DRCリシュブール 買取 上野 |DRC リシュブール 2020を 高価買取しました。
2025/11/27に、東京都台東区にお住みの女性のお客様からDRC リシュブール 2020を330,000円でお買取をさせて頂きました。
このたびは数ある買取店のなかから、私どもの上野店に「DRC リシュブール」をお持ち込みいただき、ご来店くださいまして誠にありがとうございます。上野という街の喧騒と歴史、多様な人々が行き交うこの場所で、ブルゴーニュを代表する極上の赤ワインに直接出会える──その機会をいただけたことに、査定員として深い感謝とともに、身の引き締まる思いでおります。
“リシュブール”という畑の名を耳にしただけで、私の頭にはフランス・ブルゴーニュ地方、ヴォーヌ=ロマネ村の石灰質と粘土質が混ざる重厚な土壌、緩やかな斜面、歴史と自然が織り成すテロワール、そしてピノ・ノワールの葡萄がゆっくりと熟成し、名門 DRC の手によって時間と手間をかけて醸され、ボトルに詰められた姿――そんなワインの“物語”が浮かびます。
今回お預かりしたボトルを実際に拝見したとき、年月を経た落ち着きとともに、保存状態の良さがひときわ印象的でした。ラベルの印字は鮮明に残り、貼り付けの剥がれや著しい色あせ、破損、汚れは認められず、貼付状態も整っておりました。キャップおよびコルクに損傷はなく、密閉性にも不安は感じられませんでした。ワインの液面(残量)も適正な高さを維持しており、過度な液減りや酸化の明らかな跡は確認できません。ガラス瓶自体も透明感と自然な光沢を保ち、曇りや傷み、曖昧な変色などの劣化は見られず、「大切に保管されてきた一本」であることが一見して伝わってきました。
上野という街は、昔ながらの文化と都市の利便性が交錯し、多様な人々やライフスタイルが混ざり合う土地です。そんな街で、このような希少で価値あるワインが新しいオーナーに巡り、新たな時間と思い出を紡ぐ――その可能性を思うと、私自身、非常に胸が高鳴ります。お客様のワインに宿る「過去」「今」、そして「これから先の可能性」を、私どもは丁寧に見つめ、誠実に査定・買取の架け橋となることをお約束いたします。どうぞ安心してご来店、ご相談、ご売却ください。
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買取日
2025/11/27
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買取店舗
上野店
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アイテム名詳細
DRC リシュブール 2020
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状態ランク
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買取方法
店頭買取
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製造者
DRC
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原産国
フランス
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種類
ワイン
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アルコール度数
13%
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容量
750ml
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買取価格
330000円
今回の査定ポイント
ヴィンテージの評価と市場動向
DRCリシュブールは、ヴィンテージごとに市場の評価が大きく変動する銘柄です。同じ畑から造られたワインであっても、その年の気候、ブドウの収量、収穫時の決断によって味わいが大きく異なり、そこが世界中の愛好家を魅了する魅力でもあります。上野エリアでは、単に高評価の年だけが重視されるわけではなく、“今飲んで最も美しい状態にあるかどうか”という点を大切にされるお客様が多く、査定でもその観点を重視します。熟成ピークが現在と合致しているヴィンテージは、そのまま魅力として査定額に反映されます。
ラベル・キャップの状態
ご来店による店頭査定では、紙の質感やキャップの着色具合など、外観のニュアンスまで細かく確認できます。上野店のお客様は、ボトルそのものの美しさを鑑賞されることが多いため、ラベルの薄いシワや紙のヨレ、微妙な変色ですら再販価値に影響します。キャップシールについても、わずかな擦れや小傷、劣化なども丁寧にチェックし、どれだけ適切な温度・湿度で保管されてきたかを判断します。今回のように、外観と保管背景が一致しているボトルは、査定において非常に高い評価を得やすくなります。
液面(フィルレベル)の高さ
長期熟成ワインにおいて避けられない液面の低下ですが、その程度と理由が価値を左右します。自然な蒸発による減少なのか、コルクの乾燥や劣化によるものなのか、判別のために光に透かし、液体の透明度や揺らぎ方、内部に細かい泡が残っていないかなどを細かく確認します。液面が肩下がり具合までに収まっている場合は健全であることが多く、逆に明らかに低い場合は内部状態の心配が出てくるため、慎重な査定が必要になります。リシュブールは非常に繊細で酸素との影響を受けやすため、この液面チェックは最重要項目と言えます。
ボトル固有の特徴・DRC特有の判別点
DRCはボトル造りにもこだわりがあり、年ごと・ロットごとにわずかな個体差があります。ガラスの厚さ、エンボスの深さ、底の整形の仕上がり、ラベルの貼り位置、ロット表記の特徴など、すべてが正規品としての証となり、信頼性の裏付けになります。これらは偽物対策としても大変重要ですが、同時に「どれだけ理想的なルートで市場に渡ってきたか」を示す指標にもなり、査定額の根拠となります。店頭で手に取り、角度を変えながら確認できるからこそ、細部まで確実に判断が行えます。
保管環境のヒアリングと状態との整合性
お客様から伺う保管状況は、査定額に直結する大切な情報です。ワインセラーの温度設定や湿度管理、光の当たらない環境での保管期間、購入時の状況、贈り物か自家購入かといった背景を丁寧に伺い、それがボトルの状態と一致しているか確認します。状態が良いワインほど、保管の背景にも一貫した説得力があります。上野店では、この“状態とストーリーの整合性”を特に重視しており、ワインが歩んできた時間そのものも価値として評価しています。
DRCリシュブール
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