2025/11/26に、東京都豊島区にお住みの男性のお客様からDRC モンラッシェ 2000 750ml 13.5% フランス 白を650,000円でお買取をさせて頂きました。

このたびは、数ある買取店のなかから池袋の当店にDRC モンラッシェをご持参いただき、ご来店くださり誠にありがとうございます。東京の副都心にあたる池袋という街で、世界屈指の白ワインをお預かりできるご縁に、私どもスタッフ一同、深く感謝するとともに、その重みをあらためてかみしめております。

“モンラッシェ”という名を耳にするだけで、私はフランス・ブルゴーニュ地方、コート・ド・ボーヌ地区――シャサーニュ・モンラッシェ村やピュリニー・モンラッシェ村にまたがる特級畑の石灰質主体の土壌、斜面、気候、そして葡萄と造り手の歴史――を思い浮かべます。白ワインの最高峰とされるこの畑の葡萄から、名門Domaine de la Romanée‑Conti（DRC）が限られた量だけを醸造し、年月をかけて熟成させたモンラッシェは、単なるワインの域を超え、土地と時間と人の手が詰まった“芸術品”のような存在だと私は感じています。そんな極めて希少で尊い一本を、今回お持ち込みいただけたことに、心からの敬意を抱きました。

実際に拝見させていただいたボトルには、年月を重ねた落ち着きが感じられる一方で、驚くほど良好な保存状態が保たれておりました。ラベルの印字や貼り付けに破れや剥がれ、シワや著しい変色などはなく、きれいな状態が維持されていました。キャップおよびコルクも安定しており、密閉性に不安はなく、液面の高さ（ワイン残量）にも大きな減少は見られませんでした。瓶のガラスも透明感と光沢を保っており、目立つ曇りや傷みはありません。このような状態を拝見したとき、「大切に、丁寧に保管されてきたワイン」だと、私どもは確信いたしました。

池袋というエリアは、都心に近くアクセスが良いため、さまざまな層の方が行き交う街です。ワインへの関心を持つ方、コレクター、レストラン関係者、あるいはこれからワインを学ぼうとする方――多様なお客様との接点が見込めます。この一本が新たなオーナーのもとで再び輝き、新しい記憶や時間を紡ぐ可能性を思うと、私どもも胸が高鳴ります。お客様の大切な１本に宿る「過去」「現在」、そして「未来」を尊重し、次の方につなぐ“架け橋”として、誠実に買取を進めさせていただきます。どうぞ安心してご売却やご相談にお越しください。