ロロピアーナの歴史 〜最高級素材で築いたブランドの道のり〜

ロロピアーナの歴史 〜最高級素材で築いたブランドの道のり〜

ロロピアーナは、糸の原料となる繊維の生産から糸を作るための紡績、そして織り上がった布地をスーツやシャツなどに製品化するところまで一貫して自社で行うSPAと呼ばれる業態をとっているのが特徴です。ポリシーとして「最高の製品のみを保証する」と掲げているのにも納得です。

2017.02.15

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ロロピアーナの歴史 〜最高級素材で築いたブランドの道のり〜

  画像出典:liverary.tokyo title

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ロロピアーナは、糸の原料となる繊維の生産から糸を作るための紡績、そして織り上がった布地をスーツやシャツなどに製品化するところまで一貫して自社で行うSPAと呼ばれる業態をとっているのが特徴です。ポリシーとして「最高の製品のみを保証する」と掲げているのにも納得です。

最高級カシミヤと最高級ウールを取り扱う服地のトップメーカー

ロロピアーナは、1924年にピエトロ・ロロ・ピアーナがイタリアのクアローナで創業した最高級カシミヤと最高級ウールを取り扱う服地のトップメーカーです。


糸の原料となる繊維の生産から糸を作るための紡績、そして織り上がった布地をスーツやシャツなどに製品化するところまで一貫して自社で行うSPAと呼ばれる業態をとっているのが特徴となります。通常SPAと呼ばれる業態では大量生産による薄利多売を目指す企業が多い中、ロロピアーナは世界最高級の原料から最高級の製品を作り出しています。ここにロロピアーナが世界で特別な地位を築いている理由があるのでしょう。ポリシーとして「最高の製品のみを保証する」と掲げているのにも納得です。

高級羊毛として知られるニュージーランド羊やオーストラリア羊を使用

そもそも生地は、生地の元となる糸の繊維の細さによって質の善し悪しが決まってきます。繊維が細くなればなるほど価値が上がり高級生地として取り扱われています。この生地の細さは「スーパー表示」によって確認することができます。この数字が高ければ高いほどより細い繊維を使用している証明となります。より細い繊維で作るスーツは柔らかく肌触りが良いうえにシワにもなりにくくなります。さらに、ウールの産地によっても価格は変わります。高級羊毛として知られるニュージーランド羊やオーストラリア羊を使うことでより品質は上がります。

  画像出典:lowch.com title

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毎年の競売ではメリノウールスーパー100’sを年間生産量の30~40%購入しており、トップラインと呼ばれる最良ロットのメリノウールを獲得することで業界でも特権的な優位に位置しています。タスマニアン120’sとして商標登録された服地はメリノウールの17ミクロンの非常に細い糸で織ったものになります。独自に開発された「タスマニアン」は世界へ初めてタスマニアの名を広め、ついには業界用語となったほどの服地なのです。

ロロピアーナが力を入れているもうひとつの最高級素材

ロロピアーナが力を入れているもうひとつの最高級素材はカシミヤやビキューナになります。世界トップシェアを誇っており、カシミヤは原産地である中国に研究開発施設を独自に設立し常に良質なカシミヤを安定的に供給しています。ビキューナに至ってはペルー政府から公式に取扱商として認められた数少ない服地メーカーのひとつとなっています。そして、世界の高級カシミヤ100%の3割はロロピアーナによって生産されています。

ビキューナとは世界で最も細く希少とされる動物の繊維であり、アンデスの高地に生息するラクダ科の小さな動物の毛です。優雅でしなやかな体つきをしたビキューナは「アンデスの女王」と呼ばれています。インカの人々はビキューナを崇拝し、狩猟を禁じて保護していました。そのフリースから採れる最高の繊維は皇帝一族だけが使用することができました。ところが、スペインのコンキスタドールがビキューナの上質の繊維を手に入れようと乱獲を始めたことをきっかけとして、絶滅危惧種となってしまいます。ロロピアーナは1980年代にペルーでこの「神の繊維」の保護に積極的に乗り出します。2008年にはペルー初の民間の自然保護区「フランコ・ロロ・ピアーナ保護区」を設立しました。ビキューナとロロピアーナにはこうした深い関係が築かれているのです。

イタリアのブランド生地の2トップ

イタリアのブランド生地の2トップとして君臨しているのが、ロロピアーナとエルメネジルド・ゼニアです。両社を比べてみると、ロロピアーナの生地は風合いも柔らかく生地や柄が高貴で粋などこか色気を感じさせる雰囲気です。エルメネジルド・ゼニアはソフトな風合いで光沢感が特徴の「トロフェオ」、シワの復元力に優れた「トラベラー」、艶っぽく耐久性に優れた「エレクタ」、伝統的なシルエットの「ヘリテイジ」など豊富な生地の種類が特徴となっています。

ロロピアーナの生地で代表的なものが「タスマニアン」になります。原毛をグレードアップさせ、スーパー150‘sを使用しています。これまで多くの方を魅了してきたこの商品はオーストラリアのメリノ羊から採れる最高品質の原料から織られており、完成度も高くなっています。希少なメリノウールを惜しげもなく使い、大変細い糸を紡いで仕上げているので重量の約33%までの水分を吸収することができます。なので吸湿性も高く、さらに持続的な発散作用により水分を大気へ放出しています。

  画像出典:otonaninareru.net title

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他にはウィッシュスーパー170‘sという最高級生地があります。こちらは、オーストラリア産、ニュージーランド産の高品質ウールをシーズンごとに大量に買い付けている中のひとつになります。オーストラリアのファインメリノウールの中でも15マイクロンというとても考えられない細さで織り上げられており、カシミヤのような滑らかな手触りが特徴となっています。

最後に…

こうした歴史や素材へのこだわりが今のロロピアーナを作り上げているのですね。世界中のセレブファンがロロピアーナを選び続けるのにも納得のいく、技術と品質の良さが感じられました。深い歴史のあるロロピアーナ。すこしでもその素晴らしさが伝えられたでしょうか?さらに愛着を持っていただければと思います。

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