2025/11/26に、大阪府大阪市にお住みの男性のお客様から2001　DRC　エシェゾーを250,000円でお買取をさせて頂きました。

このたびは、数ある買取店のなかから、なんばの当店に「DRC エシェゾー」をお持ち込みいただき、ご来店くださいまして誠にありがとうございます。御堂筋や道頓堀の賑わいとともに、多くの人が行き交うなんばの街で、ブルゴーニュを代表する特級ワインを直接お預かりできる機会に恵まれたことに、スタッフ一同、重ねて感謝申し上げます。

“エシェゾー”という名を聞くと、私はいつも、フランス・ブルゴーニュ地方、石灰質豊かな険しい斜面に広がる葡萄畑、風土の厳しさと葡萄への細やかな手入れ、そして長年の年月を経て醸されたワインの奥深い味わいを思い描きます。そして、もしそれが名門によるエシェゾーであれば、その一本にはさらに格別な“物語”が宿っていると感じるのです。

今回ご来店くださったお客様は、購入後すぐに開栓せず、ご自宅のセラーでじっくりと保管されてこられたとのことで、その想いと時間がこのワインに込められてきたことをお伺いし、大変尊く感じました。実際に拝見させていただいたボトルには、年月を経た落ち着きとともに、誠実な保存の跡がありました。ラベルの印字は鮮明で剥がれや破れ、著しい汚れはなく、キャップ・コルクにも劣化の兆しは認められず、密閉性も良好。液面の高さも適正で、過剰な液減りは見受けられませんでした。ワインの“気配”──年月を経て育った重厚さと、これからの可能性を感じさせる静けさが、ボトル全体に宿っておりました。

なんばという街は、流行と多様な価値観が混在し、また、ワインやグルメに関心を持つ人々も多く訪れます。この一本が、次のオーナーのもとで再び人生の大切な瞬間に寄り添い、時とともに味わいや価値を深めていく――そんな未来を想像すると、私たちも心が躍ります。お客様のワインに込められた時間と思い出、そしてこれからの可能性を、私たちは真摯に見つめ、次の方へつなぐ“架け橋”となることをお約束いたします。