レトロな雰囲気の昔の車にあこがれることはありませんか?
当時を知らない若い世代でも「どこか懐かしい温かみを感じる」という方も多いと思います。
昭和の車、旧車にはコアなファンも多く、その独特のシルエットとデザインは当時だからこそ表現できた、まさに唯一無二の存在感で見る者を魅了します。
そこでこの記事では、かっこいい昔の車一覧!70年代・80年代の日本車をメインに解説します。スポーツカー、セダンまで写真付きで幅広く紹介するので、「昭和の車を見てノスタルジックな雰囲気に浸りたい」という方もぜひチェックしてください。
- 昔の車一覧!かっこいい70年代・80年代の昭和の車
- 昔の車に関するよくある質問
- まとめ
昔の車一覧!かっこいい70年代・80年代の昭和の車
ここからは、以下に挙げた昔の車おすすめ10選をお伝えします。
- 日産 スカイライン2000GT-R PGC10型/KPGC10型
- 日産フェアレディZ 432 S30型
- マツダ ルーチェ・ロータリークーペ
- スバル360 ヤングSS
- トヨペット コロナマーク2 T60/70型
- ホンダ1300 99S
- マツダ ファミリアロータリークーペ
- ホンダ N360T
- ダットサン ブルーバード1600 SSS 510型
- マツダ コスモスポーツ
ところで、ざっと車名を見ただけでワクワクした方もいるのではないでしょうか?
トヨペットやダットサン、ヤング、スポーツなど、単語一つひとつから懐かしさが漂ってきます。
それではさっそく、昔の車一覧!かっこいい70年代・80年代の昭和の車をご紹介しましょう。
日産 スカイライン2000GT-R PGC10型/KPGC10型
引用元:グーネット
昔の車一覧!かっこいい70年代・80年代の昭和の車は、日産 スカイライン2000GT-R PGC10型/KPGC10型です。初代モデルは1969年にデビューし、「ハコスカ」の愛称で親しまれてきました。
シャープでシンプルなセダン風の外観と国内ツーリングカーレースで無敵の強さを誇った驚異的な走行性能。それはまさに、「羊の皮を被った狼」との異名にふさわしい佇まいで、世代・性別問わず日本国内で圧倒的な人気を博しました。
1970年代には2ドアハードトップモデルへと進化。スポーツカー同様のレーシングマシーンとしてさらにその名を高めていきました。
内装には、木目調のインパネや3連メーター、バケットシートなど、レーシングカーの雰囲気を基調にした極シンプルな構造。エアコンやラジオ、時計などの装備は一切ない点も、時代を感じられる「ハコスカ」の魅力の一つでしょう。
日本の自動車史におけるレジェンド的存在・日産 スカイライン 2000GT-R PGC10型/KPGC10型。スポーツカーブームの火付け役として時代を牽引し、今もなお根強い人気を誇っています。
日産フェアレディZ 432 S30型
引用元:cobby
昔の車一覧!かっこいい70年代・80年代の昭和の車は、日産フェアレディZ 432 S30型です。
70年代、ロングノーズ・ショートデッキの流麗なフォルムで人々を魅了し、「走る芸術作品」と称されたシャープでエッジのきいた力強いシルエットで人気を博しました。現在も、時代を超えて高く評価され旧車ファンの心を鷲掴みにしています。
搭載されたL28型エンジンは、力強くスムーズな加速と爽快なドライビングを実現。当時としては驚異的な性能であったにもかかわらず、その価格は当時のライバルであったジャガーやポルシェと比べて非常にリーズナブルでした。
コストパフォーマンス抜群の日本スポーツカーとしても有名な日産フェアレディZ 432 S30型。前期と後期で見分けられるテールランプやダッシュボードなど、細部にもこだわりが光る432は、クラシックの名車として知っておきたい注目の一台です。
マツダ ルーチェ・ロータリークーペ
引用元:webモーターマガジン
昔の車一覧!かっこいい70年代・80年代の昭和の車は、マツダ ルーチェ・ロータリークーペです。
イタリアのカロッツェリア・ベルトーネが生み出したスタイリングは、当時のライバル車を圧倒する洗練さ。大きなグラスエリア、フラットなルーフ、シックなフロントグリルは、見る者を魅了するエレガントな風格に満ちています。
ハードトップ採用の三角窓を持たない初めての日本車として注目され、開放的な室内空間は、まさに時代を最先端といえる魅力的なデザインでした。前輪駆動という当時としては進歩的な方式を採用し、軽快なハンドリングと優れた操縦安定性を実現したのも特徴的です。
