軽自動車タントの買取におすすめの業者7選！査定ポイントや相場価格を徹底解説

タントと言えば日本の軽自動車を代表するような人気車種です。軽の1大ジャンルであるスーパーハイトワゴンの元祖と言われている車種で、ダイハツの中でも一番の売れ筋となっています。近年ではホンダのN-BOXに押され気味ではありますが、中古車市場での需要は高く、故に買取の価格も高値が期待できます。

そんなタントの買取をしてもらう場合、どこの買取業者に査定してもらうといいのか、迷ったりしていませんか？ 少しでも高く売るためには、買取業者の選び方はとても重要です。

そこで今回は、タントの取り扱いにフォーカスを当てて、おすすめの中古車買取サービスを見ていきましょう。年式別の買取相場や、より高値で売却するためのポイントも合わせてご紹介します。

【先に紹介！車買取のおすすめサービス比較表】

サービス名	総合評価	特徴
カーネクスト		電話1本で買取契約が完結。どんな車でも0円以上の高価買取を実現。
ガリバー		中古車買取台数No.1の実績。全国約460店舗のネットワークと独自の査定システムで高価買取を実現。
カーセブン		全国160店舗を展開するフランチャイズチェーン。契約後の減額がなく、キャンセルも可能。

※更新時期によって詳細数値が異なる場合があります

タントの中古車買取におすすめの買取サービス7選

まずは、タントの中古車買取を依頼する際に利用をおすすめするサービスをご紹介します。

カーネクスト

総合おすすめ度
査定額
速さ
安心
運営会社	株式会社ラグザス・クリエイト
提携業者数	自社買取販売
対応地域	全国

公式サイトで見る

カーネクストは、査定から買取までを自社でおこなっている大手の買取専門業者です。買い取った車は自社工場で点検整備しているので、余計なコストがかかりにくく、その分買取金額に反映させられています。査定の申込みから契約・引き渡しまで全て電話連絡だけで可能なのが特徴ですので、忙しくて予定がなかなか立てられない人におすすめのサービスです。

公式サイトではタントの買取実績も紹介されています。最高額は2015年式のカスタムRSトップエディションSAというグレードで、走行距離61,000キロが85万円の価格で買い取
りされています。

車買取革命

総合おすすめ度
査定額
速さ
安心
運営会社	カーマーケティングジャパン株式会社
提携業者数	不明
対応地域	全国

公式サイトで見る

車買取革命は中古車買取の一括査定サイトです。車の情報を入力するだけでおおよその買取金額がわかるだけでなく、複数の業者に対して査定依頼を同時に出すことも可能です。

また、電話連絡などの直接的なコンタクトをすることになる業者は、査定額などを元に車買取革命が選んだ1社だけという特徴があります。そのため、複数の業者から同時多発的に連絡が舞い込んでくることもなく、面倒な対応も必要ありません。

また、困りごとがあった場合には専門のコンシェルジュへの相談が可能です。営業電話が煩わしくて、一括査定サービスを使ったことがないような人にもおすすめのサービスです。

公式サイトに買取事例は紹介されておらず、タントの買取事例や相場は確認できませんでした。しかし、複数の業者に査定を申込めるので、高価買取が強く期待できるのがポイントです。

イカプラ

総合おすすめ度
査定額
速さ
安心
運営会社	株式会社プラス
提携業者数	600店以上
対応地域	全国

公式サイトで見る

イカプラも車買取革命と同じく中古車買取の一括査定サービスです。こちらも中古車買取の一括査定サイトで、依頼者とコンタクトさせる買取業者を1社に絞っているという特徴も、車買取革命と似通っています。加盟店は600を超えていて、中には廃車の買取も可能な業者や旧車を得意としている業者もあります。

こちらでもタントの買取事例や相場は見つけられませんでした。しかし、軽自動車でも最高70万円という査定額が提示された事例が紹介されています。車買取のことがよくわからない人でも、高値で買い取ってくれる業者が見つけやすいのでおすすめです。

MOTA車買取

総合おすすめ度
査定額
速さ
安心
運営会社	株式会社MOTA
提携業者数	400店以上
対応地域	全国

公式サイトで見る

こちらはカーリースでも名が知られている、MOTA運営の中古車買取一括査定サービスです。依頼者とコンタクトできる買取業者は3社としていますが、それ以外の業者も最大20社の査定額が閲覧できます。

MOTA車買取では、ユーザーによる買取業者への口コミが見られます。査定価格・連絡対応・おすすめ度・総合評価の4項目を5段階で評価しており、TOP10の業者はランキング形式で紹介もされています。買取業者を総合的に判断したい場合にはおすすめの、一括査定サービスです。

