近年、軽バンを利用した働き方がひそかな人気を集めているのはご存じでしょうか。
誰でも個人事業主として始められる事業として、軽貨物運送業が注目されています。これは大手通販サイトや配送業者と提携して荷物の宅配を行うもので、必要なものは黒ナンバー登録した軽バンだけです。特にネット通販の市場は日々拡大の一途を辿っているので、仕事が尽きないという魅力もあります。
コロナ禍をきっかけに仕事を変える人が続々と参入しているので、今軽バンの人気が非常に高まっています。新車の納車が遅延しがちな情勢下ですから、中古車もなかなか値下がりしていません。そんなときにおすすめしたいのが、軽バンのカーリースです。
今回は軽バンのカーリースについて詳しく掘り下げていきましょう。おすすめのカーリース業者、軽バンの車種など、これから軽バンをリースして軽貨物運送を始めてみたいという人の役に立つ情報をお伝えします。
- 軽バンカーリースにおすすめの業者
- 軽バンカーリースにおすすめの車種
- 軽バンカーリースのメリット
- 軽バンカーリースをおすすめする理由
- 軽バンカーリースに関するよくある質問と答え
【先に紹介!カーリースのおすすめサービス比較表】
サービス名 | 月額(税込) | 特徴 |
---|---|---|
定額ニコノリパック |
5,500円〜 | ニコニコレンタカーを運営する会社の激安カーリース。 月額料金が安く審査に通りやすい。スタンド設置店ではガソリン代5円/L割引のサービス付き。 |
MOTAカーリース | 5,940円~ | カーリース契約期間が終了した際に車がもらえるサービス。カーリースなのに走行距離制限がなく、車のカスタマイズが自由で国産全車種から選べる。 |
近年、車を購入するのではなくカーリースを利用する人が増えています。
国産メーカー全車種から車が選べ、契約期間が終了した際に車がもらえる“ニコノリ”を利用すれば、自由に車のカスタマイズも可能です。そのため従来のカーリースのように走行距離の制限もありません。また、車検やオイル交換の無料クーポンも付いてくるのでメンテナンス費用の心配もないおすすめのカーリースです。
目次
軽バンとは?

まずは前提の話として軽バンの定義についておさらいしておきましょう。
軽バンとは、軽自動車における貨物輸送を目的とした商用車を指します。車検証上の用途が貨物であり、4ナンバーで登録されるのが特徴です。貨物の運送を事業として行っていない場合は自家用であるため黄色ナンバーですが、事業に使用する車両とする場合は事業用として黒ナンバーで登録する必要があります。
事業用ナンバーの取得というと、法人が行うものというイメージが強いです。実際、普通車では6人以上の法人によって5台以上の申請がなければ取得できません。しかし、軽自動車の黒ナンバーは1台から取得の申請を出せるので、個人事業主でも付けることが可能です。このことも、軽貨物運送業への個人参入のハードルを下げる要因の1つです。
近年、車を購入するのではなくカーリースを利用する人が増えています。
国産メーカー全車種から車が選べ、契約期間が終了した際に車がもらえる“ニコノリ”を利用すれば、自由に車のカスタマイズも可能です。そのため従来のカーリースのように走行距離の制限もありません。また、車検やオイル交換の無料クーポンも付いてくるのでメンテナンス費用の心配もないおすすめのカーリースです。
軽バンをカーリースできるおすすめ業者6選

冒頭でもお伝えしたとおり、軽貨物運送業に使用する軽バンの取得にはカーリースがおすすめです。昨今では軽貨物運送業に使用する軽バンに特化したカーリースサービスも登場しています。ここでは、事業に使用する軽バンをリースするのにおすすめのカーリース業者を6つご紹介します。
ENEOS新車のサブスク