70年代初頭を彩りながらも、少量生産で歴史の幕を閉じたルーチェ・ロータリークーペ。その先進性と美しさは、日本自動車史に残る革新と美しさに満ち溢れ、現在も旧車マニアを中心に評価は高まり続けています。
スバル360 ヤングSS
引用元:webcart
昔の車一覧!かっこいい70年代・80年代の昭和の車は、スバル360 ヤングSSです。てんとう虫の愛称で親しまれるスバル360をベースに、スポーティな要素を随所に盛り込んだヤングSSは、当時若者の心を鷲掴みにしました。
ボンネットとヘッドライトを飾るストライプは、まるでスポーツカーのような躍動感を演出。2サイクル空冷2気筒エンジンは、36馬力という当時としては驚異的なパワーを発揮し、軽快な走りを実現しました。
黒を基調としたスポーティな内装には、タコメーターやバケットタイプのフロントシートなど、レーシングカーを彷彿とさせる装備が満載。1969年という短い期間で生産中止となり、幻の名車とて旧車ファンに熱く支持されています。
ちなみに、スバル360は富士重工業が1958年から1970年に約39万台生産した軽自動車です。日本初の4人乗り軽自動車として、当時庶民に手が届かない存在だった自動車を一気に普及させました。一家に一台という概念が広がったのは、まさにスバル360あってのことでしょう。
トヨペット コロナマーク2 T60/70型
引用元:webモーターマガジン
昔の車一覧!かっこいい70年代・80年代の昭和の車は、トヨペット コロナマーク2 T60/70型です。
コロナよりも豪華で快適、そして高性能な車のニーズに応え、リリース間もなく爆発的人気を博し、日本の自動車史にその名を刻む一台となりました。T60/70型は、従来のコロナとは一線を画す、スタイリッシュで洗練されたデザインが特徴です。
特に2代目モデルは、ボンネットを延長し、フロントマスクにメッキパーツを多用することで、ワンランク上の高級感をアピールしました。
また、ボディバリエーションも豊富で、4ドアセダンを基本に、2ドアハードトップ、5ドアワゴンなども登場。当時としては画期的なDOHCエンジンを搭載し、スポーツカー並みの快適な走りを実現しました。
ちなみに、トヨペットという名前を聞いて?と感じた方もいるでしょう。トヨペットとは、現在トヨタ系のディーラー名として使われていますが、過去にはトヨタ小型車のブランド名として使われていたのです。
ホンダ1300 99S
引用元:webモーターマガジン
昔の車一覧!かっこいい70年代・80年代の昭和の車は、ホンダ1300 99Sです。スポーティな4ドアセダンとして登場し、常識を覆す革新的な技術と情熱的なデザインで、多くの自動車ファンを魅了しました。
スポーティで洗練された外観が印象的で、特に「トンビのくちばし」といわれたクーペモデルの中央がとがった独特のフロントグリルと4灯ヘッドライトは、日本のモータースポーツカー・ホンダのイメージを印象付けるにふさわしいエッジのきいたデザインでした。
ホンダのF1マシンRA302と同設計による1298cc 4気筒SOHCエンジンを搭載し、当時としては驚異的な115psパワーと、185km/hという最高速度を実現。リリース期間がわずか3年と短かったのは、高出力による機能面での問題が生じたことによります。
マツダ ファミリアロータリークーペ
引用元:webモーターマガジン
昔の車一覧!かっこいい70年代・80年代の昭和の車は、マツダ ファミリアロータリークーペです。
「ロータリーエンジン」を搭載したマツダ ファミリアロータリークーペは、スポーツカー並みの動力性能を持つ小型大衆車として人気を博しました。レーシングカーを髣髴とするT字型のインパネや大型の速度計など、内装の細部までスポーティさにこだわりを持って設計されています。
ちなみに、マツダは、ロータリーエンジンの耐久性能を証明するために、欧州の長距離レースに積極的に参戦しました。1969年のシンガポールGPでは、200psのレーシング仕様のファミリア ロータリークーペが優勝。1970年のスパ・フランコルシャン24時間レースでも独自の速さで圧倒し、日本のスポーツカー・マツダとしての地位を確立しました。
ホンダ N360T
引用元:中古車EX
昔の車一覧!かっこいい70年代・80年代の昭和の車は、ホンダ N360Tです。
丸みを帯びたコンパクトでキュートな外観が特徴のホンダ N360T。「Nっころ」の愛称で親しまれ、当時としては珍しかったゴールデンイエローなどの鮮やかなカラーリングで、日本の若年層を中心に圧倒的な支持を集めました。
