トヨタ自動車が販売するプリウスは人気の高いハイブリッドカーです。街中で一日に一回は見かける程、世界的な販売台数を誇っています。
新車でこれだけ販売実績のあるプリウスは、中古車市場でも人気が高く、査定相場も高値を維持しています。
プリウスは5年落ちから買取相場が下落傾向にある為、早めの売却がおすすめです。
その際には下取りよりも買取を検討された方が約8~10万円もの差額が発生するので、非常にお得です。
この記事では1年落ちから10年落ちまでの買取金額と、下取り金額の相場を比較して、おすすめの売却方法をチェックします。
- トヨタプリウスの買取相場一覧
- プリウスを高く売るポイント
- プリウス高価買取業者
- プリウスを売る際に気を付けること
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目次
トヨタプリウスの買取相場一覧

相場の全体像を把握していただくために、プリウスのAグレード、1年落ち、3年落ち、5年落ち、7年落ち、10年落ち、年間走行距離10,000キロの平均買取価格と、平均下取り価格をまとめます。
1年落ち、3年落ちと横ばいに下落傾向にありますが、高値を維持しています。5年落ちを境に大きく動き出し、相場は一気に底値に近付いてしまいます。
これから順を追って1年落ちから10年落ちの各グレードの相場関係を紹介し、最もお得な売却方法を紹介します。
グレード(年式) | 走行距離 | 平均買取相場 | 平均下取り相場 | 価格差 |
A(2021) | 10,000km | 229万円 | 219万円 | 10万円 |
A(2019) | 30,000km | 178万円 | 169万円 | 9万円 |
A(2017) | 50,000km | 135万円 | 127万円 | 8万円 |
A(2015) | 70,000km | 89万円 | 80万円 | 9万円 |
G(A相当グレード)(2012) | 100,000km | 44万円 | 35万円 | 9万円 |
1年落ち(2021年)のプリウス買取相場
1年落ちのプリウス各グレードの相場です。買取、下取り査定金額の価格差は10万円で、1年落ちで売却すると仮に走行距離が少しあがっても高値で安定しています。
グレード | 走行距離 | 平均買取相場 | 平均下取り相場 | 価格差 |
A | 10,000km | 229万円 | 219万円 | 10万円 |
E | 10,000km | 174万円 | 164万円 | 10万円 |
S | 10,000km | 185万円 | 175万円 | 10万円 |
2年落ち(2020年)のプリウス買取相場
こちらは2年落のプリウスの相場です。買取、下取り査定金額は1年落ちよりもやや落ちますが、それでも高値を維持しています。
グレード | 走行距離 | 平均買取相場 | 平均下取り相場 | 価格差 |
A | 20,000km | 204万円 | 195万円 | 9万円 |
E | 20,000km | 173万円 | 164万円 | 9万円 |
S | 20,000km | 177万円 | 168万円 | 9万円 |
3年落ち(2019年)のプリウス買取相場
現実的に売却、乗り換えを検討される3年目のプリウスの相場です。やや下落が目立ちますが、買取と下取りの査定金額は3年目以降下落しながら横ばいになります。
グレード | 走行距離 | 平均買取相場 | 平均下取り相場 | 価格差 |
A | 30,000km | 178万円 | 169万円 | 9万円 |
E | 30,000km | 144万円 | 135万円 | 9万円 |
S | 30,000km | 147万円 | 138万円 | 9万円 |
4年落ち(2018年)のプリウス買取相場
2018年の12月から顔つきが一新され、型式ZVW51へマイナーチェンジされます。それまでのプリウス型式ZVW50とZVW51の大きな違いは、ZVW50がニッケル水素電池で、ZVW51はリチウムイオン電池になっています。
マイナーチェンジ前までは上級グレードを除いてZVW50のニッケル水素電池ですが、マイナーチェンジしてからはニッケル水素電池を全グレード廃止とし、上級グレードのリチウムイオン電池一本化を採用します。
買取と下取りの査定金額は、Aグレードの相場に注目すると、3年落ちに比べて他のグレードとそれ程変わらなくなっています。
グレード | 走行距離 | 平均買取相場 | 平均下取り相場 | 価格差 |
