2025/11/30に、兵庫県神戸市にお住みの男性のお客様からサントリー 山崎 18年 シングルモルト 700ml 43% 箱付きを85,000円でお買取をさせて頂きました。

この度は「山崎18年」の査定をご検討いただき、誠にありがとうございます。神戸六甲道は、山の緑と海の爽やかな空気がちょうどよく交わる、独特の心地よさを持つ街です。都心部の華やかさよりも落ち着いた上品さが漂い、暮らしの中に自然体の洗練が息づいている場所だと日々感じています。六甲山の静けさと、神戸港がもたらす開放的な空気、その両方を楽しむ暮らしが、この街の価値観をつくっているのでしょう。

先日も、六甲道で長くお住まいの男性が、「大切にしてたんですが、家族と相談して手放すことにしました」と静かに山崎18年をお持ち込みくださいました。箱を開ける手元からは、慌てず急がず、長く物と向き合ってきた経験がにじみ、そのひとつひとつの動作に六甲道らしい落ち着きが表れていました。「六甲道の空気に合いそうだと思って買ったんですよ」と穏やかに話され、その言葉に思わず深くうなずいてしまうほど、この街は“上質な一本を飾らずに楽しむ”という価値観がよく似合います。

山崎18年は、日本のシングルモルトを語る上で欠かせない存在で、18年熟成の重厚感と複雑な香味の調和が高く評価されている一本です。シェリー樽由来の甘味、深いコク、果実のような芳香、樽の落ち着いたウッド感、そしてゆったりと続く優雅な余韻。そのすべてが18年という時の積み重ねによって生まれるもので、国内外の愛好家の心を惹きつけ続けています。

しかし、山崎18年の価値は“18年”という数字だけでは決まりません。液面の高さやラベルの状態、キャップの締まり具合、外箱の保存状態、付属品の有無など、細部に宿る個体差が査定額に大きな影響を与えます。六甲道のお客様は物選びに落ち着いたセンスがあり、「暗い棚に置いていました」「温度差が出ないよう気を付けていました」と保管への意識も自然と高いため、状態の整った美しい個体に出会うことが非常に多い地域です。

査定中の会話でも、六甲道のお客様は穏やかで、こちらの説明を静かに受け止めてくださる方が多く、「そういう理由で価値が決まるんですね」と柔らかく納得される姿が印象的です。神戸独特の“ゆるやかな上質さ”が会話の中にも感じられ、査定の時間がどこか落ち着いた豊かさを帯びるのも、この地域ならではかもしれません。

もし神戸六甲道で丁寧に保管されてきた山崎18年があり、その価値を知りたい、売却を検討してみたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひ店頭へお持ち込みください。一点一点が過ごしてきた時間とお客様の思いを丁寧に受け止め、誠実で納得いただける査定額をご提示いたします。