この記事では、段ボールを回収してもらう方法を解説します。
「家にたまった段ボールは、どうやって処分したらいいのかな」と処分に困っている方もいると思います。
今回は段ボールの処分にお困りの方に向けて、段ボールの正しいゴミの分別や、処分方法、無料回収ボックスについて解説していきます。
段ボールの処分はどのような方法を利用するかによって、かかる手間や費用が違ってきます。この記事を読んで、自分に合った方法を選ぶ際の参考にしてみてください。
- 段ボールの処分の仕方
- 段ボールを無料回収してもらう方法4選
- 段ボールの無料回収ボックスを利用する方法
- 段ボール回収に関するよくある質問
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目次
そもそも段ボールはどうやって処分する?
段ボールは身近なものですが、正しいゴミの区分や処分の方法は意外に知られていません。
最初に、段ボールのゴミの区分について見ていきましょう。
- 段ボールは通常のゴミで処分できない
- 段ボールはリサイクル可能
- 段ボールを不法投棄するとどうなるか
上記3点に絞って解説していきます。
段ボールは通常のゴミで処分できない
段ボールは、資源ゴミとして扱われるため通常の燃えるゴミとして処分できません。
段ボールは紙でできているので、原料は木材に由来します。木材は限りある資源です。ですから、段ボールは容器包装リサイクル法によって、リサイクル対象に定められています。
参考:環境省_容器包装リサイクル法とは (env.go.jp)
段ボールはリサイクル可能
段ボールの素材は紙なので、再生できる品目としてリサイクルできます。
段ボールはリサイクルの方法が確立されているので、リサイクル率は100%近くを誇っています。
段ボールの原料である天然由来の木材繊維は、水だけで繊維状に戻るため二酸化炭素を排出せずに済みます。そのため、リサイクルの工程で環境に負荷をかけません。
段ボールのリサイクルは森林伐採や地球温暖化などの環境問題の改善に役立っています。
段ボールを不法投棄するとどうなるか
段ボールを、資源ゴミとして処分することは法律により定められています。正しい方法以外で段ボールを捨てると不法投棄にあたるので、法律違反です。
段ボールの不法投棄は環境破壊にもつながるので、正しい方法で処分しましょう。
段ボールを無料回収してもらう方法3選
段ボールの処分が無料でできる方法は3つあります。
- 自治体に依頼して処分してもらう
- 引っ越し業者に依頼して処分してもらう
- 古紙回収業者や不用品回収業者に依頼して処分してもらう
自治体に依頼して処分してもらう
段ボールは資源ゴミの区分で自治体に回収してもらうことが可能です。
段ボールは、ほぼ全ての自治体(99.2%)で無料回収されています。段ボールの原料は、天然の木材繊維なのでリサイクルが可能です。
自治体で処分してもらう際のポイント
段ボールを自治体の資源ゴミとして処分する際には以下のことに気を付けましょう。
- 段ボールの回収日にあたる、資源ゴミの指定日を守る
- 段ボールを捨てるときは、自治体のルールを守る
- 大量の段ボールを処分したいときは、無断で一度に捨てない
自治体によって資源ゴミの回収日が異なります。
地域によっては、雨の日には段ボールを回収しない自治体もあります。
また、段ボールにガムテープや留め金具が残っているとリサイクルの妨げになるので回収してくれません。
同様の理由で、段ボールに油がしみ込んでいたり、ひどく汚れていたりすると、回収しない場合もあるので、自治体のお知らせや公式サイトで確認しておくとよいでしょう。
加えて、ゴミ収集業者の一度に回収できる容量には限度があります。一度に大量の段ボールを捨てる場合には、あらかじめ自治体や回収業者に連絡が必要です。
引っ越し業者に依頼して処分してもらう
段ボールは多くの引っ越し業者に無料で回収してもらえます。
段ボールが大量発生して処分に困る状況として引っ越しの後がありますが、業者に回収してもらえることが多いので確認してみましょう。
引越し業者の段ボール回収サービスについて表にまとめたので、参考にしてみて下さい。
業者名 | 段ボールの無料回収サービス |
アーク引越センター | 引っ越し後に無料で回収。 無料提供の自社製以外の段ボールも回収。(一部エリアでは対象外のため、契約の際に確認が必要) |
アート引越センター | 引っ越し後に無料で回収。(引っ越し後3ケ月以内に1回限り) 引っ越し後3ケ月以内以降は有料で回収。 |
ハート引越センター | 引っ越し後無料で回収。(1回目のみ) 2回目以降有料で回収。 |
日本通運 | 引っ越し後に無料で回収。(見積もり時に予約が必要) パックによって段ボール回収が1回のみ無料で回収。それ以外は有料。 単身パック当日便は作業終了後1ヶ月以内、その他の引っ越しパックは3ヶ月以内のみ回収可能。 |
クロネコヤマト | 「引越しらくらくタイムリーサービス」「建替引越パック」を利用の場合のみ無料で回収。 「単身引越サービス」利用の場合、回収料金が3,300円(税込) |
段ボールの有料回収サービス | |
サカイ引越センター | 引っ越し後に回収してほしい場合は料金3,300円(税込) ただし、3月半ば~4月半ばまで繁忙期のため回収不可。 |
アリさんマークの引越社 | 引っ越し後に回収してほしい場合は料金1,100円(税込) 自社の段ボール以外も回収可能。(見積もり時の交渉によっては無料の可能性あり) |
手続きの必要性など、詳細を知りたい方は業者のトップページから確認してみましょう。
引っ越し業者に依頼して処分してもらう際のポイント