サービス名 | ENEOS新車のサブスク |
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月額料金 | 月額5,060円~ |
リース期間 | 3年/5年/7年 |
選べるメーカー・車種 | 国内メーカー全車種 (一部を除く) |
新車・中古車 | 新車 |
走行距離制限 | 月1,000km/1,500km/2,000km/3,000km |
HP | https://eneos-cl.com/ |
ENEOSの新車サブスクリプションは、国産メーカーからの新車軽バンを中心に取り揃えております。1年以上のリース期間を選ぶことが可能で、料金も個人事業主様や法人様にも大変リーズナブルに設定されております。特に、走行距離に関する制限が緩やかで、格安の料金設定が魅力的です。
また、中古車のリースも取り扱っており、お客様の希望に合わせて幅広い車種から選ぶことができます。ENEOSなら、安心しておすすめの軽バンリースをご利用いただけることでしょう。
定額ニコノリパック

サービス名 | ニコニコカーリース ニコノリ |
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月額料金 | 5,500円~ |
リース期間 | 1年~9年で選択可能 一部パック設定あり |
選べるメーカー・車種 | 国内メーカー全車種 (一部を除く) |
新車・中古車 | 新車・中古車 両方対応 |
走行距離制限 | 月500㎞~相談可能 もらえるパックで無制限 |
HP | https://www.niconori.jp/ |
次は定額ニコノリパックです。運営元は格安レンタカーで知られるニコニコレンタカーと同じで、カーリースでも料金の安さが際立っています。そのため、月々の支払いを安く済ませたい場合にはおすすめの業者です。
リース期間は契約するときに設定が可能ですが、5年契約のベーシックパックと9年契約のもらえるパックも用意されています。もらえるパックでは契約満了後に車がもらえるので、契約期間中の走行距離に制限はありません。
ニコノリでは法人契約も可能で、個人事業主の契約にも対応しています。その際の走行距離制限は契約時に取り決めることができるようです。HP上に記載されている軽バンの車種がとても豊富で、定番のスズキ・エブリィから最新のホンダ・N-VANも選択できます。
定額カルモくん

サービス名 | 定額カルモくん |
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月額料金 | 11,220円~ |
リース期間 | 1年~11年で選択可能 |
選べるメーカー・車種 | 国内メーカー全車種 (一部を除く) |
新車・中古車 | 新車・中古車 両方対応 |
走行距離制限 | 6年以下 月1500㎞ 7年以上 無制限 |
HP | https://carmo-kun.jp/ |
まずは個人向けカーリースでもおなじみの定額カルモくんです。
定額カルモくんではリース期間を1年単位で選択可能で、最短で1年。最長で11年までリースできます。また、7年以上のリース契約ならば走行距離が無制限になり、月額料金に500円加算することで満了後に車を譲り受けられるようになります。軽バンを使った軽貨物運送業では走行距離がよく伸びるので、走行距離が無制限になるのは便利です。
新車であれば国産メーカーの車種は一部を除いて全て選択可能。中古車リースにも対応していて、在庫の有無とその地域が合えば最短4日での納車もできるということです。
定額カルモくんでは預金口座の名義が法人になっていれば、個人事業主でも法人契約ができます。ですが、その際の審査は個人と比べてやや厳しい傾向にあるようです。
GMSリース

サービス名 | GMSリース |
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月額料金 | 34,980円~ |
リース期間 | 3年または4年 |
選べるメーカー・車種 | 日産・クリッパー スズキ・エブリィ ダイハツ・ハイゼットカーゴ |
新車・中古車 | 新車・中古車 両方対応 |
走行距離制限 | 基本無制限 一部プラン 月3000㎞ |
HP | https://www.global-mobility-service.com/lp/lease/index.php?key=481GRTMMP242HLKZ |
GMSリースは個人事業主向けの軽バンカーリースに特化したカーリースで、プラン内容も軽貨物運送業に使用されることを想定した内容です。
新車のリースプランは3つ用意されていて、車検代と任意保険付きの3年プランと4年プラン。保険料などが付いていない4年プランの3つです。保険無しのプランでは月間走行距離制限が定められていますが、保険付きのプランでは制限がありません。また、保険付きの4年プランでは契約満了後に車がもらえ、他のプランでも買取が可能です。
中古車リースのプランも基本構造は同様ですが、全てのプランで車検代と任意保険が付いています。3年プランと4年プランがあって、3年プランでは中古車のランク毎に月額料金が変わります。4年プランにのみ走行距離制限が定められていて、満了後の買取は要相談とされているようです。
新車・中古車共に、一部のプランは首都圏近郊のみ対応しているので注意してください。
GMSリースは個人事業主向けのリースという特性から審査が通りやすい仕組みを取っており、その通過率は98%とされています。また、軽貨物運送業に必要な黒ナンバーの取得もサポートしてくれます。諸々の手続きに不安がある方にはおすすめの業者です。
オリックスカーリース