A | 40,000km | 154万円 | 145万円 | 9万円 |
E | 40,000km | 140万円 | 131万円 | 9万円 |
S | 40,000km | 143万円 | 134万円 | 9万円 |
5年落ち(2017年)のプリウス買取相場
プリウスを新車で納車され5年目は、車検の2回目とも重なり、多くの方が買い替えを検討される時期です。買取相場と下取り相場は4年目から大きく査定額が下回り、中古車市場ではこの年式の在庫が増えているようです。
グレード | 走行距離 | 平均買取相場 | 平均下取り相場 | 価格差 |
A | 50,000km | 135万円 | 127万円 | 8万円 |
E | 50,000km | 117万円 | 108万円 | 9万円 |
S | 50,000km | 120万円 | 111万円 | 9万円 |
6年落ち(2016年)のプリウス買取相場
2016年はS Safety plusグレードでのプリウス買取相場と、下取り相場の査定金額を調査します。Sグレードよりもランクが上でありながら2017年と同じ相場となっています。そろそろ100万円台から下落しそうです。
グレード | 走行距離 | 平均買取相場 | 平均下取り相場 | 価格差 |
S Safety Plus | 60,000km | 120万円 | 110万円 | 10万円 |
7年落ち(2015年)のプリウス買取相場
プリウスは2015年12月から現行車のZVW50にフルモデルチェンジします。ここでは初期モデルの買取と下取り査定から相場を調査します。7年落ちになると現行車モデルでも100万円の買取金額は難しい様です。
グレード | 走行距離 | 平均買取相場 | 平均下取り相場 | 価格差 |
A | 70,000km | 89万円 | 80万円 | 9万円 |
E | 70,000km | 70万円 | 61万円 | 9万円 |
S | 70,000km | 72万円 | 63万円 | 9万円 |
8年落ち(2014年)のプリウス買取相場
2014年式プリウスは型式ZVW50のひとつ前のモデル、型式ZVW30です。今回は旧型の最終限定仕様車を相場に入れます。買取、下取り査定の相場を調査する限りでは、やはり7年落ちに比べると大きく下落しています。
グレード | 走行距離 | 平均買取相場 | 平均下取り相場 | 価格差 |
S ツーリングセレクション・マイコーデ | 80,000km | 71万円 | 62万円 | 9万円 |
S マイコーデ | 80,000km | 57万円 | 48万円 | 9万円 |
9年落ち(2013年)のプリウス買取相場
2013年式プリウスの上級グレードにあたるGグレードで、何とか50万円の査定を買取相場では達成しています。しかし、下取りの相場では50万円を上回ることは、価格差からみても難しいようです。
グレード | 走行距離 | 平均買取相場 | 平均下取り相場 | 価格差 |
G | 90,000km | 57万円 | 47万円 | 10万円 |
L | 90,000km | 44万円 | 36万円 | 8万円 |
S | 90,000km | 49万円 | 41万円 | 8万円 |
10年落ち(2012年)のプリウス買取相場
10年落ちとなもなると、流石のプリウスとはいえ、買取相場、下取り相場ともに、大きく査定額が下落している事が分かります。
グレード | 走行距離 | 平均買取相場 | 平均下取り相場 | 価格差 |
G | 100,000km | 44万円 | 35万円 | 9万円 |
L | 100,000km | 33万円 | 25万円 | 8万円 |
S | 100,000km | 38万円 | 29万円 | 9万円 |
下取り価格と買取査定額の相場比較

プリウスの下取り価格と買取価格の査定額から相場比較すると、年式やグレード、走行距離を考慮しても約9万円もの差額がでます。
現行車であれば買取価格と下取り価格は安定します。しかし、年式が落ちてくるほど、相場は下落傾向にあり、旧型になると大きく下落することが分かります。
需要のあるプリウスは旧型でも他車種に比べて安定傾向にあり、下取り価格と買取価格の差額は約9万円と現行車と変わらないのが魅力です。
プリウスを相場より高く売るポイント

プリウスを高く売る方法は年式や走行距離、ボディーカラーなど、相場に影響を与えているポイントはいくつかあります。
特に最上位Aグレードでボディーカラーがブラックかホワイトであればより高値で取引されます。