高回転型エンジンと車重520kgを生かした軽やかな走り、走行時の荒ぶるメカニカルノイズはバイクファンも魅了していました。最高出力36馬力、連続最高速度120km/hを誇るN360Tは、ハイウェイツーリングにも適した性能を持っています。
中速から高速へのなめらかで圧倒的な加速や、市街地走行に使いやすい性能を持ち、長距離のドライブでも安定した走りを提供しました。ちなみに、車名の「N」は一説に「乗り物」が由来といわれており、「N」のブランド名は現在のNシリーズに受け継がれています。
ダットサン ブルーバード1600 SSS 510型
引用元:外車王
昔の車一覧!かっこいい70年代・80年代の昭和の車は、ダットサン ブルーバード1600 SSS 510型です。
「スーパー・スポーツ・セダン(SSS)」の名にふさわしい、スタイリッシュで洗練されたデザインとパワフル走りで日本のスポーツカーファンを魅了しました。1970年に発売されたクーペ1600SSSは、「スーパーソニックライン」と呼ばれる美しいボディラインと、高い基本性能で絶大な人気を博しました。
510型の最大の特徴は、直線的なスタイルと四輪独立懸架サスペンション、そして新開発のOHCエンジンです。曲面ガラスを採用したドアガラスと大きく傾斜したフロントウインドウは、シャープで洗練された外観を作り出しています。
510型は、その高い性能を活かして、1969年のサファリ・ラリーでは、クラス優勝とメーカーチーム優勝を勝ち取り、1970年のサファリでは総合優勝と2位、4位という快挙を達成しました。
マツダ コスモスポーツ
引用元:carview.yahoo
昔の車一覧!かっこいい70年代・80年代の昭和の車は、マツダ コスモスポーツです。
シャープな流線形フォルムとアーモンドアイの大型ヘッドライト、独特のヨーロピアンな雰囲気は、当時の日本の若者を中心に絶大な人気を博しました。従来のエンジンに比べて軽量・コンパクトでありながら、力強くパワフルな走りを実現しました一台でもあります。
実は、ロータリーエンジン特有の「チャターマーク」と呼ばれる研磨痕が生じるなど、実用化までに多くの時間を要した車でもありました。しかし、マツダの開発チームは見事課題を克服し、世界初のロータリーエンジン量産車として一躍注目を集めたのです。
コスモスポーツは、その流麗なフォルム、パワフルな走り、そして歴史的な意義から、日本車史に名を遺す名車として旧車ファンから高く評価されています。
昔の車に関するよくある質問
それでは最後に、昔の車に関するよくある質問をご紹介します。
- Q1.昔の車でかっこいいスポーツカーは?
- Q2.旧車で人気は?
- Q3.70年代・80年代の昔のセダンの人気の車は?
Q1.昔の車でかっこいいスポーツカーは?
昔の車は、スポーツカーブームの影響もあり魅力的なモデルのスポーツカーが数多くリリースされました。
例えば、力強いエンジンとスタイリッシュなボディの日産 スカイライン2000GT-R、ショートデッキの美しいフォルムが印象的な日産 フェアレディZ 432 S30型が挙げられます。
また、独特なデザインとスムーズな走りのマツダ ルーチェ・ロータリークーペ、近未来的なデザインとパワフルな走りが融合したマツダ コスモスポーツなども、昔のかっこいいスポーツカーといえるでしょう。
Q2.旧車で人気は?
旧車の中で特に人気がある車種は、国産初のターボ車・日産 スカイライン2000GT-R、スタイリッシュな日産 フェアレディZ 432 S30型、軽量ボディのマツダ ファミリアロータリークーペです。
その他に、アメリカナイズされたダットサン ブルーバード1600 SSS 510型、テントウ虫の相性で人気のスバル360などもあります。
Q3.70年代・80年代の昔のセダンの人気の車は?
70年代・80年代は、日本自動車産業が大きく発展した時代であり、数多くの魅力的なセダンが誕生しました。
その中でも、特に人気が高かった車は、スポーティーなデザインで注目を集めたトヨタ カリーナ、高級感のあるデザインの日産 ローレル、スポーティーなセダン・三菱 ギャランなどがあります。
その他は、アメリカ市場向けに開発されたホンダ アコード、ロータリーエンジン搭載のセダンマツダ ペルソナなども人気です。
まとめ
この記事では、かっこいい昔の車をご紹介しました。70年代・80年代の日本車は高度経済成長を背景に、自動車産業が活性化し斬新で画期的な車が続々リリースされました。
当時を思わせる躍動感と独特な質感、現在の曲面的な車とは対照的な「フラットボディ」から、その歴史に思いをはせる方も多いと思います。
昔の車は、車そのもののとしての価値だけではなく、その背景に興味を持って楽しんで見るのもおすすめです。