サービス名 | オリックス・カーリース・オンライン |
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月額料金 | 13,750円~ |
リース期間 | ビジネスプランは3年~7年で選択可能 |
選べるメーカー・車種 | 国内メーカー全車種 (一部を除く) |
新車・中古車 | 新車・中古車 両方対応 |
走行距離制限 | 月500㎞~2500㎞ |
HP | https://www.carlease-online.jp/index.html |
オリックスカーリースは自動車関連サービスの大手で、法人・個人事業主向けカーリースも展開しています。個人向けカーリースの「いまのりくん」とは違ったプラン内容で、点検整備を含めないファイナンスリースと、点検整備・消耗品交換も含めるメンテナンスリースの2つが用意されています。メンテナンスリースでは全国9,000以上の整備工場と提携したサポート態勢を整えているので、全国どこでも安心してメンテナンスが行えます。
こちらもHP上に記載されている車種の種類が豊富です。軽バン中古車の在庫数も充実しているので、条件さえ整えば早期納車も実現できます。
オリックスカーリースは、充実したアフターサービスを希望する方におすすめです。
箱バン.com

サービス名 | 箱バン.com |
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月額料金 | 16,000円~ |
リース期間 | 4年・5年・7年 |
選べるメーカー・車種 | 日産・クリッパー スズキ・エブリィ ダイハツ・ハイゼットカーゴ トヨタ・タウンエース トヨタ・ハイエース |
新車・中古車 | 新車のみ |
走行距離制限 | 無制限 |
HP | https://hakoban.com/ |
箱バン.comは、GMSリースと同様に軽バンカーリースに特化したサービスです。黒ナンバーの取得もサポートしてもらえます。こちらは新車のみの取り扱いで、中古車リースには対応していません。契約期間は最短でも4年。最長で7年です。
カーリースとしては珍しく、月々の料金に含まれているのが車両代のみというプランも存在します。全て込みのプランでは点検整備代も含めた維持費用が全てカバーされます。どちらのプランも走行距離に制限がありません。
満了後の再リースにも対応しているので、軽バンに特化した長期リースを行いたいときにはおすすめです。
近年、車を購入するのではなくカーリースを利用する人が増えています。
国産メーカー全車種から車が選べ、契約期間が終了した際に車がもらえる“ニコノリ”を利用すれば、自由に車のカスタマイズも可能です。そのため従来のカーリースのように走行距離の制限もありません。また、車検やオイル交換の無料クーポンも付いてくるのでメンテナンス費用の心配もないおすすめのカーリースです。
カーリースでおすすめの軽バン10選

軽バンは国内の自動車メーカー全てから発売されています。メーカーによっては自社製造をせずにOEM供給を受けているモデルもありますが、各メーカーのディーラーでサポートを受けられるのが特徴です。
これから紹介する車種は全て貨物運送用の商用車で、黒ナンバー登録が可能です。国内各メーカーから最低1車種以上は登場しているので、お気に入りのメーカーから選んだり新たなお気に入り車種を発見したりすることをおすすめします。カーリースするのにぴったりな一台を見つけてみてください。
エブリイ(スズキ)