これ以外のグレードや過走行車など、買取価格に期待できないプリウスでも、価格相場よりも高く売るポイントを紹介します。
年式
1997年(型式NHW10)から発売され、人気を獲得してきたプリウスは2015年には4代目(型式ZVW50)となり中古車市場でも根強く、安定して高い価格で販売されています。
しかし、買取相場を参照すると年式はかなり重要で、4代目(型式ZVW50)はそこまで値崩れはしないものの、3代目(型式ZVW30)になると最終限定仕様車であっても、買取金額100万円は厳しいのが現状です。
リセールバリューを考えて、できればモデルチェンジ前に3年、5年、遅くとも7年のうちに売却することがおすすめです。10年落ちになってしまうと下取り価格は望めなくなります。
グレード
4代目(型式ZVW50)プリウスにはAグレード、Sグレードがメインとなります。
特にAグレードは高級な質感で仕上げられ、中古車としても人気があります。そのため、買取価格は高く売ることができます。
標準車であるSグレードは販売の主力であるため、こちらも安定した買取相場です。特にスポーツ仕様は人気があるのでAグレードの次におすすめです。
3代目(型式ZVW30)プリウスにはGグレード、Lグレードがメインとなります。
最上級のGグレードならオプションも含め、買取査定次第では40万円前後を狙えそうですが、Lグレードではなかなか厳しいです。下取り金額は値段がつけられないと言われております。
走行距離
プリウスを売却する際に気をつけてもらいたいのが走行距離です。ハイブリットカーはエンジンを補う大きなバッテリーを搭載しているため、そのバッテリーが劣化していないか、中古車を買う人からすると気になる傾向にあります。
もちろん、買取価格にも大きく響くので低走行車なら相場は高いです。現行車で5万キロ前後ならそこまで大きな下落はありませんが、年式が古い3代目から前のモデルは、この走行距離が買取価格に影響がでます。
走行距離による買取相場比較
プリウスの走行距離10万キロまでの買取相場を比較してみます。
今回は7年落ちの4代目(型式ZVW50)プリウス、Aグレードを例にあげます。
5万キロ以内であれば100万円を超えますので7年落ちであってもこの金額なら納得できそうです。しかし、5万キロを超えてくると査定はどうしてもマイナス評価となってしまうようです。早めに検討して売却するのがおすすめです。
~3万キロ | 3万キロ~5万キロ | 5万キロ~10万キロ | 10万キロ~ |
113万円 | 103万円 | 92万円 | 85万円 |
ボディーカラー
ボディーカラーは査定時に重要な要素になります。人気のカラーであればその分買取価格の上乗せが期待できるので、どのような車でもカラーはある程度リセールバリューを考えて決めた方がいいです。
ブラックとホワイトの2色は需要があり非常に人気で、プリウスも例外ではないです。
プリウスは高齢層のドライバーも多いことから、傷や汚れの目立たないシルバーやグレー系の需要もあり買取価格もいいようです。
オプション
プリウスの査定時にもう少し上乗せしたいなら、メーカー純正オプションをつけた方が、相場よりも買取価格をアップさせてくれます。
フォグランプやバックカメラとナビシステムは王道として、新車で購入する際に高くても、ムーンルーフやモデリスタのエアロキットをつけておくことをおすすめします。
これらのオプションは次のオーナーになる人にとっては、他より高くても手に入れたいという需要が生まれるため、販売側としても高く買取したいと考えています。
修理歴など車の状態
車の買取をする際に注意してほしいのが修理歴です。主に事故が原因で車のフレームの修理を行うと修復歴ありの車と判定されます。
一般的に修復歴ありの中古車は下取りに出しても値段が付きにくいので、買取店で査定しましょう。何故ならディーラーの認定中古車には修復歴ありの車は基本的に掲載されないため、業者オークションに流し利益が取りにくいと判断されてしまうからです。
プリウスも例外ではなく事故などで傷ついた修理歴が、フレームまで入るような修復歴にあたるか確認する必要があります。
相場よりも高く売るなら内装も綺麗に清掃してください。タバコのニオイやキズが目立つようならできる限り清潔感のある状態にしておくと、買取店の手間が減るため査定額が高くなります。
プリウスを高く売るための買取業者選びのポイント

買取店はどこも同じだと諦めるのはもったいないです。10年落ちだけでなく初代プリウスなどの過走行車、修復歴ありの車でも、海外への輸出業者や廃車専門業者に頼めば0円という買取価格はありえないです。
