「残価設定」を利用する人が増えてきていることをご存じですか?
カーリースやカーローンを検討すると、「残価設定」を行うプランを良く目にしますが、残価の意味がわからないという方も少なくありません。
カーリースの残価設定と、車を購入する際に目にする残価設定ローン(残クレ)との違いもわかりにくいですよね。
残価とは何かを知っておくことで、カーリース・カーローンの契約時にとても役に立ちます。
この記事を読むことで、カーリース・カーローンにおける残価設定の意味がわかり、自動車を賢く手に入れる第一歩となりますので、是非最後までご覧ください。
- 残価の特徴
- カーリースとカーローンにおける残価の違い
- 残価設定ありのカーリースのメリットおよびデメリット
- 残価設定ありのカーローンのメリットおよびデメリット
【先に紹介!カーリースのおすすめサービス比較表】
サービス名 | 月額(税込) | 特徴 |
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定額ニコノリパック |
5,500円〜 | ニコニコレンタカーを運営する会社の激安カーリース。 月額料金が安く審査に通りやすい。スタンド設置店ではガソリン代5円/L割引のサービス付き。 |
MOTAカーリース | 5,940円~ | カーリース契約期間が終了した際に車がもらえるサービス。カーリースなのに走行距離制限がなく、車のカスタマイズが自由で国産全車種から選べる。 |
近年、車を購入するのではなくカーリースを利用する人が増えています。
国産メーカー全車種から車が選べ、契約期間が終了した際に車がもらえる“ニコノリ”を利用すれば、自由に車のカスタマイズも可能です。そのため従来のカーリースのように走行距離の制限もありません。また、車検やオイル交換の無料クーポンも付いてくるのでメンテナンス費用の心配もないおすすめのカーリースです。
目次
残価とは?

残価とは「残価設定」の略で、将来、車に残っている価値のことです。残価は、車種や走行距離に応じて算出されます。
一般的に新車の価値は、車の登録から3年立つと新車価格の約50〜60%まで、5年経つと約30%まで下がると言われています。
残価設定は、カーリースや残価設定ローン(残クレ)を契約する際に重要となりますので、次の項からそれぞれの違いについて詳しく解説していきます。
近年、車を購入するのではなくカーリースを利用する人が増えています。
国産メーカー全車種から車が選べ、契約期間が終了した際に車がもらえる“ニコノリ”を利用すれば、自由に車のカスタマイズも可能です。そのため従来のカーリースのように走行距離の制限もありません。また、車検やオイル交換の無料クーポンも付いてくるのでメンテナンス費用の心配もないおすすめのカーリースです。
カーリースとカーローンの残価設定(残クレ)の違いは?

初めに、カーリースとカーローンの残価設定(残クレ)の違いについて解説します。
カーリースとは、新車価格から残価を差し引き、自賠責保険、税金類(自動車税・重量税等)、車検費を含めた金額を、月々のリース料金として支払う方法です。
一方、カーローンの残価設定は、新車価格から残価を差し引いた金額を、月々の料金として支払う方法です。
自賠責保険、自動車税、重量税、車検費用は、月々の支払いの他に別途必要となります。
カーリースの残価設定とは?
カーリースの残価設定とは、新車価格からリース満了時に想定される残価を差し引き、残った金額を月々の支払い料金として算定する方法です。
①新車価格 ー カーリース満了時に想定される残価 = リース対象価格
②リース対象価格 ÷ 利用月 =月々の支払い価格
カーリースの特徴は、車を購入するのではなく、契約期間中に料金を支払って借りるということです。所有者はカーリース会社、使用者が契約者様となります。
サブスクリプション(サブスク)が人気を集めていることをご存じの方も多いと思いますが、カーリースはサブスクリプションの1つです。
残価設定ローン(残クレ)とは?
次に、残価設定ローンについて解説します。
残価設定ローンは別名、「残価クレジット」「残クレ」といった名称で呼ばれています。
残価設定ローンは、3年や5年など、一定期間後に想定される残価を新車価格から差し引き、残りの金額をローンとして支払う方法です。
ローン終了時には、以下のような選択が可能となります。
- 残価をローンで支払う
- 残価を一括で支払い、買い取る
- 次に購入する際の下取り車とする
- 車を返却し契約を終了する
なお、カーローンは所有者と使用者の両方が「契約者様」となります。ここがカーリースと大きく異なる点です。
所有者が「契約者様」となるため、自賠責保険、各種税金、車検費用等の支払いが月々の支払いに加えて必要となります。
近年、車を購入するのではなくカーリースを利用する人が増えています。
国産メーカー全車種から車が選べ、契約期間が終了した際に車がもらえる“ニコノリ”を利用すれば、自由に車のカスタマイズも可能です。そのため従来のカーリースのように走行距離の制限もありません。また、車検やオイル交換の無料クーポンも付いてくるのでメンテナンス費用の心配もないおすすめのカーリースです。
カーリースの残価設定するメリット・デメリット

