泡波の買取

泡波 参考買取価格

泡波とは？由来と概要

日本最南端の島・波照間島から生まれた銘酒・泡波。波照間ブルーのような澄み切った口当たりと爽やかなのど越しの泡波は、一般的に癖が強いと言われる泡盛とは一線を画すエレガントな味わいを持っています。

沖縄の美しい海を連想させる泡波という名は、その銘柄の由来となっているかのようです。しかし実際の由来は、泡盛と波照間島から一文字ずつ取ったという説と、物資が不足していた創業当時、粟を原材料に使っていたためであるという説の2つがあります。

ところで、泡盛のプレミアムな商品と言えば古酒（くーす）を思い出す人も多いのではないでしょうか？しかし一般酒である泡波は、古酒でないにもかかわらず、「入手困難」「幻の味」と称される希少な逸品として知られています。

本来泡波は、波照間島の島民のために作られた泡盛です。しかし昨今の焼酎ブームに乗じてプレミアム化が加速し、今や島民ですら入手し難い銘柄になりました。それは、ごく限られた生産量と流通が困難な立地条件が理由となっています。

沖縄本島から飛行機で約50分の地にある石垣島、そこから南西に向かって1時間船に乗ると波照間島に到着します。目に見えるのは光り輝く澄み切った海と生命力溢れる緑、頭上には180度広がる大空。そんな美しくロマンティックな地にある波照間酒造所で泡波は誕生しました。

1953年の創業当時は、島民の共同事業として設営された酒造所でした。また島内には数か所の酒造所がありましたが、現存しているのは波照間酒造所のみとなっています。

機械化が進む酒造所が増えていく中、波照間酒造所では直火窯で米を蒸し、さらに蒸留まで行うという昔ながらの製法を継承。年間生産量は3合瓶約6000本で、内9割は島内で消費されています。

地域で育んできた島の魅力と文化が凝縮した泡波。現在は2代目である波照間家の兄弟を中心に、5人の家族経営で泡波の深く爽やかな味わいを受け継いでいます。

泡波の特徴・味

泡波は、泡盛独特の甘くインパクトのある風味がほとんどなく、さっぱりとした爽やかな口当たりと優しい飲み心地が特徴の泡盛です。そのため、「泡盛が苦手」という人でもスムーズに親しめるナチュラルな味わいを持っています。

30度というアルコール度数は一般的な泡盛と同じですが、日本酒を思わせるフルーティーな飲みやすさが強いアルコール度数を感じさせません。ちなみに泡盛のアルコール度数が高いのは、温暖な気候条件のもとで作られる泡盛の腐敗を防ぐためです。

波照間島の地下水から生まれている泡波は、微かに潮の香りと塩味を含んでいます。その潮の風味がソフトな円やかさに変化し、泡波独自の優しい口当たりを生み出しました。

泡波本来の味を愉しむには、やはりストレートで少量ずつ飲み進めるのが良いでしょう。シークワーサーで割って爽やかに愉しむのが、波照間島独自の飲み方です。

半世紀近く受け継いできた波照間酒造の歴史を感じさせる深く優しい味わいは、南国の力強さとエネルギー、アジア文化が融合した色鮮やかなラベルデザインと共に非日常のひとときを演出してくれます。

泡波の希少性・価値​

泡波の希少性は大変高く、買取相場が上昇中の人気銘柄です。特に泡波1800mlは人気が高く、販売店によって若干の価格変動はありますが、定価の約10倍近くの値段で市場に出回っていることが多く見られます。

現地で購入すれば定価で入手できますが、現地の販売所は時として行列ができているので、必ずしも入手できるという保証はありません。石垣島ではすでにプレミア価格で販売し、ネット通販では4倍から10倍で取り引きされているという希少な銘柄です。

ちなみに、泡波の生産元・波照間酒造の公式サイトには、「ネットショップやオークションで高額で取り引きされている泡波に関しての苦情は受け付けていないので、購入の判断は個人の判断で行ってください。」というような注意書きが添えてあります。

泡盛の全国的な人気上昇・知名度の高まりに伴い、飲みやすくさっぱりとした泡波の人気も上昇中です。今後さらに、泡波のプレミアム化は加速していくであろうと予想されています。

泡波の種類

• 泡波 100ml
• 泡波 360ml
• 泡波 600ml
• 泡波 1,800ml
• 泡波 4,500ml