高く売るには1つの店舗に査定してもらうよりも、複数の店舗に一括査定するのがもっとも効率的です。自分で査定金額の交渉をするよりも労力と時間の節約にもなります。
ディーラーへの下取りは絶対にしない
ディーラーで下取りをしてもらうことのメリットは購入と売却を同時に行えるので、手間が軽減できることです。しかし、下取り価格は低く、よくてディーラーオプションでの還元とされるため、買取に比べてどうしても利益率が悪くなります。
高く売るなら中古車販売業者に買取をしてもらうのがおすすめです。ひと手間を惜しんで10万円以上の差額が出てしまってはもったいないです。
一括査定を利用する
一括査定は一度の愛車情報を入力し申込むだけで、複数の買取業者に査定してもらえるシステムです。
どうして他の買取店やディーラーでの下取りよりも査定額が高いのか、業者間で良い状態の車両を在庫として持ちたいために、オークションのように競り合うからです。
それぞれの業者から買取価格を提示してもらえるので、価格と条件などを比較しながら、確実に高く売る事ができるおすすめの売却方法です。
プリウスの買取に関するよくある質問

プリウスの買取でよくある質問を記載しております。
廃車や事故車でも買取可能か、ローンが残っていても買取はしてもらえるのか、その手続きはどう進めればいいのか、そもそも下取りと買取ってなんでそんなに価格差がうまれるのでしょうか?
そんなよくある疑問点を分かりやすく解説します。
Q1.廃車や事故車でも買取可能か?
廃車も事故車も買取可能です。しかし、それぞれの専門業者に依頼することをおすすめします。
事故車に関してはプリウスならハイブリッドカーに詳しい専門店に買取を依頼すれば、どの部分が軽傷なのか重傷なのか分かるので、もし軽傷なら他の業者よりも高く売ることができます。
廃車なら廃車専門業者に依頼しましょう。ディーラーに任せてしまうとスクラップにするだけで最悪手数料までとられることがあります。専門業者に頼めば0円ということはまずなさそうです。
Q2.ローンが残っている車の買取も可能か?
ローン中でも車を売ることは可能です。しかし、車を売却するにはいくつか大切なポイントがあります。それは車の名義人です。
本人・家族名義の場合は売却時に必要な書類が揃えば売却できます。しかし、ローンの返済義務は残ったままなので、車はないけど月々の支払いは発生します。ローン会社によっては車両売却金額を残金に充てられるケースもあるので、ローン会社と買取店と相談します。
ディーラー系ローンで車を買ったなら、名義人が販売店や信販会社になっていると思います。これは簡単に言えば勝手に売られないようにディーラーと信販会社が車に担保をかけている状態です。これでは個人の判断では売却できないので、ディーラーに相談する必要があります。
売却金額がローン残債額より高ければ、売却金額がそのままローンの返済に充てられ、車の名義変更が可能になり、本人に名義変更手続きを行い、車を渡せば売却終了です。買取業者によってはこれらすべての手続きを代行してくれます。
売却金額がローン残債額よりも低い場合、売却金額のすべてがローンの返済に充てられ、残った残金を現金で支払うのか、新たに別のローンを組むかで車のローンを完済させます。もし、売却と同時に新しい車を買い替えるなら、残りのローンを新しい車のローンに組み込んで返済する方法もあります。
Q3.下取りと買取の違いは?
下取りはディーラーで新しく車を購入する際に、新車の費用に充てて引き取ってもらう方法です。下取りされた車は状態によって認定中古車として販売されるか、業者オークションに出品されます。業者オークションに出品された場合は利益率が悪いため、下取り金額には期待できないようです。
買取は下取りとは違い、基本的に店舗での販売となるため業者オークションに流れる事は少ないです。車を別の店舗や業者間で取引されるたびに手数料がかかるので、直接買取と直接販売が可能な店舗は、高価買取が可能です。
まとめ

非常に人気のあるハイブリットカー、トヨタプリウスは年式や走行距離に注意しながら、適切な買取業者を選択すれば高く売れる可能性が高く、状態によっては200万円を超えることもあります。
下取りでは損をする確率が高いので、一括査定をすることで買取の手間を減らし、愛車の価値をみてくれる多くの買取業者に出会えます。
数10万円以上の価格差も珍しくないプリウス、高く売るならモデルチェンジが始まる前に動きだすのがおすすめです。
