2025/09/15に、千葉県習志野市にお住みの女性のお客様からVeuve Clicquot イエロー シャンパン 750mlを4,900円でお買取をさせて頂きました。

このたびは大切なヴーヴクリコ イエローを津田沼店へお持ち込みいただき、誠にありがとうございます。津田沼は学生の街としての活気がありながら、少し歩けば静かな住宅地が広がる、千葉県内でも特にバランスの良いエリアです。昔から地元に住み続けているご家庭も多く、お酒を丁寧に扱う文化が根付いていると日々の査定を通じて強く感じています。シャンパンを贈られる機会も多い地域で、ヴーヴクリコ イエローはその華やかな雰囲気から特に人気が高く、未開栓のまま飾るように保管されているケースが非常に多いのが特徴です。

今回お持ち込みいただいたヴーヴクリコ イエローは、ラベルの鮮やかな黄色が見事に保たれており、光の影響をほとんど受けていない大変魅力的な状態でした。ヴーヴクリコのラベルは紫外線や室内光の影響を受けやすく、時間が経つと淡くなったり、紙質に波打ちが出ることがあります。しかし、今回のボトルはそのような兆候がまったく見られず、色味・質感ともに理想に近い美しさを維持していました。キャップ部分にも変色やサビがなく、ボトルのガラス表面にも手触りから分かる丁寧な扱いが見られ、拝見した瞬間から「大切に保管されてきた一本だ」と確信できました。

お客様のお話によると、職場の送別会でいただいたものの、ご自宅ではシャンパンを開ける機会が少ないため飾ったままにしていたとのことでした。津田沼は単身の方やファミリー層も多く、それぞれの生活スタイルの中に“特別な一本が眠っている”ことが多くあります。今回のように“贈られたものだからこそ状態が良い”ケースが多く、そうした背景に触れるたび、お品物が単なる嗜好品としてではなく、思い出の詰まった品として扱われてきたことを感じ、査定する側としても自然と丁寧になります。

津田沼のお客様は、都内の相場を調べたうえでご来店される方が多く、「東京方面の買取と比べてどのくらいの差があるのか」「津田沼の市場は安定しているのか」といった質問をいただくこともあります。確かに新宿や銀座などは高級シャンパンの動きが速く、市場も活発ですが、津田沼は“保管状態の良い品が集まりやすいエリア”であるという強みがあります。そのため、状態の良さを重視する査定では、むしろ津田沼の方が金額的に恵まれるケースも珍しくありません。今回はまさにその代表例といえる美しいコンディションで、査定員としても積極的に評価をつけられる一本でした。

査定では、ボトルの表面やラベルの状態だけでなく、液面の高さ、底面の透明度、化粧箱の保管状況まで、細かいポイントを一つひとつ丁寧に確認させていただきました。お客様にも査定プロセスをご説明しつつ見ていただくことで、「こんなに細かく見てくれるんですね」「預けても安心だと感じました」とのお言葉をいただき、私としても非常に嬉しく感じました。

津田沼は、華やかな夜の街ほどの賑わいはないものの、飲み方に上品なこだわりを持つ方が多く、シャンパンを大切に扱う文化がしっかり根付いています。そのため、今回のように外観・品質ともに理想的な状態のヴーヴクリコ イエローは、市場でも大変価値のある一本です。大切なお品をお持ち込みいただき、心より感謝申し上げます。また何かお酒に関するご相談がございましたら、いつでもお気軽にご来店ください。