ここまで、カーリースの残価設定や残価設定ローンについて解説しました。
ここからは、それぞれのメリットおよびデメリットについて、詳しく解説していきます。
なお、ここまでの内容で、初めて残価を知る人にとっては難しく感じる部分があるかと思います。
「これってどういう意味だっけ?」という疑問が浮かびましたら、冒頭に戻って記事を読み直し、1つずつ理解していきましょう。
カーリースの残価設定するメリット
それでは、カーリースの残価設定をするメリットについて解説していきます。
メリットは主に以下の4点です。
- 初期費用(頭金)がかからない
- 毎月の支払い金額を抑えることができる
- 車検や売却に手間がかからない
- 家計管理がしやすい
残価設定ありのカーリースは、頭金が不要です。また、残価を設定している分、毎月の支払い額が安くなります。
自動車は決して安い買い物ではないため、料金を抑えることができるのは大きなメリットです。
また、頭金が不要なのでカーローンのような「まとまったお金を最初に用意する」必要がありません。貯金がなくとも手軽に車に乗り始められることは嬉しいですよね。
カーリースの利用料は、自賠責保険料・各種税金・車検費用も含まれた金額となっています。そのため、納税時期や車検時期に追加で料金を支払う必要がありません。
支払いは毎月の利用料金のみなので、家計管理がしやすくなります。
また、原則としてリース満了時にはリース会社へ車を返却することになっています。そのため、売却時の手間が省けます。査定のために販売店を探すなど、面倒な手続きが不要になるのも魅力的です。
カーリースの残価設定するデメリット
次に、カーリースの残価設定をするデメリットについて解説します。
カーリースのデメリットは主に以下の3点です。
- 走行距離制限がある
- キズや事故などで追加料金が発生する
- 車検や税金等も含めた金額なので、カーローンと比べると月々の料金が高い
一般的に、カーリースには走行距離制限があります。
走行距離はリース満了時の残価に関わってくるため、契約時の距離制限を超えてしまうと超過料金が発生する場合があります。
しかし、走行距離を毎月チェックする必要はありません。最終的にリース満了時の合計で計算するため、一時期だけ距離が増えてしまう場合は大丈夫です。
また、距離無制限のプランが用意されていることもあり、用途に合わせた契約も可能です。
「通常は通勤に車を使用し、長期連休は遠出する」
→月に1,000Km〜2,000Kmの走行距離プラン
「普段から長距離に使用する」
→距離無制限プラン
上記のように、ご自身に合ったプランを検討しましょう。
他にも「車にキズをつけてしまった」「事故に合ってしまった」場合、車の価値が大きく下がることがあります。この場合は、リース満了時に精算が必要となるので注意しましょう。
リース料金には車検や税金等が含まれているため、カーローンと比べると月々の料金は高くなります。ですが、月々の料金を下げたい場合は、契約期間を伸ばすことで料金を下げることができます。
残価設定ありのカーローン(残クレ)のメリットとデメリット

