日産車の買取相場は？おすすめの買取業者や人気車種の査定価格を解説

日産といえば、国内でも大きなシェアを誇っている自動車メーカーで、軽自動車からコンパクトカー・SUVに至るまで幅広く取り揃えています。それぞれのクラスの車種に人気車種を擁しており、最近では完全電気軽自動車の「サクラ」が好調です。

そんな日産車ですが、人気のメーカーであるが故に中古車の買取価格が気になるところだと思います。また、日産車を効果的に高値で売却するためにはどの業者に買取に出せば良いのかや、注意すべきポイントも知りたいですよね。

今回は日産車に焦点を当てて、買取におすすめのサービスや高く売るコツなどをご紹介します。

【先に紹介！車買取のおすすめサービス比較表】

サービス名	総合評価	特徴
カーネクスト		電話1本で買取契約が完結。どんな車でも0円以上の高価買取を実現。
ガリバー		中古車買取台数No.1の実績。全国約460店舗のネットワークと独自の査定システムで高価買取を実現。
カーセブン		全国160店舗を展開するフランチャイズチェーン。契約後の減額がなく、キャンセルも可能。

※更新時期によって詳細数値が異なる場合があります

日産の中古車売却におすすめのサービス3選

まずは日産車を売却する際におすすめする、中古車買取サービスについてご紹介します。買取サービスの選択次第では、同じ車でも買取価格に大きな差が出ることもあります。セレナやエクストレイルのように、人気である上に車両価格もある程度するような車をお持ちの方は特に必見です。

カーネクスト

総合おすすめ度
査定額
速さ
安心
運営会社	株式会社ラグザス・クリエイト
提携業者数	自社買取販売
対応地域	全国

公式サイトで見る

まずご紹介するのはカーネクストです。こちらは買取の受付から査定・引取までを自社でおこなっている大手の買取サービスです。査定や引取の際に立ち会いを必須としていないので、電話やメールなどのやりとりだけで車の売却までを進めることができます。忙しくて時間が取れないようか方には特におすすめです。

公式サイトには、過去の買取事例から算出した車種別の買取相場が公開されています。日産車の場合、高値が付きやすい車種としてスカイラインやエルグランドなどを紹介。また、エクストレイルでは、5年落ちの車に165万円の査定額が付いたという事例があるようです。

車買取革命

総合おすすめ度
査定額
速さ
安心
運営会社	カーマーケティングジャパン株式会社
提携業者数	不明
対応地域	全国

公式サイトで見る

次に紹介するのは車買取革命です。こちらは車の車種や年式、走行距離などを入力して複数の業者に査定依頼が出せる、中古車買取の一括査定サービスです。査定依頼を出すことによって、実車査定の前に買取価格の概算が分かるようになります。

車買取革命では、営業連絡を可能にさせる業者を1社に厳選してユーザーに紹介しています。このため、複数の業者から立て続けに電話がかかってくるようなことを避けられるので、電話でのやりとりを苦手とする方には助かるサービスです。買取に関して困ったことがあれば専門のコンシェルジュに相談もできます。中古車買取になれていない人にもお勧めできます。

公式サイトの買取事例に日産車の紹介はありませんでしたが、他のメーカーの車で30万から40万円も買取価格が上がったという事例が紹介されています。

イカプラ

総合おすすめ度
査定額
速さ
安心
運営会社	株式会社プラス
提携業者数	600店以上
対応地域	全国

公式サイトで見る

イカプラもWEBから簡単に査定依頼が出せる、中古車買取の一括査定サービスです。こちらではWEB上での査定にて最高値を提示した業者のみユーザーと連絡が取れるというシステムを採用しており、相場と比較しても高い金額での買取が可能となります。

一括査定の加盟店は600を超えていて、中には廃車に対応している業者や、スポーツカーに強い買取業者も存在します。そのため、日産のフェアレディZやGT-Rのような車では特に高い金額での買取が期待できます。

公式サイトではイカプラを利用した際の買取事例が数件紹介されていて、日産では9万4,000キロ走っている10年落ちのセレナが48万円で買い取りされたようです。

車の下取りとは？

車を手放す方法としては、買取と下取りの2つが主に挙げられると思います。しかし、下取りと買取は似て非なるものです。この両者の違いを知って頂くために、まずは下取りについて説明します。

