2025/11/29に、大阪府大阪市にお住みの女性のお客様からサントリー 山崎 25年 シングルモルト 旧ボトル 700ml 43％ 箱 冊子 ジャパニーズを870,000円でお買取をさせて頂きました。

この度は「山崎25年」の査定をご検討いただき、誠にありがとうございます。なんばは大阪の中心地として、日々多くの人が行き交う活気に満ちた街です。観光客、ビジネスパーソン、地元の方が入り混じり、それぞれが自分のスタイルでこの街を楽しんでいるのが印象的で、独特のエネルギーが街全体にあふれています。その一方で、古くから商人の街として栄えてきた背景もあり、「良いものをしっかり見極めて大切にする」という感性が根づいているのも、なんばらしさだと感じます。

先日も、なんばで長年お店を営んでこられたという男性が、「節目のたびに一本だけ良いウイスキーを買う習慣があってね」と、山崎25年をお持ち込みくださいました。箱の扱い、ボトルを引き出す時の手つき、その全てに“商いで磨かれた眼差し”が感じられ、長い年月をかけてこの一本を守ってきたことが伝わってきました。また、「値段よりも、どんな評価になるか知りたいねん」と、なんばのお客様らしい率直で明るい言葉が添えられ、その飾らない人柄にこちらも自然と笑顔になりました。

山崎25年は、山崎蒸溜所が誇る長期熟成シェリー樽原酒を中心に構成された特別なウイスキーで、熟成によって深まった色味、黒い果実やチョコレートのような濃厚さ、そして圧倒的な余韻の長さが世界的に評価されています。特に25年という熟成年数は、ただ時間が経てばよいというものではなく、樽と原酒が調和しながら変化していく過程が極めて重要で、一本ごとの個体差まで含めて希少価値が決まります。そのため、保管環境や外観のわずかな違いが、そのまま市場価格に反映される繊細な一本でもあります。

なんばのお客様は、普段からお酒に触れる機会が多いためか、ウイスキーの扱いが驚くほど丁寧です。自宅にセラーを持っている方もいれば、温度の安定した収納棚を使い、家族にも触れさせないほど大切に保管している方もいらっしゃいます。活気ある街でありながら、お酒に対しては非常に繊細で、一本を大切にする文化がしっかり根づいていることを日々実感します。

査定では、液面レベル、外観、ラベル、キャップの状態、付属品、それぞれを丁寧に確認しながら進めますが、なんばのお客様は説明への理解が早く、査定理由への質問も前向きで、会話そのものが楽しい時間になることが多いです。「なるほどな、それやったら納得できるわ」と笑顔でおっしゃるその瞬間、なんばという街の親しみやすさと明るい気質を強く感じます。

もし、ご自宅に大切に眠らせている山崎25年がある方、価値を確かめてみたいという方、売却を迷っているという方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽に店頭へお持ち込みください。一本に込められた思いと時間に敬意を払いながら、誠実で納得いただける査定額をご提示いたします。