まず紹介するのはスズキ・エブリィです。国内に流通している軽バンでは特にメジャーな車種の1つです。初代モデルは1993年に登場していて、以来6代にわたって日本の軽バンを牽引するロングセラーモデルです。
グレードは4つあり、その全てでMTとAT。2WDと4WDが選択できます。下位2グレードでは、スズキの安全装備であるスズキセーフティサポートの装着がオプションで選択できます。他の車種にも言える事ですが、グレードを選択する際はキーレスやパワーウインドウがあるグレードをおすすめします。
バックドアやスライドドアの開口部の広さや運転席回りの収納スペースなど、運送業に使う車として必要としている設計を満たしており、スタンダードな一台としての完成度は非常に高いです。
販売台数の多さ故に中古車の流通数も非常に多い点も特徴です。
価格 | 991,100円~ |
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排気量 | 660cc |
乗員 | 2[4]人 |
駆動方式 | FR 4WD |
アルトバン(スズキ)

現行モデルでは既に販売終了されていますが、中古車市場ではまだまだ取引されているのがアルトバンです。軽乗用車をベースに後部座席の仕様を貨物に特化したもので、車体の小ささが特徴と言えます。しかし、その小ささ故に積み込める荷物の量は限られているので、活躍できる場はそれほど多くはないです。軽バンとしては異質な車種と言えます。
軽貨物運送業に使用する車としては心もとないですが、故に中古車市場での本体価格は割安です。2022年5月現在に置いては、安い車両で10万円台から乗り出すことも可能です。小柄ですので運転する上での取り回し易さも抜群。荷物を積み込む量を必要としないならおすすめできます。
価格 | 10万円台~90万円台 ※中古車のみ |
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排気量 | 660cc |
乗員 | 4人 |
駆動方式 | FF 4WD |
ミニキャブバン(MITSUBISHI)

画像出典:三菱自動車公式サイト
次は三菱自動車から発売されているミニキャブバンです。ミニキャブの名前は軽トラの車種名として1966年に登場。バンの発売はその2年後からです。以来2014年まで自社製造を行っていました。現行モデルは始めに紹介したスズキ・エブリィのOEM供給を受けている軽バンであり、外装や走行性能はエブリィとほぼ同一です。内装などには細かい違いがあるほか、ボディーカラーもミニキャブバンでは一部選択できない色も存在します。
他にエブリィと異なっている点として、運転支援安全性能が三菱のシステムが搭載されている点があります。グレードは3種類で、最上位グレードである「ブラボー」にはMT車の設定はありません。
三菱のお店でアフターサービスを受けたいという場合には、エブリィではなくこちらを選択するのがおすすめです。
価格 | 1,035,100円~ |
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排気量 | 660cc |
乗員 | 2[4]人 |
駆動方式 | FR 4WD |
ハイゼットキャディー(ダイハツ)

続いて紹介する車種はダイハツのハイゼットキャディーです。こちらも現在では新車の発売はされていないため、中古車で探すしかありません。
ハイゼットキャディーはダイハツの軽乗用車であるウェイクをベースに、後部座席から全て荷物用とすることで商用車登録を可能にしたモデルです。通常の軽バンとは一線を画した外観であり、ぱっと見では商用車には見えないのが特徴的です。商用車らしい見た目を好まない人には、後述するN-VANと共におすすめできる1台です
価格 | 60万円台~130万円台 |
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排気量 | 660cc |
乗員 | 2人 |
駆動方式 | FF 4WD |
N-VAN(ホンダ)

次はホンダのN-VANです。こちらは軽乗用車の大ヒットモデルであるN-BOXをベースにした軽バンで、見た目の随所にその面影が見られます。
エンジンの位置もN-BOXがベースですので、床下にエンジンを置いている他社軽バンと比べて荷室の長さは短いです。それを補うのが、ホンダ独自の低床構造を活かした荷室の全高引き上げと、軽バンでは初採用されたピラーレスドアとフラット化が可能な助手席の組み合わせです。1人で行う軽貨物運送業では助手席部分がデッドスペースになりがちだったのを、後部の荷室と一体運用させることによって荷室としての活用に成功。乗用車譲りの走行性能と相まって今人気が高まっている車種です。
同業者とは違った車を選びたいというときには特におすすめできる1台です。
価格 | 1,276,000円~ |
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排気量 | 660cc |
乗員 | 2[4]人 |
駆動方式 | FF 4WD |
スクラムバン(マツダ)

