DRCヴォーヌロマネ 買取 新宿 |DRC ヴォーヌ ロマネ 1erクリュ キュヴェ デュヴォー ブロシェ 2021年 赤を 高価買取しました。
2025/11/28に、東京都新宿区にお住みの男性のお客様からDRC ヴォーヌ ロマネ 1erクリュ キュヴェ デュヴォー ブロシェ 2021年 赤を280,000円でお買取をさせて頂きました。
この度は、当店・新宿店へDRCヴォーヌ・ロマネをお持ち込みいただき、誠にありがとうございます。新宿という街は、日本でも屈指の多様性を持ち、ビジネスとカルチャーが日々混じり合いながら新しい表情を生み出し続けています。昼と夜で雰囲気ががらりと変わり、静けさと喧騒が絶え間なく入れ替わる場所ですが、そんな中でも“本質を見抜く目”を持つ方が多く、ワインに対しても非常に敏感で、確かな審美眼をお持ちの方に数多く出会います。
今回お持ち込みいただいたヴォーヌ・ロマネをカウンターに置かれた瞬間、その佇まいには“控えめなのに確かな存在感”が宿っており、新宿という街の多層的な空気との調和を感じました。お客様が「仕事の節目で、自分に一本だけ良いものをと思って購入したんです」と話してくださり、忙しさの中にも自分を律する静かな時間を持っていらっしゃることが伝わってきました。新宿という場所で起きる日々の変化と、この一本に託された想いが自然と重なり、心に残る瞬間でした。
ボトルを拝見すると、ラベルの紙質にはピンとした張りがあり、湿度による波打ちも退色も見られず、キャップシールには艶の均一さが残っており、ガラス表面の透明感も損なわれていない、とても丁寧な状態でした。新宿は環境がダイナミックに移り変わる場所ではありますが、ご自宅は静けさが保たれた空間を選ぶ方が多く、今回の一本も“日常の中で大切に守られてきた”ことがよく伝わってきました。
査定の際、お客様は「タイミングを逃してしまって。でも、いつか開けるだろうと思いながら置いていたんです」と穏やかな表情で話してくださいました。その言葉に、忙しい生活の中でもワインを丁寧に扱う姿勢がにじんでおり、今回の美しい状態に自然と納得がいきました。新宿のお客様は、暮らしにスピード感がありながらも、“大切にすべきものは手放さない”という芯のある価値観をお持ちの方が多く、その感覚がワインのコンディションにもしっかり表れていることがよくあります。
DRCヴォーヌ・ロマネは、リシュブールやラ・ターシュのような圧倒的な存在感とは少し趣が異なり、より“しなやかで上品なニュアンス”が魅力です。華美さではなく、細やかな香りや奥行きのある味わいで静かに語りかけてくるワインで、その柔らかく包み込むような表情は、新宿の多層的な街並みにも通じる部分があると感じます。光を当てて液面を確認したときの穏やかなライン、キャップの張りの良さ、ラベルの佇まいなど、すべてが丁寧に積み重ねられた時間の証として美しくそこにありました。
このように大切に保管されてきた一本を新宿店にお持ち込みいただきましたこと、心から感謝申し上げます。
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買取日
2025/11/28
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買取店舗
新宿本社
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アイテム名詳細
DRC ヴォーヌ ロマネ 1erクリュ キュヴェ デュヴォー ブロシェ 2021年 赤
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状態ランク
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買取方法
店頭買取
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製造者
DRC
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原産国
フランス
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種類
ワイン
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アルコール度数
13.5%
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容量
750ml
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買取価格
280000円
今回の査定ポイント
ヴィンテージの評価と市場動向
ヴォーヌ・ロマネの査定においてまず重要なのは、そのヴィンテージがどの熟成段階にあり、世界的に現在どの評価を受けているかを立体的に把握することです。同じDRCの中でも、ヴォーヌ・ロマネは“繊細な香りと優雅な広がり”で評価される銘柄であり、年によって香りの層の厚さや果実味の構造が変わるため、熟成の進み方にも個性が表れます。新宿のお客様は、ワインを「味わいの完成度」と「資産価値」の両軸で見られる方が多いため、香りと味わいのバランスが程よく整ったヴィンテージは特に高い評価に結びつきます。世界のオークション動向、専門誌の挙動、愛好家市場の反応などを多角的に参照し、現時点で最も適切な価値を見極めます。
ラベルとキャップの状態
新宿という地域特性上、ワインの保管環境はお客様によって大きく異なりますが、その違いがラベルやキャップの状態に明確に現れます。ラベルの紙質が張りを保っているか、角が浮いていないか、発色が自然であるか、擦れや棚傷がないかを丁寧に確認します。キャップシールについても、艶の均一さ、素材の縮みや歪みの有無、表面の滑らかさ、小さな傷の痕跡などを観察し、保管時の温湿度管理の質を読み解きます。ヴォーヌ・ロマネのような繊細な銘柄では、外観の美しさはそのまま市場評価に直結し、慎重な見極めが求められます。
液面の高さ(フィルレベル)
液面の高さは、熟成ワインの内部状態を測るうえで最も重要な要素のひとつです。自然蒸発による軽度の低下は許容されますが、肩より明らかに下がっている液面は、コルクの密閉性が弱まっている可能性があるため注意深い判断が必要です。査定では、光に透かして液面の位置を正確に見極め、液体の透明度、沈殿物の状態、色調の落ち着き、ボトルを揺らした際の波の戻り方などを総合的に観察します。新宿は四季の温度差がそれなりに大きい地域であるため、この液面が健全に維持されている個体は、適切に管理されてきた価値ある一本として高く評価されます。
DRC特有のボトル造りと個体差
DRCヴォーヌ・ロマネには、正規品特有の造り込みが細部にまで施されており、ガラスの厚み、底部の造形、エンボスの深さ、ラベルの紙質や貼り位置など、多くの要素に一貫性があります。市場には模造品も流通しているため、これらの特徴を丁寧に照らし合わせ、正規流通品であることを一点ずつ確認する工程は欠かせません。さらに、ヴォーヌ・ロマネはリシュブールやロマネ・サンヴィヴァンに比べてロットによる個体差がやや大きく、自然であるべき個性が正しく表れているかも評価の鍵になります。造りの正確性は、そのまま市場価値の信頼性を支える重要なポイントです。
保管環境の整合性とワインの状態
新宿エリアは、タワーマンション、ビル内住居、戸建てなど住環境の幅が非常に広いため、保管背景はお客様ごとに大きく異なります。査定では、ワインセラーの使用の有無、家庭内でどのような場所に保管されていたか、温度や湿度の管理がどれほど徹底されていたか、引っ越しや移動があったかなどを丁寧に伺い、実際の状態と照らし合わせます。説明と状態が自然に一致している場合、そのワインは長い年月にわたり誠実に扱われてきた証として高い評価となります。ヴォーヌ・ロマネのように繊細な銘柄では、この“背景と状態の整合性”が価値を決定づける大きな要素となります。
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