「消火器を処分したいのだけどどう処分していいのかが全く分からない」
このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
確かに、消火器使用後、消火器の缶をどう処分したらいいのか分からずに困ってしまうのも無理はありません。
中には、消火器を使い切った後、処分の仕方が分からないので、そのまま家に置きっぱなしで邪魔になってしまっているという方もいるでしょう。
そこで今回は、そんな消火器の処分方法を5つ紹介していきます。
- 正しい消火器の処分方法
- 消火器の処分をする際の注意点
- 不用品回収業者を利用するメリット
目次
そもそも消火器の使用期限は何年?
消火器の使用期限は業務用消火器であれば、おおむね10年程度で、住宅用消火器であれば、5年程度です。
基本的には、この使用期限を過ぎた場合すぐに取り換えを行うべきです。
なぜなら、使用期限を過ぎた消火器は破裂による人身事故につながる可能性が有ります。
このことから、使用期限を過ぎた消火器を放置するのは、非常に危険であることが分かりますね。
さらに、2010年の消火器を今現在も設置している場合は、消防法令による罰則の可能性が有ります。
この法令に引っかかってしまった場合、100万円以下の罰金もしくは、1年以下の懲役に問われる可能性が有ります。
これらの理由からもやはり、消火器の使用期限が過ぎたら早めに処分をしていかなくてはなりません。
消火器の正しい処分方法5選の比較一覧表
ここでは、消火器の正しい処分方法を5つ比較した表を作成させていただきました。
その比較表とは以下の通りです。
処分方法 | 即日対応の有無 | 運搬の有無 | 必要な作業 | 処分費の目安 |
買い替える際に引き取ってもらう | 可能 | 運搬の手間あり | 運搬 | 2,000円~ |
消火器の販売代理店や防災・防犯事業者に引き取ってもらう | 可能 | 運搬の手間あり | 運搬 | 2,000円~ |
指定引き取り場に持ち込む | 可能 | 運搬の手間あり | 運搬 | 2,000円~ |
消火器リサイクル推進センターで処分してもらう | 可能 | 運搬の手間あり | 運搬 | 2,000円~ |
不用品回収業者に依頼する | 可能 | 手間なし | なし | 2,000円~+不用品回収業者の利用金 |
正しい消火器の処分方法5選
ここからが本題の、正しい消火器の処分方法の5つです!
その5つの方法とは、以下の通りです。
- 買い替える際に引き取ってもらう
- 消火器の販売代理店や防災・防犯事業者に処分してもらう
- 指定引取所に持ち込む
- 消火器リサイクル推進センターで処分してもらう
- 不用品回収業者に依頼する
以上が、消火器の処分方法5つです。
詳しく1つずつ紹介していきます。
買い替える際に引き取ってもらう
1つ目の方法は買い替える際に引き取ってもらうという方法です。
この方法で処分をするメリットは、買い替えの際に処分ができるので、即日で処分を終わらせることができるということです。
「使用期限を過ぎてしまっていてすぐに処分をしたい!」と考えている方におすすめできます。
デメリットとしては、持ち込んで引き取ってもらう形になるので、利用者の負担が大きいところですね。
小さな消火器ならば問題ない場合もありますが、大きい消火器を引き取ってもらいたいとなると、大きくて重たい消火器を自分で運ばなくてはならないのでかなり大変です。
体力に自信があるという方におすすめできます。
消火器の販売代理店や防災・防犯事業者で処分してもらう
2つ目の方法は消火器の販売代理店や防災・防犯事業者に処分してもらうという方法です。
この方法を行うメリットは、消火器に詳しい専門家に取り扱ってもらうことができるため安心して、処分ができるということです。
デメリットを挙げるならば、先ほどと被ってはしまいますが、持ち込みになるので、利用者に負担が大きいところですね。
重たい消火器を持ち込もうと考えているのならば他の方法を検討して方がいいかもしれません。
ですが、販売代理店が自宅から近かったり、自分の体力に自信がある方にはおすすめできる方法です。
