最近リバイバルして話題になっているプラダの

最近リバイバルして話題になっているプラダの"ナイロンバッグ"

最近リバイバルして若い世代の間で話題になっているプラダのナイロンバッグについてお話しします。大ブームを巻き起こしたバッグの新たな良さを一緒に感じてみませんか?

2017.02.21

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世界的トップブランド・プラダの創設者「マリオ・プラダ」

http://www.fashion-headline.com/article/img/2015/07/12/11515/131178.html
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多くの女性の憧れとして、今なお絶大な人気を誇っているプラダですが、ここでは、その歴史について少しだけご紹介したいと思います。プラダは、1913年にマリオ・プラダがイタリア・ミラノに皮革製品店を開業したのがきっかけとなり、スタートしました。世界中から高品質な革やなかなか手に入れることが出来ないような珍しい素材を集め、高い技術を持つイタリア職人たちの手で、そこから唯一無二のアイテムを生み出す―このアプローチが、当時の富裕層たちの間で評判となり、一躍プラダは、イタリア王室御用達のブランドにまで成長を遂げました。1958年、創業者のマリオが亡くなり、ブランドとしての勢いにも翳りが見え始めるようになりました。

ミウッチャ・プラダがオーナー兼デザイナーに就任

http://www.imgrum.net
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なかなかヒットアイテムにも恵まれない中、1978年、孫娘であるミウッチャ・プラダが、同ブランドのオーナー兼デザイナーに就任し、これまでのプラダとは180℃方向性を変えたアイテムを次々と発表していきます。皮革製品で有名なプラダに、ナイロン製のバッグラインを展開すると、その意外性に注目が集まり、ブランドとしての人気も徐々に回復していきました。その後も、次々と新しいタイプのバッグやリュックなどを発表し、85年にはシューズ、88年にはレディースウェアのラインも手掛けていくようになりました。

MIUMIUの設立

また、1993年のS/Sコレクションから、ミウッチャの幼少期のニックネームをブランド名にした「ミュウミュウ」の設立を発表しました。皆さんもご存知の通り、その後、ミュウミュウは、プラダと人気を2分するほどのブランドにまで成長します。1995年には、メンズウェアも発表するなど、ブランドとしての幅をますます広げていくようになりました。

パトリッツィオ・ベルテッリとミウッチャの二人三脚でブランド成長

現在、プラダグループのトップは、ミウッチャ・プラダの夫であるパトリッツィオ・ベルテッリが務めており、ミウッチャと二人三脚でブランドを成長させたとして、その功績を讃えられています。1人の女性が、革新的なアイデアで、1つのブランドを救う―この自立した女性像が多くの女性の心にも響いているのかもしれませんね。可愛らしさだけでなく、女性の強さも感じるアイテムがプラダに多いのは、彼女の思いが、1つ1つの作品に込められているからかもしれません。

ナイロンバッグの魅力に迫る

http://high-brands.com/highbrand-line.php?id=144
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さて、ここからは、ミウッチャ・プラダが手掛けたヒットアイテムであるナイロンシリーズについてお話していきたいと思います。1978年に発表されたナイロンシリーズは、高級志向であった同ブランドが、比較的手ごろなイメージのナイロン素材を取り入れたということで、世間で大きな話題となりました。このナイロンは、彼女の祖父、つまり、創業者のマリオ・プラダが旅行の際によく持ち歩いていたバッグの素材でした。彼女が手掛けたバッグは、どれも縫製技術が高いことで知られていましたが、その上、軽くて丈夫でもあるこのナイロンシリーズは、非常に実用的でもあるとして、女性を中心に高い人気を獲得しました。当時、ナイロンというとカジュアルで庶民的な印象を持っていた人が多かったこともあり、彼女の洗練されたモダンなデザインは画期的だとして、ファッション業界からも高い注目を集めました。

ナイロンバッグの素材はナイロンではなく…

ちなみに、この素材は、たんなるナイロンではありません。実は、「ポコノ」という特殊な工業用の素材を用いているのです。耐久性にも非常に優れていて、かつ防水性が高いということもあり、雨にぬれても劣化しないアイテムとしても、プラダのナイロンシリーズは有名になりました。このポコノという素材は、テントやパラシュートといったミリタリー用品を作るために、主に用いられていました。当時の最先端技術がつまった素材ということもあり、とても薄いのに破れにくく、まるでシルクのように軽い手触りを実感出来る、という点も魅力のひとつでありました。

何十年も自分の手元に置いておくことが出来るバッグ

今までにない斬新なアイテムによって、低迷していたプラダの変革を進めようとしたミウッチャにとって、このポコノの発見はまさに一縷の望みであったのでしょう。ナイロンシリーズの発表当時は、ルイ・ヴィトンやエルメスといったフランス発のハイブランドがトレンドだったこともあり、ポコノを使ったバッグというのはなかなか受け入れられませんでしたが、発売から数年で徐々にその人気に火が付き、世界中で一大ブームを築き上げるほどのヒットアイテムにまで成長を遂げました。現在でも、プラダというとこのナイロンシリーズ、というほどブランドのアイコンとしても、一般に広く浸透しています。最近では、若い世代の間で、ラグジュアリーさとカジュアルさを併せ持つこのシリーズが話題を呼び、再び注目されるようになってきています。何十年も自分の手元に置いておくことが出来るバッグとして、是非1つは持っておきたいアイテムですよね。

最後に


プラダが手掛けるナイロンバッグの魅力を存分に感じて頂けたでしょうか?ナイロンと聞くと、どことなくカジュアルな印象を持ってしまいますが、プラダのコレクションは、シンプルでシックなデザインのため、どんなスタイルにでもマッチしてくれるのが嬉しいポイントですよね。耐久性にも優れていて、どこかセンスの良さを感じさせる『最強』アイテム―、是非一度手に取ってその良さを実感してみて下さいね。

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