引っ越し業者によって、サービスの内容が異なるので利用の際は、事前に調べておきましょう。
- 引っ越し後に無料で回収してもらえる期間や回数
- 引っ越し先が、段ボールの引き取りサービスの対象エリアか
- 段ボールを回収してくれない時期はあるのか(3月半ば~4月半ばなど)
- 段ボール回収の際、自社の段ボール以外も回収してくれるのか
見積もり時の交渉によっては、柔軟に対応してもらえる可能性があるので、必ず事前に相談することをおすすめします。
古紙回収業者や不用品回収業者に依頼して処分してもらう
使用済みの段ボールは、回収業者やリサイクル業者で無料回収してくれます。
以下の業者で回収が可能です。
- 不用品回収業者
- 古紙回収業者
- リサイクル業者
業者によってサービス内容が異なりますが、本や雑誌、新聞紙などの紙類も同時に回収してもらえる業者もあります。
また、24時間対応や持ち込み可能な業者もあるので問い合わせてみるとよいでしょう。
古紙回収業者や不用品回収業者に依頼して処分してもらう際のポイント
業者によっては、段ボールの無料回収と言っておきながら、回収後に高額な料金を請求してくるケースがあります。また、無許可で違法に回収しているところもあります。
段ボールの処分を回収業者にお願いする際には、以下のポイントに注意しましょう。
- 業者の対応がしっかりしているか
- 見積り時の金額が適正か
- 廃棄物収集運搬の許可を得ているか
見積り時の金額が適正かどうかを知るためには、他の業者にも同じ条件で見積をとって比較してみることをおすすめします。
廃棄物収集運搬の許可の有無は、業者のホームページ等で確認してみるとよいでしょう。
確認ができない場合は、環境省のホームページで調べる方法もあります。
慎重に回収業者を選び、不要なトラブルを避けましょう。
段ボールの無料回収ボックスを利用する方法もある
段ボールを無料で処分する方法として、リサイクルステーションやエコボックスを利用する方法もあります。
多くの地域ではリサイクル推進を目的としたエコボックスを設置しているので気軽に利用できます。
エコボックスは費用がかからず、施設によっては資源ゴミの量に応じて、ポイントが貯まるなどのメリットがあるのでおすすめです。
リサイクルステーション・エコボックスを設置している施設の例
スーパーマーケット名 | 回収ボックスの名前 | 備考 |
イオン | リサイクルステーション | 1kgごとに1WAONポイント |
イトーヨーカドー | リサイクルステーション | 1kgごとに10ポイント、500ポイントで50nanacoポイントに交換 |
ドラッグユタカ | 資源回収BOX | 資源ゴミの量に応じてTポイントと交換 |
ヤオコー | リサイクルステーション | 1kgごとに1ポイント(ヤオコーポイント) |
オークワ | ecoひろばエコ・エコぽす。 | 1kgごとに10エコポイント 2,000ポイントで200円分のお買い物券と交換 |
カスミ | リサイクルステーション | 1kgごとに1ポイント(古紙リサイクルポイントカードに加算)リサイクルポイントは100ポイントで100円のお買物券と交換 |
店舗によってはわざわざ持ち込んでも、1㎏以下ではポイントに反映されない場合があるので気を付けましょう。
スーパーマーケットによっては設置していない店舗もあるので、不安な方は住まいの近くの店舗に電話で問い合わせてみるとよいでしょう。
段ボール回収に関するよくある質問
ここでは、段ボール回収についてよくある質問を説明していきます。
- 段ボールを買取してくれる業者はある?
- 段ボールは燃えるゴミで回収してもらえる?
- 段ボール回収はガムテープや伝票のシールが付いたままでも大丈夫?
それぞれ解説していきます。
段ボールを買取してくれる業者はある?
段ボールを買取ってくれる回収業者はあります。
段ボールの買取額は一枚当たり数円程度なのが一般的です。ただし、段ボールの買取りには業者によって、それぞれ最低重量の決まりがあります。
現実的には、個人の引っ越しレベルの段ボールの量では、単品で回収を依頼しても引き受けてくれない業者はほとんどです。
引っ越しでいらなくなった家具や家電製品などと一緒に買取りしてもらうイメージでいるとよいでしょう。
段ボールは燃えるゴミで回収してもらえる?
汚れた段ボールや細かくなった段ボールは燃えるゴミで捨てることが可能です。
段ボール回収はガムテープや伝票のシールが付いたままでも大丈夫?
段ボールを回収してもらうときは、ガムテープや伝票のシールを必ず剥がしておきましょう。
段ボールにガムテープなどの異素材がついたままだと、資源としてリサイクルする際に邪魔になってしまいます。
また、住所や電話番号などが記載された伝票を付けたまま回収されてしまうと、個人情報が流出してしまう恐れがあります。
環境問題やプライバシー保護のためにダンボールについたガムテープや伝票などは必ず剥がすようにしましょう。
段ボールはなるべく早めに無料で回収してもらおう
この記事では、段ボールを無料で回収する方法について解説しました。
段ボールは、自治体や近くの大型スーパー、引っ越し業者、不用品回収業者など無料で回収してもらう方法が多岐にわたります。
段ボールが古くなったり汚れたりすると、無料で回収してもらえなくなるケースもあるので注意しましょう。
また、段ボールのすき間には害虫が住みつきやすいので、衛生面でも早めの回収をおすすめします。
多くの引越し業者では、引越しするのと同時に段ボールも回収してくれます。段ボールを無料で回収してくれる業者もあるので、自分の状況に合った回収方法を選ぶとよいですね。
段ボールは、大事な資源です。トラブルのないように気をつけて早めに回収してもらいましょう。