下取りは主に新しい車を購入する際の車売却手段であり、新車・中古車のディーラーに車を引き取ってもらうものです。原則として新しい車の購入が前提となるため、査定額は全て車購入の際の値引きに充てられます。

メリットは、手続きが楽な点にあります。新車購入と並行してディーラーに任せられるので、複数の店を訪問したり、書類を複数枚用意したりする必要がありません。デメリットは、査定額が買取と比較して安い傾向にあることです。

買取に詳しくない、手続きは簡単な方がいいという方には、下取りがおすすめとなります。

車の買取査定とは？

車の買取は、新しい車購入の有無に関係なく車を手放す方法として選択可能です。新車ディーラーで買取だけ受け付けているケースはあまりありませんが、中古車ディーラーでは車の買取を受け付けている事が多いです。このほか、買取専門業者の利用もできます。

買取では、車の状態や車種・年式・走行距離、そして中古車市場での需要などを総合的に判断して査定をおこないます。買取によって得られたお金の使い道は自由ですから、新しい車購入の資金に充てるだけでなく、他の買い物にも利用できます。

メリットは、下取りと比較して査定額が高くなりやすいことにあります。中古車市場での人気も強く反映されるので、人気車種では査定額の差がより顕著に表れるでしょう。デメリットは、新車購入と並行する場合は手続きが二度手間になる点です。

車を手放したいだけ、一円でも高い価値を付けて売却したいときには買取がおすすめです。

主な中古車売却の方法

ここまで紹介してきた内容を踏まえまして、実際に車を手放す際に取れる方法を3つご紹介します。下取りか、あるいは買取査定か。自分のケースに合った売却方法を選択して、よりスムーズに、より高く手放せるようにしてみてください。

一括査定サイトを利用してシミュレーションを行う

車を最も高く買取に出せる方法としておすすめなのが、中古車買取の一括査定サービスを利用することです。上の項目でも少し触れましたが、一括査定サービスでは車の情報をWEBで入力するだけでおおよその買取価格が算出されます。そのため、買取に出す際のシミュレーションとしても利用でき、車を査定に出すタイミングを計るのにも使えます。

一括査定サービスを利用した高価買取の方法として特におすすめな手段が、複数の業者同士で競合させることです。今回紹介した一括査定サービスでは、サイト側で高値の査定額を提示した買取業者を厳選していましたが、一般的な一括査定サービスでは最大10社の中から自分で実車査定をしてもらう業者を選べます。

これを利用し、同じ日時に複数の業者を呼んで実車査定させ、入札のような形で査定額を提示させることが可能となります。WEB上でのやりとりと比較してもより高い査定額が期待できます。

中古車販売店やディーラーで下取りしてもらう

新しい車の購入と並行しておこなう際におすすめの方法が、下取り査定です。上の項目でも紹介したように、下取りは新車か中古車のディーラーに車を引き取ってもらう方法ですので、手続きの手間があまりかかりません。また、交渉上手な方であれば下取りの査定額と新車の値引きを絡めた交渉もできる可能性があります。

一般的には、買取の相場と比較して査定額が上がらない傾向にあります。ですが車種や年式によってはそれほど大きな差が生じないケースもあるようです。一括査定サービスでのシミュレーションと比較して、どちらが有効なのかを検討してみてもいいかもしれません。

中古車の買取専門業者に査定依頼

中古車買取の一括査定サービスには、複数の業者から営業電話が立て続けにかかってくるというデメリットが存在します。また一括査定サービスを介した査定依頼では、原則として出張査定にて査定をおこなうこととなります。人によっては、このあたりのポイントを煩わしいと思うのではないでしょうか。

車を乗り換える予定がなく、一括査定サービスも使いたくないという場合には、地域の中古車買取専門業者に持ち込んで査定依頼することをおすすめします。買取価格については、状態が悪いという事がない限りは相場に準じた査定額となります。価格に納得ができれば、その場で買取契約まで進めることも可能です。

車にカスタマイズを施している場合は、純正パーツも持ち込んで査定してもらうことをおすすめします。純正パーツの有無で価格が変わる事もあります。

中古車の下取り・買取価格の判断基準は？

買取や下取りの査定では、あらかじめ定められている各項目に準じて車の価値が判断され、価格が決定されます。買取価格は、主に中古車市場における需要に応じて決定されます。どのような車が人気があり、どのような車は人気がないのか。中には意外な要素も含まれていることもあります。1つひとつ詳しく見ていきましょう。

