鶴齢の買取

鶴齢 参考買取価格

鶴齢とは？由来と概要

瑞々しい口当たりと華やかな香り、シャープな旨口が魅力の鶴齢。熱燗で飲むと芳醇な香りが花開くと共に、豊かな味わいがさらに深まります。

鶴齢の製造元である青木酒造は、漁業と日本一の銘米・コシヒカリの産地として名高い新潟県南魚沼市塩沢にあります。創業は1717年、南魚沼市でも最古の歴史を誇る老舗酒造です。

南魚沼市は国内有数の豪雪地帯で、例年でも3m、年によっては6mまで雪が降り積もることもあり、冬になると町の至る所が雪壁で覆われます。

盆地であるために昼夜の寒暖差も大きく、夜間に一気に雪が降り積もる南魚沼市では、家の敷地の裏に「雪室」と言われる貯蔵庫を作り野菜や肉を保存している風景も見られます。

南魚沼市は、日本一の銘米と雪がもたらした清浄な水に恵まれていることから、古くより多くの酒蔵が軒を連ねている地です。

鶴齢という銘柄は、江戸時代の随筆家・鈴木牧之氏が、鶴のような長寿を願い鶴齢と付けました。鈴木牧之氏には青木酒造七代目を継承している次男がいるため、青木酒造とは親戚関係というつながりから依頼されています。

青木酒造は資本主義の父と称される渋沢栄一氏とも交流があり、現在も青木酒造の蔵元には渋沢栄一氏が記した手紙や贈答書簡が所蔵され、近年では秋篠宮殿下夫妻が青木酒造を訪問されたこともありました。

現在は12代目の青木貴史氏が、青木酒造の舵を取っています。青木貴史氏は、1990年代後半に無濾過生原酒という新たなジャンルの日本酒を誕生させた人物です。無濾過原酒は独特の旨味があり、青木氏自らもその味を確信していたことから発売に踏み切りました。

しかし、リリース当初、無濾過原酒は「中途半端な酒」という印象を持たれ、周囲からバッシングを受けてしまいます。批判の声に屈することなく無濾過原酒を造り続けているうちに、他の蔵元も追随し無濾過原酒を発売。一躍無濾過原酒が注目され、「鶴齢と言えば無濾過原酒」と称されるようになりました。

2020年には、フランスで行われた日本酒の品評会「KURA MASTER」で鶴齢 純米大吟醸 東条産山田錦37%が金賞を受賞。51名のトップソムリエが集結し、824銘柄から見事に純米大吟醸酒部門でトップを獲得したのです。

米作りの和、蔵の和、酒販店の和、飲み手の和。青木酒造は、苦しい時も共に助け合う「和合の精神」を基本に、雪国ならではの恵みと越後杜氏の伝統を継承し酒造りを行っています。

鶴齢の特徴・味

鶴齢などの新潟で誕生した日本酒は、発酵が穏やかな冬場に仕込みを行うため淡麗ですっきりとした味に仕上がります。鶴齢は新潟ならではの味わいにプラスして、米本来の風味やコクが愉しめる日本酒です。

鶴齢 純米大吟醸 山田錦37％精米は、クリアで澄み切った口当たりとエレガントな香り、優しい味わいが豊かに広がります。鶴齢 純米大吟醸は、越淡麗を100％使用した豊かな果実香とコクを堪能できる銘柄です。軽やかでフレッシュな風味は和食など様々な料理との相性も良く、華麗な香りが食卓に彩りと華やかさをプラスします。

さらりとした口当たりの鶴齢 純米吟醸は、透明感ある味わいとほのかな香り、まろやかなコクが印象的です。しっかりとした淡麗旨口の鶴齢 本醸造は、冷やや常温も良いですが熱燗でも味わいが損なわれません。南魚沼の晩酌酒として長年親しまれている鶴齢 芳醇清酒はシャープでキレのある芳醇辛口タイプです。

鶴齢は魚沼の特産物である干物や漬物に合う酒として造られたため、醤油や塩味がしっかりとついた和食との相性が最も良い銘柄と言えるでしょう。

鶴齢の希少性・価値​

コシヒカリの産地として知られる魚沼が生んだ銘酒・鶴齢は、買取相場は安定の高値で推移している銘柄です。特に価値が高いのは、鶴齢 純米大吟醸、鶴齢 純米大吟醸 東条産山田錦37%で、充分に米をカットした端麗な味わいが人気を集めています。フードペアリングに用いられることも多く、さらに祝事や記念日、敬老の日など様々なシーンで愉しめる鶴齢。その安定した需要と共にプレミアムな日本酒の人気が高まっているため、今後はさらに価格がアップするであろうと予想されています。

鶴齢の種類

• 鶴齢 純米大吟醸 東条産山田錦37%
• 鶴齢 純米大吟醸
• 鶴齢 純米吟醸
• 鶴齢 純米酒
• 鶴齢 本醸造
• 鶴齢 芳醇清酒
• 鶴齢 純米酒しぼりたて
• 鶴齢 純米酒にごり酒 生原酒
• 鶴齢 吟醸生酒