"ミナペルホネン"を創る皆川明デザインの不思議な魅力をご紹介

ナチュラルなテイストが非常に魅力的なブランド「ミナペルホネン」はナチュラルファッションを好まれる方にとっては定番のブランドです。

2017.02.20

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ミナペルホネンの歴史

  画像出典: mina-perhonen

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ミナペルホネンという名前を初めて聞いたという方のためにも、ここではミナペルホネンの歴史について紐解いていきたいと思います。ミナペルホネンは、日本人デザイナーの皆川明さんが1995年に設立し、2004年にはパリコレクションへ華々しい進出を飾りました。皆川さんは、自身が北欧旅行時に出会った深い森や湖をイメージし、このブランドを立ち上げました。その豊かな発想は、お洋服だけに留まらず、家具、ファブリック、器などにまで広がりを見せ、2006年には毎日ファッション大賞を受賞しています。

名前の由来

ミナペルホネンというブランド名は、フィンランド語で、「minä」は私、「perhonen」はちょうちょ(蝶々)を意味しています。また、ブランドロゴは、「私(四角)の中のさまざまな個性(粒の集合)」を表しており、その深さには多くの人が魅了されています。自然で可愛らしいこのブランドにはぴったりの名前ですよね。

ブランドにかける熱い想い

  画像出典: mina-perhonen

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皆川さんは、ミナペルホネンを創設するにあたり、非常に苦労をしたと後に語っています。たったひとりでのブランドの立ち上げだったため、朝からお昼までは魚市場でマグロをさばき、午後からは1人でひたすら洋服を縫う、という慌ただしい毎日を送っていたそうです。「せめて100年後までには」という目標のもと、自分のデザインを世に広めていくために計り知れない努力をした皆川さんからは、このブランドへ懸ける熱い思いが伝わってきますよね。こういった経緯を知った上で、ミナペルホネンのお洋服に触れるとより一層そのあたたかさを感じ取れるのではないでしょうか。

また、皆川さんは、この仕事についてこのようなことを語っています。「『自分には向いてない仕事だな』と思いました。そして、『向いていないから一生やる仕事としては飽きないかな』と。きっとなかなか上達しないだろう、ということは、一生探求していけるだろうと思ったんです。」
出典:CALEND-OKINAWA

本当に愛するものに出会った人ならではの言葉ですよね。こういった皆川さんの前向きな姿勢もこのブランドが愛される理由のひとつになっているような気がします。

ミナペルホネンの魅力

ナチュラルな可愛らしさが多くの女性を虜にしているミナペルホネンですが、このブランドの魅力はそれだけではありません。トレンド感が重視されている今、ミナペルホネンは流行に左右されないデザインで安定的な支持を得ています。ミナペルホネンのデザイン性の高さは時代にとらわれないものであるということがよく分かりますね。この皆川さんの流行に左右されないデザインと物づくりの発想は、ブランドコンセプトに大きく関わっている北欧と日本との共通点としても知られています。

モチーフは自然

  画像出典: unsplash

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トレンドは追わず、その分素材にとことんこだわる―このスタイルのもと、皆川さんは、花や鳥、木々などの日常にある自然をモチーフに、今なお手描きで図案を起こし、それをプリントや刺繍、織などで表現する、といった工程をひとつひとつ丁寧になさっています。

生地の開発

また、皆川さんは、産地と連携した布地の開発も積極的に行っており、実際に開発したブランドオリジナルの布地には全て名前がつけられています。素材をいかに大切にしているか、皆川さんの創立当初からの信念がここにも窺えますね。ミナペルホネンのアイテムは、素材だけでなく、加工、生地の感触、色使い、プリントなどさまざまな点において不思議な「優しさ」を感じる、と評されています。素材へのこだわりをより引き立たせるためのシンプルなデザインはもちろんのこと、色の組み合わせが非常に美しいこともこのブランドの魅力のひとつであると言えます。

海外からも好評

  画像出典: mina-perhonen

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また、海外でも高く評価されるほどの繊細なデザインもこのブランドが愛される理由として挙げられます。北欧をモチーフにしたミナペルホネンのデザインですが、北欧の方からは非常に日本的な要素が組み合わされているデザインとして人気が高いのだそうです。海外の方が日本的な雰囲気をお洋服から感じるのは、日本の伝統的な技術である織物やプリント加工を活かした服づくりをされているためであると言われています。その細やかな縫製と高い質は日本人でさえその違いが分かるほどで、女性を美しく魅せるゆるやかなフォルムと幅広い世代に愛される着心地の良さは他のブランドを圧倒しています。ミナペルホネンは、デンマークのファブリックメーカー「クヴァドラ」やイギリスのアパレルメーカー「リバティ」にも織物など素材にこだわったデザインを提供しており、その勢いはとどまるところを知りません。

コラボ商品の数々

ミナペルホネンはそのデザインの柔軟さから様々な企業とのコラボ商品を生み出してきました。数え切れないほどコラボ商品が開発されるほど、ミナペルホネンは企業からの人気と信頼が高いブランドなのです。もっとも有名なところでいえば、東京スカイツリーとのコラボです。皆川さんは、東京スカイツリーの展望台などでスタッフが着用するユニフォームのデザインを手掛けました。また、ディレクターや案内・インフォメーション、駐車場誘導スタッフに至るまで全7職種のユニフォームを制作し、東京スカイツリー開業直後から大きく話題を呼びました。各職種にマッチした非常に素敵なデザインなので、是非一度東京スカイツリーを訪れたときには、チェックしてみて下さいね。

他にも、フランス・パリの人気セレクトショップ「merci(メルシー)」のベストセラーアイテムであるトランクをコラボで制作したり、人気雑貨ショップ「パス ザ バトン」で食器などのテーブルウェアをデザインしたり、フランス・パリ発のフレグランスメゾン「ディプティック」と3種のフレグランスキャンドルを制作するなど、そのコラボの幅は広く、様々な分野でブランドの魅力を最大限に生かしたデザインを提供しています。また、最近では、無印良品や伊勢丹、BEAMSなどともコラボしているので、皆さんがミナペルホネンを街で見かける機会もどんどん増えていくかもしれませんね。

まとめ

  画像出典: unsplash

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ミナペルホネンのあたたかみのあるスタイル、皆さんにも感じ取ってもらえたでしょうか?ミナペルホネン愛用者の方はもちろんのこと、そうでなかったという方もこれを機にこの日本を代表するブランドのファッションとしての美しさに触れてみてはいかがでしょうか。実際にお洋服を手にし、その想像を超える質感を味わうことで、日本の伝統文化の尊さとファッション文化の奥深さを知ることが出来ると思います。もし、お近くに店舗があるという方は、自分のファッションに対する意識を高めるためにも、是非一度訪れてみて下さい。きっと何かが変わりますよ。

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