モデル

一番大きな要素がモデルです。この人気不人気や新車販売価格が買取相場に大きく影響を与えます。

2022年7月現在では、SUVやミニバン、軽のスーパーハイトワゴンに人気が集中する傾向にあるようです。日産ではエクストレイルやセレナ、デイズルークスが該当します。これらの車種では下取り価格も比較的高価格が期待でき、リセールバリューの高さが窺えます。

同じ車種の中でも、最も高値が付きやすいのは現行型のモデルです。フルモデルチェンジされて一世代前のモデルとなった車の買取相場は、一回り程度下がる傾向にあります。

年式

買取価格は、車の年式によっても大きく左右されます。原則として、新しい年式であればあるほど査定額は高くなり、古い年式では下がります。

一般的に、年式が古い車は中古車市場での需要はあまりありません。電気系統や足回り、エンジン周りにおいて、部品の経年劣化に起因する故障が懸念されるからです。また古い年式の車には、最新の安全装備が搭載されていないことも多く、この事も需要の低さに拍車をかけています。

買取価格が下がる境界線としては、3年落ち、5年落ち、10年落ちあたりと言われています。特に10年が経過した車の価格は大きく下落します。下取りにおいても、年式が古い車では1万円から10万円がようやくという事もあるようです。

カラー

車のボディカラーも買取価格を左右する要素です。同じモデルの車でも、色の違いで人気に差が生じています。

査定額が上がりやすいボディカラーは、白系や黒系、シルバー系が一般的です。これらの色は街中においても大きく目立たないため、個人を特定される心配がないという特徴があります。また、白には細かいキズが目立ちにくいというポイントがあり、黒には安定した格好良さがあるというポイントもあるようです。

逆に人気が出にくい色が、原色系の色です。赤や緑、黄色系統がこれに該当します。下取りにおいても、人気の色と比較すると査定額は上がりにくいです。

走行距離

買取査定においては、走行距離は特に重視される要素の1つです。走行距離によっては、下取りでも査定額が相場を大幅に上回るか下回るかが変わります。

こちらも年式と同じように、中古車市場では走行距離が短い車の人気が高く、長い車の人気は低いです。やはりエンジンや足回りの故障が懸念されるようで、中古車の購入直後に多額の修理費が発生するリスクが回避されています。

特に走行距離10万キロを超えている車に関しては、査定額は捨て値同然となるケースが多いです。

修復歴

買取価格を左右する要素としては、車の修復歴についても知っておく必要があります。これの有無が与える査定額への影響は大きく、車を買取や下取りに出す場合は、修復歴を正しく査定士に告知しておかなければなりません。

修復歴とは、車のフレーム部分に関わる場所の修理を施したかどうかを表すもので、中古車市場においてこれがある車は事故車と呼ぶこともあります。修復歴がある車はフレームに歪みが生じている可能性があり、新たな故障が懸念されます。そのため、中古車市場における需要は極めて低く、査定額も相場と比較して大幅に安いです。

修復歴はあくまでフレーム部分に関わる部位の修理が該当するものです。従って、バンパー交換やドア部分のキズなどを修理したものは修復歴にカウントされません。どういった修理が修復歴に該当するか分からない場合は、施した修理を全て査定士に伝えてしまいましょう。修復歴以外の修理で査定額が下がる心配はありません。

標準装備やオプションの有無

下取りや買取の査定額は、車に装着されている装備やオプションの有無によっても左右します。特に様々な装備が装着されている高いグレードの車では、同じ車種の買取相場と比較しても高値が付きやすいです。

グレード固有の装備以外で車の価値が上がりやすいのは、工場での製造時にのみ装着かのうなメーカーオプションか、純正アクセサリーが中心となるディーラーオプションです。

地域

下取りや買取の査定額に影響を与える意外な要素が、地域性です。最も分かりやすい例としてあげられるのは降雪地域になるでしょうか。このような地域では雪道での走行に適した車への需要が高いため、滑り止めの機能が搭載されていたり、4WD車だったりする場合には査定額が上がる傾向にあります。

また、道や駐車場が狭いような地域では軽自動車の需要が高く、若い世代が多く住む地域ではミニバンの人気が高いです。

日産の人気車種の買取相場一覧

ここからは、中古車市場において人気が高い日産車買取価格の相場を見ていきましょう。

セレナ

セレナは日産におけるミドルサイズミニバンで、初代モデルの発売から30年が経過しているロングセラー車です。特に4代目モデルは6年連続でミニバンの販売台数No.1を獲得しており、日産を代表する車種の1つとなっています。

