DRCグラン・エシェゾーの買取

DRCグラン・エシェゾー 参考買取価格

*更新日：2024年4月12日

DRCグラン・エシェゾーとは？由来と概要

濃厚な果実の芳香とシルキーな口当たり、繊細でエレガントな味わいを持つDRCグラン・エシェゾーは、ピノノワールが奏でる官能的でしなやかな魅力を放つブルゴーニュ地方屈指の名門ワイナリーです。

DRCグラン・エシェゾーが誕生したのは、ブルゴーニュ地方にある赤ワインの生産地として名高いコート・ド・ニュイにあるフラジェ・エシェゾー村です。コート・ド・ニュイはブドウ畑が広がる静かな村で、世界で最も高価なワインとして知られるロマネ・コンティの産地・ヴォーヌ・ロマネ村に隣接しています。

石灰質と粘土質が混在した土壌を持つコート・ド・ニュイは、温暖な気候と長い日照時間、適度な降水量と緩やかな丘陵地というブドウ作りに絶好の条件を備えていました。そのため、2世紀頃の古代ローマ時代からワイン製造が行われ、6世紀ごろにはブドウ畑の開墾が進められていたと言われています。

フラジェ・エシェゾー村は、11区画・84のドメーヌ（生産者）を所有する大規模なグランクリュ（特級畑）で、グラン・エシェゾーはその一部にあります。ちなみに、グラン・エシェゾーとは区画されたグランクリュの名称で、特定のワイナリーを指すわけではありません。

浅い粘土質をベースにわずかな石灰質が混在しているグランクリュから採れるピノノワールは、繊細かつ濃厚、そしてボリューム感あるブドウです。グラン・エシェゾー味わいの要は、この特別なピノノワールにあると言えるでしょう。

12のドメーヌを所有するグラン・エシェゾーは、著名な生産者が名を連ねています。最も有名なのがDRCグラン・エシェゾーで、生産元はロマネコンティで名高いDRCドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ社です。

「偉大なエシェゾー」という意味を持つDRCグラン・エシェゾー。DRCエシェゾーよりも品質が安定しているとの評価が高く、その手間暇かけたハイクオリティなワインで世界のワインラバーを魅了しています。

DRCグラン・エシェゾーの特徴・味

豊かなアロマが溢れるDRCグラン・エシェゾーは、口に入れると共に華やかな芳香が一気に花開くワインです。しなやかでエレガントな口当たりと比較的重めのボリューム感、強さの中にもきめ細やかな佇まいを感じるブルゴーニュらしさが満ち溢れています。

ラズベリーやブラックベリー、ブルーベリーやブラックチェリーの濃厚で芳醇な香りの中に、華やかなバラやクラシカルな紅茶の風味が重なり合い、樽由来のウッディな芳香やドライフラワー、トリュフの香薫がひそかに隠れています。葉巻やカカオ、クミンのオリエンタルな芳香が長く続き、至福の時を約束してくれる銘酒です。

DRCグラン・エシェゾーの希少性・価値​

DRCグラン・エシェゾーは大変希少価値があり、買取市場でも高額な値段で相場が推移しています。特に当たり年や人気のヴィンテージは価格が高騰し、100万円に満たないほどの高価な値段で取り引きされている人気のヴィンテージです。

高価買取の代表格であるDRC（ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ）の中では6番目に高価な銘柄で、ヴィンテージによる差は1.5倍から3倍ほどが平均です。しかし、人気の高いオールドヴィンテージや1985年は価格高騰が凄まじく、もはや入手不可能と言われる幻のボトルとなっています。

DRCグラン・エシェゾーの高額買取になる年代・当たり年

DRCグラン・エシェゾー当たり年は、1978年、1985年、1988年、1990年、1996年、2005年、2009年、2010年、2015年です。全て最高ランクである「秀逸な年」と評価されています。

オールドヴィンテージでは、1959年、1961年、1971年が当たり年で、特に1959年は非常に評価が高いヴィンテージです。また、1985年はフランス全域のみならず、イタリアやスペイン、アメリカまですべてのワイン生産地の当たり年として注目されている年代となっています。

DRCグラン・エシェゾーの生産者

DRCグラン・エシェゾーの代表的な生産者は、以下の通りです。

• ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ
• ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ
• ドメーヌ・ルロワ
• ドメーヌ・ロベール・シリュグ

生産している本数などは、生産者によって異なりますがどれも質が高く人気もあり、高額で取引されております。