タントの買取実績はとても多く、2017年式の低走行距離車が最高139万円という査定額を記録しています。年式が古い車両でも、走行距離が10万キロを超えていなければ、20万円での買取も可能なようです。

査定比較.com

総合おすすめ度
査定額
速さ
安心
運営会社	株式会社ラズライト
提携業者数	282社
対応地域	全国

公式サイトで見る

査定比較.comも中古車買取の一括査定サイトで、こちらは最大10社による査定で買取価格の比較が可能です。査定額を提示した全ての業者から営業連絡が入る点には注意が必要かもしれません。しかしながら、全ての業者の査定額を比較した上で検討することも可能ですし、業者同士を競合させられればより高値での買取が期待できます。そのため、交渉に慣れている人にはこのようなタイプの一括査定サービスがおすすめです。

公式サイトでは、タントの買取実績は示されていません。車買取の事例は、業者間での査定額の違いと共に紹介されていて、最高で約60万。一番差が無くても15万円の違いがあることがわかります。

カービュー

総合おすすめ度
査定額
速さ
安心
運営会社	ヤフー株式会社
提携業者数	300社以上
対応地域	全国

公式サイトで見る

カービューも中古車一括査定サービスで、2022年7月にヤフー株式会社と合併。同時に査定に出せる最大8社とのコンタクトが可能です。加盟している買取業者は全国に300社以上あります。商用車や自走不可能な車の買取に特化した一括査定サービスも運営していて、あらゆる車の買取に対応可能です。

公式サイトではシミュレーターを作って車の買取相場や査定実績を調べることができます。人気車種であるタントのデータは豊富に揃っていて、カービューを利用した人の買取相場は71万円から110万円が平均値として紹介されています。年式・走行距離・グレードの違いで細かくシミュレートできるので、あらかじめどのぐらいで売れそうかを調べる際に使うのにおすすめします。

セルトレ

総合おすすめ度
査定額
速さ
安心
運営会社	株式会社じげん
提携業者数	不明
対応地域	全国

 

 

 

最後に紹介するのがセルトレです。こちらも車の情報を元に査定額を提示する中古車一括査定のサービスです。国内でのリセールだけでなく、海外への輸出にも強みを持っていて、故に自走ができないような事故車や廃車に近い車の買取も可能としています。買い取ってもらえるかどうか不安な車を査定に出す場合にはおすすめのサービスです。

こちらの公式サイトでは、タントの買取事例や相場の確認はできません。しかしながら、タントのように高い人気がある車種であればある程度の価格で売れることが充分に期待できます。古い年式の車両でも、部品をリサイクルするための需要が高いです。比較検討のためにも、査定を申込んでみてはいかがでしょうか。

タントの特徴

改めて、タントとはどういった車なのかをおさらいしておきましょう。

タントはダイハツが2003年から発売している車で、軽自動車におけるスーパーハイトワゴンというジャンルの元祖と言われています。現在ではスーパーハイトワゴンの人気も相まって、ダイハツの看板車種にまで成長。2022年7月現在では4代目のモデルが発売されています。

タントの特徴は、広々とした室内と使い勝手の良さにあります。現行モデルでは助手席側のピラーが廃されており、ステップの段も低く摂られているので乗り降りがとてもスムーズです。多彩なシートアレンジによってラゲージスペースも大きく取れます。日常使いがとても機能的にできることが、タントが人気を集めている理由の1つです。

その人気故に、中古車市場での需要も一定水準以上を保っています。そのため買取の査定額も他の軽自動車と比較して高くなりやすく、走行距離が短い車両では相場を大きく上回る買取金額も期待できます。

タントの買取相場一覧

ここからはタントの買取相場を年式で分けて見ていきましょう。車を買い取りに出すタイミングや相場が大きく変動する年式として一般的な、3年落ち、5年落ち、10年落ちを例にしてご紹介します。

以下で紹介する値はあくまで国内マーケット情報を参考にした平均値であり、状態によってはこれらを大幅に上回る査定額になる可能性もあります。

3年落ち(2019年)のタント買取相場

グレード	平均買取相場
L	73万円
X	83万円
Xターボ	94万円

まずは3年落ちにあたる2019年式の下取り・買取相場です。3年という年数は初回の車検を迎える時期ですから、これを期に買取に出す方もいらっしゃる事と思います。タントは2019年の7月にフルモデルチェンジをおこなっており、ここでは現行モデルで2019年当時に選択できた3つのグレードをご紹介しましょう。なお、走行距離については2万キロと想定しております。

どのグレードも査定額の相場は70万円を超えており、最上位グレードであるXのターボは90万円超の査定額がついています。状態次第では100万円を超える査定額も期待できそうです。