現行モデルは2016年から発売されている5代目モデルです。2022年7月現在ではガソリンのみの設定はなく、パワートレインはS-HYBRIDかe-POWERに限られています。

買取相場は、3年落ちのモデルで180万から210万円前後。5年落ちで150万から200万円程度とされています。これらは車の状態や走行距離にも左右されており、特に走行距離2万キロ以下のハイウェイスターは240万円という査定額が提示されたという実例があります。

スカイラインGT-R

スカイラインGT-Rは、日産の看板車種の1つでもあるスカイラインにかつて存在したスポーツモデルです。現在中古車市場で主に取引されているのは、1989年から2002年にかけて発売されていた3代目モデルで、スカイライン伝統の丸みを帯びたテールランプが特徴的な外観となっており、熱狂的なファンから根強い支持を受けています。

そんなスカイラインGT-Rは、中古車市場において非常に高い価格で取引されています。30年前の個体が500万円を超える価格となっているほか、モデル末期の年式では2,000万円を超える販売価格も存在します。

この人気に伴い、買取価格の相場も高騰しています。安くても300万円台。グレードや仕様によっては、10万キロ近い走行距離であっても1,000万円という価格が付いています。

エクストレイル

エクストレイルは日産を代表するSUVモデルで、初代モデルの登場から20年を数える人気ロングセラー車です。現行モデルは2013年から発売されている3代目で、現在ではS-HYBRID仕様も追加されています。

昨今のSUV人気に押し上げられる形で、エクストレイルの買取相場も高水準で安定しています。3年落ちで170万から240万円。5年落ちで140万から200間年という価格となっていて、グレードや走行距離が査定額に影響しているようです。

10年落ちともなるとモデルも一世代前になりますので、査定額も大幅に下がります。

エルグランド

エルグランドは日産の大型サイズミニバンで、同クラスミニバンの走りとなった伝統車種です。1997年に初代モデルが発売。現行モデルは2010年から販売が続いています。

国内における大型サイズミニバンでは、トヨタのアルファードという絶対的ライバルの存在がエルグランドの人気に大きく影響しています。とはいえ、エルグランドという車種のイメージやミニバン人気の衰え知らずな点から、買取価格の相場は安定しています。

3年落ちで200万から240万円前後。5年落ちでも走行距離が短ければ同程度の価格帯が買取相場となっています。10年落ちともなれば多少価格は下がりますが、同じモデルであるためか、10万キロに満たない車では最高88万円。12万キロから14万キロ程度なら40万から70万円程度という査定額が付いています。

ノート

ノートは日産のコンパクトカーです。初代モデルは2005年に発売。現行モデルは2020年から発売されている3代目モデルです。先代の2代目モデルから、日産が新たに導入を進めるパワートレインが積極的に採用されており、現行モデルではe-POWERに限定。日産の企業戦略面において重要視されている車種でもあります。

年式が新しいノートの買取相場は比較的高く、走行距離2万キロ以内であれば160万円での買取も可能です。先代モデルとなる3年落ち車でも、e-POWERの低走行距離車であれば相場は高いです。しかし、走行距離が長距離になると査定額は大きく下がります。5万キロを超えると一気に100万円を割る査定額になるようです。5年落ちではe-POWER車でも70万円前後が相場です。

デイズルークス

デイズルークスは、日産の軽スーパーハイトワゴンモデルの2代目にあたる車種で、日産と三菱自動車の共同開発で展開されたデイズシリーズに含まれる車種です。現行モデルは名称を「ルークス」と改めており、デイズルークスとしての発売期間は2014年から2020年に限られています。

軽スーパーハイトワゴンの人気に伴い、買取価格の相場も高水準で安定しています。3年落ち車では、ハイグレード車で120万円。ベーシックなグレードでも80万から90万円を超える査定額が付いています。走行距離が増えるにつれて相場は下がり、5万キロに迫ると50万円を切るようなケースもあるようです。

5年落ちになると、低走行距離車であっても査定額は50万円前後が相場となるようです。

キューブ

キューブはかつて発売されていた日産のコンパクトトールワゴンで、初代モデルは1998年に発売されました。2代目と3代目モデルのデザインが特徴的で、広々とした室内も相まって、当時の日産を代表する車種の1つとして人気を博しました。

