもSDカードやUSBメモリーを挿入したままになっていないかも確認しましょう。
これもそのまま処分すると情報漏洩のリスクが生じます。
原本は挟まっていないか、データはきちんと削除出来ているのか最終確認を徹底した後に処分の方法を選定していきましょう。
原本の取り忘れに注意する
よくあるケースとして原稿台に書類を入れたままプリンター処分してしまう事があります。
もしその書類が重要な内容だったり、個人情報が記載された書類だった場合は情報漏洩の危険性、そして紛失につながり問題なることもあります。
給紙トレイ、スキャナ等こまめにチェックしてから処分するように心がけましょう。
インクカートリッジ・トナーカートリッジは取り外してから処分する
プリンター自体はゴミとして処分できますが、印刷用のインク、トナーカートリッジはゴミとして処分できません。
これらはリサイクルに分類されます。
したがって家電量販店の回収ボックスに入れる、または業者に回収に来てもらうか等の方法で処分する必要があります。
インクやトナーカートリッジのみを使用済みで入れ替える場合も同様です。
適当に分別が分からずゴミにしないよう気をつけましょう。
悪質な不用品回収業者に注意する
悪質な不用品回収業者による高額請求被害が後を絶ちません。
早ければ30分~1時間ほどで回収しに来てくれる為、利便もよく緊急な場合は確かに手っ取り早いですが、きちんと業者を選定せずに依頼してしまうと被害にあう可能性があります。
プリンターのみならず、不用品を処分する際は先ず見積もりを必ずとり、それ以降も追加料金がないか、オプションはあるのかしっかりと調べてから依頼しましょう。
プリンターの処分に関するよくある質問
ここではプリンターの処分について、よくある質問の中でも特に挙げられる3つのポイントをおさえておきましょう。
業務用プリンターも家庭用プリンターと同じように処分できる?
学校や会社等で使用されている業務用の複合プリンターは『産業廃棄物』扱いです。
したがって、家庭用プリンターと同じように処分できません。
方法としては有料にはなりますがメーカーからの回収、不用品回収業へ依頼するのがいいでしょう。
その際『産業廃棄物収集運搬許可証』をもつ業者かどうか調べておきましょう。
業者も無許可で回収することは禁じられています。そういう悪質業者は山林やひと気の無いところに不法投棄する可能性もありますのでご注意ください。
リサイクル回収ボックスはどこに設置されている?
地域名とリサイクル回収ボックスを検索すると、お近くの回収ボックスの場所はすぐに特定できます。
大抵公共施設やスーパー、小売店等に設置している場合が多いです。
回収には3つの回収カテゴリーがあります。
- ボックスでの回収:公共施設やスーパー、小売店等に設置して回収
- ステーションでの回収:直接ゴミの回収場所で回収。資源回収も可能
- イベントでの回収:イベントの際、開催期間限定で回収ボックスを設置して回収
インクカートリッジ・トナーカートリッジはどう処分すればいい?
インクカートリッジ・トナーカートリッジの処分の方法を紹介します。
- 回収ボックスへ持って行き処分
使用済みのインクカートリッジ・トナーカートリッジは、リサイクル可能です。郵便局、家電量販店、自治体などに設置されているので持って行き処分しましょう。
- 各メーカーの引き取りサービスを利用する
学校、会社等で使用される業務用プリンターは各メーカーの引き取りサービスを利用しているところがほとんどです。自動でどのくらいインクをしようしたかデータが直接メーカーに送られ、新しいインク・トナーが届き、使用済みのインク・トナーは処分してくれます。
家庭用プリンターの場合も、家電量販店に設置されているインク・トナー回収ボックスに入れるのがいいでしょう。メーカー回収だと料金がかかる可能性もある為、出費をおさえたい方は回収ボックスへ持って行き処分しましょう。。
まとめ:プリンターの処分が面倒だと感じたら不用品回収業者に依頼しよう
プリンターの処分方法、いかがだったでしょうか。
大きさや家庭用、業務用とバラバラでひとくくりに出来ないしインクカートリッジ・トナーカートリッジの処分も含めると色々と段取りや手間がかかることが分かりました。
仮に家庭用プリンターでも地域別のそれぞれの自治体の決まりがあり、それに従い処分しなければなりません。
もし面倒な場合は他の不用品と共にまとめて回収業者に依頼するのがベストです。
急な大掃除、急な引っ越し等、本日中すぐにでも処分したいとお考えの方は、しっかり許可証がある、健全な回収業者に依頼しましょう。