5年落ち(2017年)のタント買取相場

グレード	平均買取相場
L	51万円
X	56万円
XターボSA3	65万円

次は5年落ちに当たる2017年式の下取り・買取相場です。なお、走行距離は4万キロを想定しています。こちらはタントにおいての先代モデルにあたり、グレードの名前も一部違っています。5年は2回目の車検を迎える時期であり、3年と比較しても本格的に買取に出すことを検討される頃合いでしょう。

1つ前のモデルということもありますが、それでも買取相場は年式相応の下がり幅とみることができます。最も標準的なグレードである「L」も50万円を上回る査定額が相場で、「XターボSA3」が65万円。状態次第ではこれを上回る査定額になる可能性もあります。

10年落ち(2012年)のタント買取相場

グレード	平均買取相場
L	16万円
X	18万円
G	24万円

最後に10年落ちに当たる2012年式の下取り・買取相場です。なお、走行距離は7万キロを想定しています。こちらは2代目のモデルにあたる先々代のタントとなり、グレードの名前も一部違っています。

10年落ちの車は、一般的に車の価値が大きく下がる年式と言われており、多くの車種で査定額は下落します。タントも例外でない上にモデルが2つも古いので、3年落ち・5年落ちと比較すると大幅に安いです。

タントの平均買取相場の推移

タントの平均買取相場は、年式や走行距離に大きく左右されることがわかりました。7年落ち以内であれば、1年経過する毎に買取相場は10万円近く下がりますが、8年落ち以降では11万円以上の違いが生じます。12年落ち以降では10万円を超える査定額はほとんど期待できません。

とはいえ、状態が良好な場合に付く査定額は他の車種と比較して高いようです。これは中古車市場で引く手あまたの人気車種ならではなので、将来的にタントを高く売りたい場合には、状態を良好なまま保っておくことをおすすめします。

タントを相場より高い価格で売るポイント7つ

車をできるだけ高く売りたいのであれば、一括査定サービスを活用して買取業者を選ぶことも有効な方法です。しかしながら、車そのものにも査定額を大きく左右する要素が存在します。普段からの車の使い方にも関わる内容ですので、心がけておくだけで相場よりも高く売れるチャンスが拡大します。

ここからは、タントをより高い価格で買い取りしてもらうためのポイントをご紹介します。

年式

車の年式は、車の査定額を左右する最も重要な要素です。車検証に記載されている「初度登録年月」に記載されている年に従って20○○年式という言い方をします。タントは大衆車で、古い年式にプレミア的価値がついているという事例はありません、そのため中古車市場においては、新しい年式であれば買取価格の相場は上がりやすく、古い車は下がってしまいます。

古い年式が安くなる理由は、経年劣化による部品の破損や電気系統の故障リスクが存在するためです。車両本体の価格以外にもこれらの修理費がかかる可能性があるため、中古車市場では敬遠される傾向にあるのです。タントはたくさん売れている車種ですから、年式が比較的新しい中古車も市場に出回りやすいです。これに比例して古い車の需要は下がり、査定額も高くなりにくくなります。

グレード

車に設定されているグレードも、査定額を大きく左右させます。グレードが高い車はさまざまなオプションや安全装備・快適装備が装着されています。そのため各種性能が向上しており、車両に対する価値としての評価も上がります。これに比例し、中古車の査定額も相場に対して高くなります。

現行モデルのタントでは、大きく分けると「X」と「L」というグレードがあります。下位グレードである「L」には「スマートアシスト非装着車」が。上位グレードである「X」には「スペシャル」「ターボ」といった、細かい機能が違うグレードが存在します。

またタントには、スポーティーでスタイリッシュな外観が特徴な「タントカスタム」も存在し、タントとは別に独自のグレードがラインアップされています。通常のタントと比較すると新車購入価格は高めですが、その分リセールバリューも高いです。

走行距離

査定額を左右する重要な要素としては、走行距離も忘れてはなりません。通常の中古車買取査定では、走行距離が長ければ長いほど相場に対して査定額が下がり、短い車の査定額は高くなる傾向にあります。

大衆車や軽自動車は走行距離による査定額への影響は大きく、同じ年式でも走行距離が1万キロ違うだけで数万円の差が生じます。タントではこの影響がより顕著に表れる傾向にあるので、走行距離が短い場合には相場を上回る査定額が期待できます。

ただし、短ければいいというものでもありません。中古車市場では走行距離が短すぎる車も敬遠される傾向にあります。十分に走っていない車はエンジンなどの安全性に不安が持たれることがあるため、査定額もそれほど上がりません。