中古車市場での需要ですが、現在の自動車のトレンドにはややマッチしていないためか、あまり高くないようです。そのため買取価格の相場もそれほど高値には至っていないようです。3年落ちの買取事例では、相場は60万円前後。3万キロ以内で70万円程度です。5年落ちとなると50万円前後で推移しており、上級グレードで70万に至るかどうかというところです。

モコ

モコはかつて日産から発売されていた軽のトールワゴンで、スズキからのOEM供給を受けて発売されていた車種です。2002年の発売から2016年の終売にかけて3代が登場。どれも可愛らしい見た目と広い室内が特徴で、初代デイズが発売されるまでは日産を代表する軽自動車でした。

買取価格の相場ですが、最終モデルの販売終了が2016年とやや古く、低走行距離車に比較的高い査定額が付く傾向にあるようです。相場としては2016年モデルで30万から60万円。10年落ちとなる2012年式では10万キロ以内であっても10万から20万円。10万キロを超えると査定額はほぼ期待できないでしょう。

キャラバン

キャラバンは日産における大型の1BOXカーで、乗用ナンバー登録のワゴンだけでなく、貨物ナンバー登録となる商用バンが発売されています。モデルとしての歴史は古く、初代は1973年に登場。以後現在に至るまで5代目までがラインアップされています。

現行モデルでは登場した2012年から2022年までの間、名称を「NV350キャラバン」としていましたが、マイナーチェンジを期にキャラバンへと再び改称しています。

商用車という特性から走行距離が増えやすく、その分買取相場も低くなります。反対に10万キロを超えない程度の走行距離では比較的高い価格で買取されているようです。5万キロ程度であれば、150万から200万円という買取価格も期待できます。

マーチ

マーチは日産のリッタークラスコンパクトカーで、丸みを帯びた外観が特徴的な車種です。初代モデルは1982年に登場。現行モデルは2010年から登場している4代目にあたります。

ノートの台頭やe-POWERの人気も相まって、非搭載車種であるマーチの人気は中程度で推移しています。買取価格の相場もそれほど上がっておらず、3年落ちの低走行距離車でも査定額は80万円を超えません。5年落ちでは50万円が高水準の境界線となっています。

日産車の買取に関するよくある質問

最後に、日産車の買取についてよくある質問とその答えについて紹介します。

Q1.買取保証はありますでしょうか？

買取保証とは、査定の結果値段が付けられないような車だった場合でも保証された価格でもって買取業者が引き取ることを確約するものです。これの有無については、買取業者によって対応が異なりますので、事前に問い合わせておくことをおすすめします。

多くの場合では、買取保証が付く車は自走できる普通自動車としているようです。即ち、軽自動車については対象外となるようです。

査定額が付かなかった車を売却する場合は、廃車買取に特化した業者へ査定依頼を出すことも検討してみてください。

Q2.ローンが残っている車の買取も可能か？

ローンが残っている車も、以下に示す条件のどちらかを満たしていれば買取可能です。

条件の1つめは、車検証上の所有者が自分である場合です。銀行や農協などのカーローンを利用した時に、所有車が自分となるケースがありますが、この時には車の売却が可能です。

条件の2つめは、売却時にローンを完済できる場合です。車を売却して得たお金をそのままローンの残債に充てることができれば手続きは簡単ですが、査定額が残債に満たない場合は差額を用意して精算しなければなりません。

Q3.下取りと買取で査定額が高いのは？

上の項目でも何度か触れているように、下取りと買取で比較した場合、査定額は買取の方が高い傾向にあります。

元々の販売価格にもよりますが、下取りと買取の査定額の差は、概ね10万円前後が相場のようです。そして古い年式になればなるほど、差額は縮まるようです。古い車を手放す際は、手間を加味して検討してみても良さそうです。

まとめ

日産の車はさまざまなタイプのモデルが発売されており、各ジャンルにおいて高い人気を誇っています。特にe-POWER搭載の車は高価買取が期待できますので、一度一括査定サービスでシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。

今回紹介した車種以外にも、シーマやフーガ、フェアレディZのように、人気も価格も高い車が存在します。特にスポーツカーについてはプレミア価格となっているケースも存在するので、スカイラインGT-Rに限らず、高値での買取が可能でしょう。

年数や走行距離が増えるにつれて、買取相場は下がります。日産の車を手放すことを検討される際は、早めに行動することをおすすめします。