ワイルドターキーの買取

ワイルドターキー 参考買取価格

ワイルドターキーとは？由来と概要

重厚感あるスパイシーな口あたりが魅力のワイルドターキーは、力強くハードな味わいから「バーボンウイスキーの正統派」と称されています。男性的なイメージと共に、セピア色のラベルに描かれた七面鳥と「ワイルドターキー」というインパクトのある銘柄で世界中に広く認知されているブランドです。

野生の七面鳥という意味を持つワイルドターキーですが、その名が付けられたのはワイルドターキー蒸留所初代オーナー、トーマス・マッカーシー氏に由来します。

ある日、マッカーシー氏が七面鳥の狩りに出かけたさいに、持参したバーボンが仲間に大好評を博しました。そして誰ともなくそのバーボンを「ワイルドターキー」と名付け、気に入ったマッカーシー氏がブランド名にしたと言われています。

ワイルドターキー蒸留所は1869年、トーマス・リピー氏により創業がスタートしました。当時はリピー蒸留所という名称で運営していましたが、その後幾度となくオーナーが変わることとなります。

1970年にはオースティン・ニコルズ社が買収し、新たにワイルドターキー蒸留所と名付け操業がスタートしました。前述したトーマス・マッカーシー氏こそ蒸留所の名付け親であり、そしてオースティン・ニコルズ社のオーナーでもあります。

しかし10年後の1980年には、再びフランスの酒造メーカーであるペルノ・リカール社が買収。さらに2009年になるとイタリアの酒造メーカーであるカンパリ・グループによりブランドが買収され現在に至っています。

幾度となくオーナーの変遷を繰り返してきたワイルドターキー。しかし、妥協しない正々堂々とした製法は今も昔も変わることなく受け継がれています。

ワイルドターキーの特徴・味

ワイルドターキーは、スパイシーで濃厚、キレのある味わいにバニラの香りが広がり、さらに洋ナシのような爽やかさや樽由来の香薫も漂う奥深く男性的な味わいです。

ワイルドターキーは、規定より10％～20％ほど低いアルコール度数で蒸留・樽詰めするという製法を用いています。低めのアルコール度数であればボトリングする際の加水は最小限で済むため、熟成時に育まれた豊かな原料由来のフレーバーはそのまま残すことができます。ゆえにワイルドターキーは深い味わいと共に華やかさと奥行きがより濃厚になっているのです。

ワイルドターキーの希少性・価値​

ワイルドターキーは基本的に安定した値段で取り引きされ、買取相場も大きな価格変動のないブランドです。高値で取り引きされているのは、ワイルドターキーの最高級ラインナップであるワイルドターキー 17年 マスターズキープです。バーボンとしては熟成期間の長い17年物を使っていることからも希少性が高まっています。

また、ワイルドターキー ケンタッキースピリットも買取市場においては希少なラインナップです。

近年は、世界的にウイスキー需要が上昇傾向にあるため、今後さらにワイルドターキーの買取相場が上がっていくであろうと予想されています。

ワイルドターキーの種類

ワイルドターキー スタンダード

琥珀色のボトルに深みのあるレトロ感漂うラベルがマッチしたワイルドターキー スタンダードは、定番ラインナップとして圧倒的な人気を誇るボトルです。バーボンらしいバニラ香が漂うシャープでクールな味わいに、樽由来の余韻が長く続く調和の取れた味わいとなっています。

ワイルドターキー 8年

深いコクと香薫の中にピリッとしたスパイスがプラスされています。バーボンらしい辛味と深みを携え、男性的な野性味の中にもバランスの取れた奥行きある味わいが愉しめるボトルです。

ワイルドターキー ケンタッキースピリット

花のように広がる扇形のボトルデザインが印象的なワイルドターキー ケンタッキースピリットは、ヴァッティングもブレンドも一切せずシングルモルトのみで造られています。ボトリングした日付が記載されているので、各ボトルごとに微妙な味の違いがあるのも魅力です。

ワイルドターキー 17年 マスターズキープ

丸みのあるスクエアカットのボトルと、明るい琥珀色の色合いがエレガントなボトルです。バーボンウイスキーとしては比較的長期である17年熟成の原酒をブレンドして造られています。柔らかで優しい口当たりとシナモンのような香薫、円熟味を帯びた深みのある味わいが強く、刺激の少ない円やかな味わいとなっています。