DRCグランエシェゾー 買取 新宿 |DRC グラン エシェゾー 2019を 高価買取しました。
2025/11/26に、東京都新宿区にお住みの女性のお客様からDRC グラン エシェゾー 2019を270,000円でお買取をさせて頂きました。
この度は、数ある買取店の中から、私ども新宿店にドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)のグラン・エシェゾーをお持ち込みいただき、誠にありがとうございます。お客様が大切にされてきた一本を、私どもプロの目で拝見できることを光栄に思います。
DRCのワイン、特に特級畑であるグラン・エシェゾーは、まさにブルゴーニュワインの最高峰に位置づけられる「飲む芸術品」です。ロマネ・コンティやラ・ターシュのようなアイコン的な存在感と比べると、その魅力はより内省的で、静謐な深みを秘めています。コート・ド・ニュイの中心で育まれたそのピノ・ノワールは、華やかさだけでなく、エレガンスと熟成による複雑なブーケを約束してくれます。
新宿は、流行とビジネスが交差する国際都市です。この地でお酒の買取を行う私たちも、ただの「モノ」としてお酒を扱うのではなく、お客様がこのグラン・エシェゾーと過ごされた時間や、入手されたストーリーを含めて、その「価値の本質」を正確に見極める責任があると考えています。
先日ご来店されたお客様は、ご自身のお嬢様の成人のお祝いに、生まれ年のグラン・エシェゾーを長年大切に保管されていたとお話しくださいました。時代の流れとともにワインセラーの整理を決断された際、私どもはただ高い価格をご提示するだけでなく、「なぜ今このワインを手放すのか」「次にこのワインを持つべきコレクターは誰か」という背景まで想像し、その想いに応える最適な評価額をご提示いたしました。お客様からは、「ただの売買ではなく、ワインの引継ぎという気持ちの良い取引ができた」とのお言葉をいただき、プロとしてこの上ない喜びを感じました。
DRCグラン・エシェゾーの市場価値は、その希少性と世界的な需要の高さから、非常に安定しており、もはや「流動性の高い資産」としての側面も持ち合わせています。ヴィンテージごとの評価の差異はあれど、そのブランド力が落ちることはありません。お客様の目の前で、一本一本の状態を細部まで確認し、その時点での世界市場の動向をリアルタイムで反映させた、透明性の高い査定を行います。
お客様が大切にお持ち込みくださったこの至高の一本が、次にその真価を理解する愛好家の手に渡るよう、私どもは専門的な知識と情熱をもって、最高のおもてなしと査定額でお応えいたします。ぜひ一度、お気軽に新宿店までご来店ください。
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買取日
2025/11/26
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買取店舗
新宿本社
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アイテム名詳細
DRC グラン エシェゾー 2019
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状態ランク
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買取方法
店頭買取
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製造者
DRC
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原産国
フランス
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種類
ワイン
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アルコール度数
14.5%
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容量
750ml
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買取価格
270000円
今回の査定ポイント
DRCグラン・エシェゾーの査定において、私どもプロの査定員が特に着目するポイントを詳細にご説明します。お客様がご自宅で状態を確認される際のチェックリストとしてもご活用ください。
1. ラベル・キャップシールの完全性と清澄度
DRCのラベルは、そのヴィンテージと来歴を示す「顔」です。
完全な状態の維持: 破れ、シミ、カビ、剥がれ、擦れといったダメージがないかを入念に確認します。特にDRCのラベルはデリケートなため、わずかなダメージでも査定額に影響します。
キャップシールの状態: キャップシールがボトルネックに完全に密着しているか、破損や回転の形跡がないかをチェックします。これは開封や不正な詰め替えが行われていないかを判断する極めて重要な指標です。
ヴィンテージの視認性: ラベルの印字が鮮明で、ヴィンテージが容易に読み取れる状態を評価します。
2. 液面高(液量)の厳密なチェック
液面高は、ワインの保管状態を物語る最も重要な指標の一つです。
基準: DRCグラン・エシェゾーのような高級ワインでは、液面がコルクの底面からほとんど下がっていない状態(ハイ・ショルダー、HSまたはベース・ネック、BNと呼ばれる非常に良好な状態)を最高評価とします。
液面低下(ウラーズ)の程度:
僅かな低下(トップ・ショルダー、TS): 許容範囲内ですが、わずかに減額対象となる場合があります。
中程度の低下(ミッド・ショルダー、MS)以下: 保管中の揮発やコルクの劣化が疑われるため、大幅な減額、あるいは買取不可となるケースもあります。
着目点: 液面が不自然に波打っていないか、傾けた際に均一に動くかなども確認し、ボトル全体を光にかざして慎重にチェックします。
3. 真正性を示す証拠(シリアルナンバーと出荷時の箱)
DRCは偽造品のターゲットとなりやすいため、その真正性を裏付ける要素は査定額に直結します。
ボトルとコルクのシリアルナンバー: 一部のヴィンテージやロットには、ボトルのネックやコルクに固有のシリアルナンバーが刻印されています。これがDRCの公式データベースと照合できるかを確認します。
木箱(オリジナル・ウッド・ケース/OWC)の有無: 6本または12本入りの木箱で、DRC純正の焼き印があるものは、その「出所(プロヴィナンス)」を保証する強力な証拠となります。木箱が完備している場合、バラ売りよりも高い評価となります。木箱の保存状態(割れ、カビ、蓋の有無)も査定対象です。
4. ボトル内部の状態と透明性
ワインそのものの健全性を評価します。
沈殿物(澱): 熟成した赤ワインに見られる自然な沈殿物は許容されますが、澱の量や質、不自然な浮遊物の有無を確認します。
ワインの透明度(清澄度): ボトルを透過する光に照らし、ワインが濁っていないか、不健全な浮遊物や濁りが生じていないかを厳しくチェックします。濁りは熱劣化や酸化のサインである可能性があります。
5. 保管状況の確認とヒアリング
お客様のご来店時の温度や状態だけでなく、これまでの保管状況は、査定額の最終判断に大きく影響します。
一貫した温度管理: ご自宅での保管が、ワインセラーや専門業者による適切な温度・湿度管理(一般的に$12^{\circ}C\sim15^{\circ}C$、湿度$60\%\sim80\%$)のもとで行われていたかをお伺いします。
光の影響: 直射日光や蛍光灯の光に長時間晒されていなかったかを確認します。光による劣化(ライトストライク)は、ワインの品質を決定的に損ないます。
店頭査定の利点: 店頭買取では、お客様から直接、保管環境の詳細をお聞きし、ワインがどのような歴史を辿ってきたかを把握できるため、私どもも最大限の評価を反映させることができます。
私ども新宿店では、お客様の目の前でこれらのポイントを丁寧に確認し、一つ一つ解説しながら査定を進めます。その透明性が、お客様の信頼と、お客様の大切な一本への正当な評価につながると信じています。
DRCグラン・エシェゾー
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