続いてはマツダのスクラムバンです。こちらは1989年の登場当初からスズキ・エブリィのOEM供給を受けている軽バンです。細かいグレードの構成や、グレードによってMT・ATの選択可能であるかどうかなどは違っています。選択できる色の種類にも限りがあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
価格 | 991,000円~ |
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排気量 | 660cc |
乗員 | 2[4]人 |
駆動方式 | FF 4WD |
ハイゼットカーゴ(ダイハツ)

続いて紹介するのはダイハツ・ハイゼットカーゴです。スズキ・エブリィと並んで国内軽バンの双璧を成すと言っても過言ではなく、初代のハイゼットバンが発売されたのも1961年と最も長い歴史を持つ車種です。
グレードは5種類で、全てでMT・ATと2WD・4WDの選択が可能です。運転支援安全性能やパワーウインドウが全てのグレードに標準装備されている他、上位グレードではキーレスにも対応。最上位グレードになると鍵さえ持っていれば近づくだけで後部スライドドアが自動で開く機能が搭載。両手が塞がることが多い軽貨物運送業をサポートします。
先進機能満載の軽バンを利用するならおすすめの一台です。
価格 | 1,045,000円~ |
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排気量 | 660cc |
乗員 | 2[4]人 |
駆動方式 | FF 4WD |
NV100クリッパー(日産)

続いて日産のクリッパーです。こちらは初代モデルが三菱・ミニキャブ、現行モデルがスズキ・エブリィからのOEM供給を受けて発売されている車種です。そのため現行モデルにおいては、三菱・ミニキャブとマツダ・スクラムと各主要諸元は同一です。
クリッパーのグレード構成は上位グレードのGXと下位グレードのDXの2種類です。DXは安全装備や内装・外装の装備の違いでセーフティパッケージとGLパッケージがラインアップされています。全てのグレードで2WDと4WDが選択できますが、MT・ATの選択はグレードによって設定無しの場合があります。
軽バンを選択する上では、日産のディーラーによるサービスを受けることを考えるならクリッパーを選択するのがおすすめです。
価格 | 1,090,100円~ |
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排気量 | 660cc |
乗員 | 2[4]人 |
駆動方式 | FF 4WD |
ピクシスバン(トヨタ)

次はトヨタのピクシスバンです。この軽バンはハイゼットカーゴのOEM版で、内外装の仕様は同一とされています。グレードのラインアップや仕様など、多くの面でハイゼットカーゴと同じであり、違うのはエンブレムと販売プラットフォームのみといっても過言ではないでしょう。
ハイゼットカーゴのハイレベルな装備を求めつつにトヨタディーラーのサポートを受けるなら、ピクシスバンもおすすめの一台です。
価格 | 1,045,000円~ |
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排気量 | 660cc |
乗員 | 2[4]人 |
駆動方式 | FF 4WD |
サンバーバン(スバル)

最後に紹介するのはスバル・サンバーバンです。こちらも現行モデルはハイゼットカーゴのOEM版ですが、1961年の登場当初から2012年までは自社製造の車両でした。自社製造時代のサンバーは、エンジンを後輪付近に設置しているRRの駆動方式を採用していて個性的な軽バンでした。
現行モデルのグレードは名称を除いてハイゼットカーゴと同一ですが、最上位グレードである「ディアス」は、専用メッキフロントグリルや両側パワースライドドアが標準搭載されています。更に、サンバーバンにだけ設定されているカラーもあるので、ひと味違う個性を出したいときにはおすすめです。
価格 | 1,045,000円~ |
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排気量 | 660cc |
乗員 | 2[4]人 |
駆動方式 | FF 4WD |
軽バンをカーリースするメリット