ここからは、残価設定ローンのメリットとデメリットについて解説します。
残価設定ローンの大きな特徴は、新車価格でそのままローンを組むよりも、残価を設定することで支払額を抑えられることでしたね。
しかし、「ローンを組む」ということになんとなく抵抗がある方も多いかと思います。
ここでは、メリットだけでなくデメリットも解説していますので、残価設定ローンに対しての疑問や不安を解決していきましょう。
残価設定ありのカーローン(残クレ)のメリット
残価設定ありのカーローン(残クレ)のメリットは主に以下の3点です。
- 残価を除いた金額でローンが組める
- ワンランク上の車に乗れる
- ライフステージに合わせた車を選択しやすい
残価を除いた金額でローンが組めるため、月々の支払い額が安く済みます。ただし、利子には残価を含めた金額が反映されるため、注意が必要です。利子については後ほど解説します。
また、月々の金額が抑えられるため、諦めていたワンランク上の車や乗ってみたい憧れの車も検討しやすくなります。
加えて、ローン終了後に再び新しい車に乗り換えることができるので、ライフステージに合わせた車選びが可能です。
求める車は数年単位で変わるものですので、「子供が増えたから軽自動車からミニバンに乗り換える」なども検討しやすくなります。
残価設定ありのカーローン(残クレ)のデメリット
残価設定ありのカーローン(残クレ)のデメリットは主に以下の点です。
- 事故やキズで追加料金がかかる
- 走行距離制限がある
- 利息が高くなる
- ローン支払い終了時に自分の車にならない
カーリースと同様、キズや事故で追加料金が発生する場合があります。残価が下がるようなキズをつけてしまうと、余分な料金を支払うことになるので注意が必要です。
また、走行距離制限もありますので、どのくらいの使用頻度になるか計算する必要があります。
利息についても注意しましょう。残価設定ありでローンを組んだ場合、残価も含めた金額に利子が発生することになります。支払い予定の「残価を除いた金額」で利息を計算するわけではないので、注意が必要です。
ローン支払い終了時点で、車が自分のものにならないことも覚えておきましょう。ローン終了時の選択としては、以下2点の方法があります。
- 残りの残価を一括で支払い、自分の車にする
- 他車に乗り換える
カーリースの残価設定をおすすめする人

- 初期費用を抑えたい人
頭金が不要なので、初期費用を抑えたい人におすすめです。急に車が必要になった場合や、貯金がない状態でも、気軽にカーライフを始められます。
- 車検や売却に手間をかけたくない人
車検や売却は、思ったより時間と手間がかかります。「車は乗るだけで、車検や売却にあまり時間をかけたくない」という忙しい方にはとてもおすすめです。
- 車に対する家計管理を簡単にしたい人
リース料金には、車検費用や税金も含まれています。車にかかる料金を、ほとんど月額料のみで済ませることができるので、家計管理が大変楽になります。
カーローンの残価設定をおすすめする人

- 車検や納税時期にまとまったお金を用意できる人
残価設定(残クレ)をした月額の支払い料金には、車検費用や税金が含まれていません。そのため、それぞれの時期にはまとまったお金を用意する必要があります。
- ワンランク上の車や憧れの車に乗りたい人
残価を差し引いた金額をローンとして支払うため、月々の料金を抑えることができます。そのため、ワンランク上の車や、一度は諦めていた憧れの車に乗るチャンスがあります。
- 3〜5年で車を乗り換えたい人
カーローンは3〜5年の期間で契約するため、数年単位で車を乗り換えることができます。そのため、ライフステージによって乗りたい車が変わる方におすすめです。
契約時の残価設定は確認が必須

カーリースの残価設定を契約した後、リース契約満了時期に「車を返却」する場合、残価と車両売却額の差額を精算することになります。
なので、残価を高く設定しすぎると、リース契約満了時に差額を別途支払う必要が出てきます。
例えば、「月々の料金がコミコミ1万円」といった広告があるとしたら、お得に感じても残価設定をしっかり確認することが大切です。
カーリースは車検費用や自動車税が含まれる料金設定ですが、その分料金形態が複雑な場合もあるので、契約時にはしっかりと確認しましょう。
まとめ

ここまで、カーリースの残価設定と、残価設定ローンについて解説してきました。
「カーリースは車検や税金等がコミコミ価格になっており、家計管理がしやすい」
「残価設定ローンは、短いスパンで車を乗り換えることができる」
両者ともにメリットおよびデメリットがありますが、この記事を読んで、ご自身に合ったプランを見つけていただければ幸いです。
残価設定を上手に利用して、素敵なカーライフを送りましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