オプション

タントを買取査定する上では、オプションの有無も大事な査定項目です。一般的に評価されやすいオプション品は、メーカーオプションやディーラーオプションです。

メーカーオプションは工場で生産する段階で装着するオプションで、新車注文時でしか装着を選択できないオプション品です。グレードと同じく、車の価値の向上に付与します。ディーラーオプションは工場から出荷されてきた車両に後付けするオプション品ですが、その全てがメーカー純正のオプション品です。メーカーオプションと同じく、車の価値を上げると評価される物であり、装着している車の買取価格は相場と比較して高くなる傾向にあります。

反対に、社外品パーツはその有無にかかわらず査定額に影響しません。むしろ取り外した純正パーツが失われている場合、査定額が下がる可能性があります。パーツを交換する場合には純正品を保管しておき、売却の際に一緒に出すようにしましょう。

修復歴など車の状態

修復歴とは、車のフレーム部分を修復した履歴のことです。この部分の修復をおこなった車はフレームに歪みが生じている可能性があり、故障を引き起こすリスクが高まっています。そのため、中古車市場においては敬遠される傾向にあり、需要はほとんどありません。買取価格も相場と比較して大幅に低く提示されます。

タントを買取査定してもらう際には、修復歴をきちんと告知しておくようにしてください。査定後に発覚した場合、買取のキャンセルや査定額の減額を告知されることがあります。

間違われやすいのが、キズの修理やバンパー・ドアの交換は修復歴に該当しないということです。このようにフレーム部分以外に施した修理は修理歴という呼び方をします。どういった修理が修復歴なのかは、査定士に聞いてみてください。

ディーラーへの下取りではなく中古車買取専門業者へ依頼

タントを少しでも高く手放したいと考えるなら、中古車の買取専門業者へ依頼するようにしましょう。一般的に、下取りと車買取では査定額に5万から10万円程度の差が生じると言われています。

ディーラーで車を乗り換える場合、手続きが簡単な事から下取りを選択しがちです。しかし、下取りは中古車市場での需要に左右されない査定額となるため、人気車種であるタントではもったいない売却方法です。下取り査定額と買取業者の査定額は、一度比較することをおすすめします。

一括査定を利用する

中古車の買取専門業者をもっと有効に活用する方法が、一括査定サービスを使った査定額の比較検討です。より高い金額で買い取ってくれる業者が探せるだけでなく、複数の業者同士で査定額を競合させることができるので、買取価格を更に引き上げることも可能。結果、相場よりも高い金額で売り渡すことができるようになります。

複数の業者に実車査定をさせる場合、あえて同じ時間と場所を指定するという方法を使ってみてください。競合によって提示される査定額がより高まることが期待できます。

タントの中古車買取に関するよくある質問

最後に、タントの中古車買取に関するよくある質問とその答えをご紹介します。

Q1.廃車や事故車でも買取可能か？

廃車や事故車の買取は、通常の専門業者では取り扱ってくれません。年式や走行距離によっても、買取を断られるか、0円提示となる可能性もあります。

廃車や事故車を買取に出す場合は、それを専門に扱っている業者に依頼することをおすすめします。他の記事において、廃車・事故車に特化した買取業者をご紹介しています。今回紹介した買取サービスでも、カーネクストに廃車買取の査定を依頼できるベージがあります。また、カービューやセルトレでは廃車や事故車に特化した買取業者の一括査定が可能です。

Q2.ローンが残っている車の買取も可能か？

ローンが残っている車に関しては、所有者が自分であれば問題ありません。しかし、所有車が信販会社やディーラーであった場合では、ローンの残債を一括で清算する必要があります。

査定額が残債よりも高いときには、精算も含めて買取業者に手続きを頼むことが可能です。しかし、残債の方が査定額よりも高い場合には自分で残債を精算しなければなりません。これができないと、ローンが残っている車の売却はできないです。

Q3.下取りと買取の違いは？

下取りと買取では、手続きを踏む上での流れに細かな違いがあります。下取りは車を乗り換える手続きと同時並行でおこなえますが、買取の手続きは別途自分で買取業者とのやりとりする必要があります。印鑑証明などの書類を2通用意する必要が生じることもある事を、頭に入れておきましょう。

また、下取りは車の乗り換えが前提ですので、買取金額の全てが新しい車の費用に充てられます。一方、買取での売却額の使い道は自由です。別の買い物に使ったり、新しい車購入の頭金にしたりできます。この両方に振り分けるのも有効な使い道と言えるのではないでしょうか。

まとめ

タントはとても人気が高い車種ですから、比較的新しい年式では高いリセールバリューが期待できます。一方で、古いモデルや走行距離が伸びている車では買取相場は低めです。高価買取にはなかなか結びつかないでしょう。

少しでも高い価格で売りたいときには、中古車買取の一括査定サービスを利用することをおすすめします。手元のタントの年式が古くなる前に、まずは査定を申込んでみることから始めてみてください。