軽バンをリースする上でおすすめのリース会社と車種をご紹介しましたが、どれも新車や中古車が取りそろえられており、契約プランによって使い方が微妙に異なるカーリースをあえて利用する意味が感じられにくいでしょう。
しかしながら、業務使用する車だからこそ法人・個人事業主問わずカーリースをおすすめしたい理由があります。新車・中古車を購入した場合と料金などを比較してカーリースをお勧めする理由をご紹介します。
車にかかる費用は全額経費計上できる

法人・個人事業主がカーリースを利用する最大のメリットは、車にかかる費用の全てが経費計上できる点にあるでしょう。
新車・中古車を購入した場合、車にかかる費用を経費として計算する時の手間が大変です。車両本体の支払いに加え、各種税金と保険・点検整備代をそれぞれの項目に分けて計上しなければなりません。特に車検代の計算では法定費用・代行手数料・点検整備代・消耗品交換など、内容はさまざま。更に車両代については、減価償却の計算を行う必要があります。商用車を使用する法人の場合は数台から数十台規模ですので、経理業務にかかる負担がとても大きいです。
カーリースでは、月々の料金の中に車両代・各種法定費用・メンテナンス代が含まれており、その全てをひとまとめに「カーリース代」として計上可能です。面倒な計算を要せず、節税にも一役買います。
頭金不要で初期費用を抑えて車に乗れる

新車・中古車をローンで購入する場合、契約時に頭金を必要とすることが多いです。これに登録するために必要な手数料などもかかるので、乗り出しの際の初期費用は高額です。
カーリースでは頭金を必要とせず、全てが月額料金に込められています。初回の支払いから契約期間中はずっと一定額の支払いですので、初期費用はローン購入と比較して非常に格安でおすすめです。
安心のアフターフォロー&車の維持費がかからない

カーリースを利用する際にメンテナンスパックなどに加入しておくと、リース会社から点検時期のお知らせをしてくれます。プランによっては整備工場の手配まで済ませてくれることもあるようです。ローンで購入した場合と比較しても手厚いサービスと言えるでしょう。
加えて、整備料金は月々の支払いに組み込まれています。車検や定期点検の度にまとまったお金を用意する必要はなく、ずっと定額のままです。支払額を一定にさせたい人に対しても、カーリースはおすすめです。
個人利用でも軽バンのカーリースがおすすめな理由とは?

上の項目で挙げたメリットは、法人・個人事業主問わず両方に該当するメリットでした。しかしながら、個人事業主として利用するならそこまで大きな恩恵は感じにくい部分も会ったのではないでしょうか。必要な車は1台だけですから、それなら中古で買う方がリースと比較して格安な場合があるという考えも尤もです。
しかしながら、個人が軽バンをリースするメリットは大いにあります。マイカーのように使える車を手に入れることでどんなメリットが生まれるのか。ここでは、個人事業主が軽バンカーリースを利用することがおすすめな理由についても解説します。
キャンプなどのアウトドアや車中泊にも利用できる!

軽バンの積載スペースは、少々汚れても問題ないように設計されていることが多いです。泥などで汚れた部分簡単に拭き取れます。これを利用した軽バンの使用方法として、アウトドアの趣味に活用することをおすすめします。
例えば荷物の積載スペースを利用してオートキャンプを行うのはいかがでしょうか。荷室はフラットにできますから、大人が2人寝るスペースとしては充分な広さです。
このほか、長尺の荷物を載せるスペースを利用してサーフボードなどを乗せるのも有効です。
荷物をたくさん積むことができる

軽バンは大量の荷物を積み込むのに、最も適した設計をしている車の1つです。軽乗用車で人気を博しているトールワゴンと比較してもその積載量は段違いです。これを利用し、大型スーパーでの買い物やちょっとした荷物運びに利用するのもおすすめです。
プライベートで荷物を大量に運べる車を手にすることは、行動の選択肢が広がるという楽しみを与えてくれるでしょう。
シートが自由自在で使い勝手が良い

