2025/11/30に、東京都八王子市にお住みの男性のお客様からウイスキーサントリー 山崎 10年 ピュアモルト グリーンラベル 700ml 40%を32,000円でお買取をさせて頂きました。

この度は「山崎10年」の査定をご検討いただき、誠にありがとうございます。八王子といえば、高尾山をはじめとした自然が身近にある街で、東京都心にはない穏やかな空気が流れる地域です。大規模な商業施設もありながら、住宅街は落ち着いており、人々の暮らしぶりにはどこか“丁寧で静かな誠実さ”が感じられます。派手に主張することはなく、しかし物を大切に扱う気質が強く、査定にお越しくださるお客様にもその雰囲気がよく表れています。

先日も、八王子でご家族と暮らされているという男性がお持ち込みくださり、「だいぶ前に買った山崎10年があるんですが、開けずにずっと棚に置いたままで……」と少し照れくさそうに話されながらボトルを差し出されました。外箱は角が綺麗に保たれており、表面の質感も当時のまま。ボトルの透明感も損なわれておらず、長期間保管されていたとは思えないほどの美しい状態でした。「明るい場所に置くのは良くないと思って、書斎の暗い棚にしまったままにしていました」とお話しされ、その控えめな気遣いに八王子らしい優しさと真面目な生活の姿勢が感じられました。

山崎10年はすでに終売となっている希少なウイスキーで、現在では入手が難しく、国内外のコレクターから強い需要があります。熟成10年という比較的若い構成ながら、山崎らしい繊細な果実味、柔らかいウッディな香り、穏やかな甘みが調和しており、現行ラインナップにはない“素朴で品のある個性”を備えています。昔のジャパニーズウイスキーの魅力をそのまま閉じ込めたような一本で、多くの愛好家にとって特別な存在となっています。

八王子のお客様は、ものを大切に扱う方が多く、いただき物や記念として購入したボトルを「飲むタイミングがなくてそのままにしていた」と話されることがよくあります。決して派手に語られることはありませんが、生活そのものに丁寧さが根づいていて、結果的に一本一本が非常に良好な状態で保管されているのが特徴です。その落ち着いた日常の積み重ねが、希少ボトルの価値をさらに引き出していると言える地域です。

査定時の会話でも、八王子らしい穏やかさが印象的です。「どんなところを見て値段がつくんでしょうか」「こういう古いものでも大丈夫でしょうか」と、控えめながら真剣な質問が多く、こちらの説明にも静かに耳を傾けてくださいます。無理に急かすようなこともなく、丁寧に理解しようとする姿勢が伝わり、とても落ち着いた査定時間になるのが八王子のお客様の共通点です。

もし八王子で山崎10年を大切に保管されてきた方がいらっしゃいましたら、売却を迷っている段階であってもまずは査定だけでも大歓迎です。希少ボトルである山崎10年は状態によって価値が大きく変わります。一本が過ごしてきた年月と、お客様が注いできた丁寧な心遣いをしっかり受け止め、今の市場価値を的確にお伝えいたします。