指定引取所に持ち込む
3つ目の方法は、指定引取所に持ち込むという方法です。
この方法を行うメリットとして、全国各地に指定引取所があるので、即日すぐに処分できるというのがあげられます。
この指定引取所は日本に200か所以上設置されていますので、大抵の方ならば、すぐに持ち込み処分ができます。
デメリットとしては、持ち込みなので、運搬の手間があることがあげられます。
消火器も決して運搬が楽なものではないため、このデメリットがあるのは痛いところですね。
ですが、「指定引取所がかなり近く、すぐに運べそう。」という方にはおすすめできる処分方法です。
消火器リサイクル推進センターで処分してもらう
4つ目の方法は、消火器リサイクル推進センターで処分してもらうという方法です。
この方法で処分するメリットは、消火器を再資源化できるちう点です。
名前の通り、リサイクルをしているので、消火器をゴミとして処分するわけではありません。
デメリットとして挙げられるのは、やはり、持ち込みの手間がかかるという点でしょう。
ですが、リサイクル推進センターが自宅から近いなどの理由がある方にはおすすめできます。
不用品回収業者に依頼する
最後の方法は不用品回収業者に依頼するという方法です。
この方法は、不用品回収業者に依頼→見積りをした後に業者が作業→支払いという流れで利用していきます。
したがって、業者に依頼するメリットはかなり多いです。
不用品回収業者に依頼するメリット3選
ここでは、不用品回収業者に依頼するメリットを3つ紹介していきます。
そのメリットは以下の通りです。
- 他の処分方法よりも手間が少ない
- 安全に処分してもらえる
- 重たい消火器を動かす必要がない
1つずつ順番に解説していきます。
他の処分方法よりも手間が少ない
1つ目のメリットとしては、他の処分方法よりもメリットが少ないという点です。
もちろん利用者は依頼をして作業が完了するのをひたすら待つだけなので、かなり楽に消火器を処分してもらえます。
もちろん、回収してくれるものも、消火器だけではなく、家にある不用品ならばなんでも回収してくれます。
消火器だけでなく、他にも処分予定の不用品がある方にもおすすめできます。
安全に処分してもらえる
2つ目のメリットは安全に処分してもらえるという点です。
不用品回収業者はこの道のプロですので、消火器の扱いであろうと間違えることはありません。
消火器の使用期限が切れているものだとしても、正しい取り扱い方で安全に処分してくれます。
「自分の消火器は使用期限が切れていて怖くて運び出せない……」と悩んでいる方にも不用品回収業者はおすすめです。
重たい消火器を動かす必要がない
3つ目の方法は重たい消火器を動かす必要がないという点です。
小さな消火器ならば自分で持ち運べるかもしれませんが、大きい消火器はかなり重たいので、自分で運搬するのはかなり大変です。
ですが、不用品回収業者を利用しているならば、おおきな消火器で重たかろうと、すべて業者がこなしてくれるので、何も問題ありません。
「重たい消火器などを落としてけがをしたくない」など「自分には力がないから消火器の持ち運びなんかできないよ………」と悩んでいつ方にもおすすめできます。
消火器に処分を不用品回収業者に依頼するデメリットがほとんどない
先ほどのメリットに対して不用品回収業者を利用するデメリットはほとんどありません。
強いて言うならば、利用料金がかかるのと、悪質な業者にあたってしまう可能性が有ることでしょう。
「悪質な業者の被害に遭うのは良くないのでは?」と思った方もいるかと思いますが、この点は利用者の口コミ・評判を意識することで回避可能です。
例えば、その業者に対する口コミや評判を見てみたり、などでいい業者か悪い業者かの判断が大体は出来ます。
このように様々な視点から業者を見ることによって悪質業者は回避ができます。
なので悪質業者にあたる可能性はそこまで大きなデメリットには入らないでしょう。
消火器の正しい処分の注意点3つ
ここでは消火器の正しい処分に関する注意点を3つ紹介していきます。