軽バンは後部座席を畳んでフラットにできます。車種によっては前方の座席も畳んでフルフラットにもできます。このようなシートアレンジもトールワゴンではできない特徴であり、軽バンならではの魅力と言えるでしょう。
昨今では軽バンの広さを利用し、内装をカスタマイズしてキャンピングカーのようにする人もいるようです。仕事とプライベートで使用方法を使い分けられるのも、軽バンを個人が所有することはおすすめできます。
軽バンのカーリースに関するよくある質問

最後に、軽バンをカーリースする上でよくある質問とその答えを紹介します。
審査なしまたは審査が通りやすいカーリースのサービスは?
原則として、審査なしのカーリースは存在しません。軽バンに限らず、全てのサービスでカーリース前の審査は必須です。また、どこのカーリースの審査も個人と法人では法人の方が通りにくいという特徴があります。
審査の通りやすさは各社で大きく異なるようです。今回ご紹介したカーリースの中で比較すると、GMSリースが最も審査が通りやすいと評判を集めています。詳しくは各社の口コミ・評判を参照するのがおすすめです。
軽バンのカーリースで中古車はリースできるか?
中古軽バンのカーリース取り扱いは、各社によって対応が別れています。この記事で紹介したリース会社でも、1社だけ取り扱っていない業者がありました。
中古車リースの場合、新車と比較して料金が安いです。そのため個人事業主の利用者からの人気を集めているので、中古車リースを扱っていても在庫がない場合もあります。利用を検討する都度でリース会社に在庫確認することをおすすめします。
リースで破損や事故を起こした際はどうなりますか?
リース期間中に破損や事故が起きた場合の対応は自分で行う必要がありますが、リース会社に連絡すれば修理の手配を行ってくれるので、何かあったときは必ず連絡を入れるようにしましょう。原則として修理費は実費負担ですので、任意保険への加入をおすすめしておきます。
万が一自走不可能なほど破損状態が酷かった場合には、契約期間の途中でも解約になる可能性があります。
軽バンのカーリースをおすすめできる人
軽バンカーリースをおすすめする人は、初期費用を抑えて軽貨物運送業を始めたい人です。上の項目でも説明したとおり、カーリースを利用すれば乗り出しに多額のお金を要するということはありません。月々の料金で維持費を全て支払えるのも楽です。
また、今回ご紹介したGMSリースと箱バン.comは黒ナンバーの取得もサポートしてくれます。自分で行うのが不安という方は、これらの業者に任せられるというメリットも加味して検討してみてはいかがでしょうか。
軽バンのカーリースをおすすめできない人
軽バンカーリースをおすすめできない人は、軽貨物運送業をすぐにやめる可能性がある人です。
カーリースは原則として、中途解約はできません。また、リース期間中のカスタマイズにも制限があります。仮に1年も満たない内に軽貨物運送業を辞めたとしても、カスタマイズできない商用車だけが手元に残り、契約期間中の支払いも続きます。残価精算を必要とする契約だった場合、契約満了後にまとまった支払いが発生するかもしれません。
このようなリスクを負うことをためらうならば、カーリースではなく中古車購入にしておいた方が車の使用方法が自由自在です。
まとめ

元々カーリースは法人向けサービスから始まって個人にも浸透しているので、事業用途に向いているサービス内容です。ですので法人だけでなく、個人として軽貨物運送業を始めるにあたっての軽バン導入にはカーリースがおすすめです。車種毎の特徴をきちんと把握して、自分の使い方や運転の仕方に合う車種を選ぶといいでしょう。
法人がカーリースを利用するメリットは大いにあります。経理業務負担の軽減や節税をお考えならばカーリースを検討してみてください。
個人が行う軽貨物運送業は、契約内容によっては自分が好きな時間と場所で働くことも可能です。もし、仕事を変えてみようとお考えならば、軽バンカーリースの内容も含めて一度検討してみてはいかがでしょうか。
