DRCリシュブールの買取

DRCリシュブール 参考買取価格

*更新日：2024年4月12日

DRCリシュブールとは？由来と概要

比類なき華やかな芳香としなやかでエレガンスな口当たり、熟成を経るごとに甘美な装いを纏うDRCリシュブール。グラスに注ぐとバラやスミレが魅惑的に花開き、それは「百の花の香りを集めてきたような香り」と称されるほど鮮烈に漂います。

リシュブールの名前の由来は「Riche・Bourg（豊かな街）」で、まさにその名が表すように豊かな大地に育まれた極上の味わいが愉しめるワインです。

DRCリシュブールは、フランス・ブルゴーニュ地方のコート・ド・ニュイ地区にあるヴォーヌ・ロマネにあります。ヴォーヌ・ロマネは人口はわずか400人余りの小さな村ですが、AOC（アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ）に単独で認定された6つのグランクリュ（特級畑）があるワインの銘醸地です。

多くの粘土質とわずかな石灰質が混在したヴォーヌ・ロマネは「神に愛された村」と言われる豊かな土壌が特徴で、特にピノ・ノワールの栽培には最適な条件を備えていました。

ヴォーヌ・ロマネ村のグランクリュには、世界最高峰と称されるロマネ・コンティやロマネ・サン・ヴィヴァンがあります。また、DRCリシュブールの畑はロマネ・コンティとラ・ロマネの中間に位置し、さらにロマネ・コンティと畑の方角や斜度がとても酷似しているため立地条件としては絶好の地でした。

DRCリシュブールは3.51haの畑を所有し、ロマネ・コンティのようにモノポール（単独所有）ではなく、複数のドメーヌ（生産者）によって造られているワイナリーです。

手間暇が必要なビオディナミで農園を育み、「1本のワインを造るのに3本のブドウの木が必要」と言われるほど徹底した収量制限を実施し、さらにトップワイナリーでなければ困難と言われている全房発酵も導入。DRCリシュブールは最高の条件のもと造られているからこそ、世界最高峰のクオリティを生み出すことができるのです。また、DRCリシュブールの主な生産者は、以下の通りです。

• ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ
• アンリ・ジャイエ
• ドメーヌ・ルロワ
• ドメーヌ・アンヌ・フランソワーズ・グロ
• ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ

DRCリシュブールの特徴・味

DRCリシュブールは、圧倒的な芳香としなやかに溶け込んだタンニン、濃厚な味わいが凝縮したボリュームは若干重めに感じます。果実の熟成感と柔らかで優しい酸味、渋みや苦味が一体化したまとまりある味わいです。

開栓後は茎などの野趣あふれる青い芳香が広がりますが、間もなくバラやスミレのお花畑のようなのエレガントな香りとラズベリーやブラックベリー、カシス、ブラックチェリーなどの重みのある果実の香りが一気に開き、微かに樽由来のバニラの香りやタバコの香薫、紅茶や鉄分の香りが漂います。微かにレンガ色を帯びた煌めくガーネットの色合いが華やかな香りと共に飲む者を魅了するワインです。

DRCリシュブールの希少性・価値​

DRCリシュブールはDRCで4番目に高額買取されている銘柄で、相場も圧倒的な高値で推移しています。最も高い金額で取り引きされているのは当たり年のヴィンテージです。

特に当たり年の中でも、近年の2009年、2010年は価格の高騰が顕著で、買取市場でも特に注目されています。また、当たり年以外でもオールドヴィンテージや2018年ヴィンテージも価値の高い逸品です。

近年では、国内外でのワイン人気の上昇に合わせてプレミアムワインの注目度も非常に高まっているため、最高品質を誇るDRCリシュブールの価格高騰は一層加速していくであろうと予想されています。

DRCリシュブールの高額買取になる年代・当たり年

DRCリシュブールの当たり年は、1978年、1985年、1988年、1990年、1996年、2005年、2009年、2010年、2015年です。すべて秀逸な年と最高の評価を受けています。

2番目のランクである良い年と評価されたのは、1886年、1887年、1989年、1993年、1995年、1999年、2002年、2012年、2014年、2016年、2017年です。また、2018年ヴィンテージも市場での人気が高く、1.5倍近くまで価格が高騰しています。