忘れる方も多いですので、この記事の内容をしっかりと頭に入れて下さい。
その注意点は以下の通りです。
- 安全選の確認をする
- 耐用年数の過ぎた消火器に気を付ける
- 消火器用リサイクルシールに有無を確認する
以上の3つになります。
1つずつ順番に解説してきます。
安全栓の確認をする
1つ目は安全栓の確認をすることです。
これに注意する理由は、安全栓が付いていなったり、正しくセットされていなった場合、運搬中に誤噴射を引き起こしてしまう要因になりうるからです。
自分で運搬しているときにそのようなトラブルになったら、車の中は悲惨なことになりますので注意が必要です。
不用品回収業者さんに依頼していた場合だと相手に迷惑をかけてしまうので、この安全栓がしっかりとセットされているか確認しましょう。
耐用年数が過ぎた消火器に気を付ける
2つ目の注意点は、耐用年数が過ぎた消火器には気を付けるという点です。
先ほども触れましたが、消火器の耐用年数は業務用の消火器であれば、10年間、住宅用の消火器であれば、5年間程です。
この年数を過ぎている消火器は消火器の缶が破裂し周囲の人間に危害が及ぶ可能性が有るので、注意が必要になります。
どうしてもこのような破裂が怖いというのならば、不用品回収業者に依頼して任せてしまうのも一つの手です。
消火器用のリサイクルシールの有無を確認する
最後の注意点は、消火器用のリサイクルシールの有無を確認するという点です。
消火器のリサイクルシールは、「購入時に処理費用を払っているという証明になります」つまりは、このリサイクルシールがないだけでリサイクル料を払っていないという判断が下されてしまうわけです。
このようなトラブルを起こすことのないように、しっかりとこのリサイクルシールが貼られているのかどうかという所まで確認して、消火器を処分していく必要があります。
消火器の処分に関するよくある質問
ここでは、消火器の処分に関するよくある質問に回答していきたいと思います。
今回答えていくのは以下の質問です。
- 消防署での引き取りは可能ですか?
- 消火器の中身を処分する必要はある?
この2つの質問に答えていきたいと思います。
消防署での引き取りは可能ですか?
結論から言いますと、不可能です。
現在の消防署のほとんどでは、消火器の処分は行っていません。
ですが、住んでいる地域によってそれは異なる可能性が有るので、自分が住んでいる地域について調べてみる必要があります。
ただし、ほとんどの消防署は消火器の処分には対応していないので、今回紹介した処分方法5つのうちの1つを選び、を実践することをおすすめします。
消火器の中身の処分をする必要はある?
結論から言いますと、その必要はありません。
というか危険なのでおすすめしません。
もし、保管状態が悪く、腐食や傷がある消火器はレバーを引いただけでも破裂する可能性が有ります。
もしそうなったらけがをしてしまう危険性が出てきますよね。
実際に中身を出そうとして人がレバーを引き、破裂したという事故が発生しているので注意してください。
そのような場合は、無理に動かさず、近くにリサイクルセンターがある場合は問い合わせてみましょう。
なんにせよ、自分で中身を出す必要はないということです。
まとめ:消化器の処分は不用品回収業者に安全に処分してもらおう
今回は、消火器の正しい処分の仕方を5つ紹介、その他不用品回収業者に依頼するメリットや、注意点を解説させていただきました。
今回一番おすすめできる処分方法は不用品回収業者に依頼することです。
なぜなら、他の処分方法にはないメリットが多くあり、デメリットが少ないというノーリスクハイリターンと言いう形で処分が実現できるからです。
もちろん、今回紹介した処分方法はすべておすすめできる方法となりますが、自分で運搬をする場合だと「運ぶ際に消火器を自分の足に落としてしまいそうでとても怖い」と感じていたりする方も多いでしょう。
不用品回収業者ならばその作業をすべて任せることができる為おすすめです。
今回の記事の情報にしっかりと目を通し、自分が納得のいく、安全な消火器の処分を行っていって下さい。