エディスリマンの老若男女問わず人々を惹きつけるファッション

エディスリマンの老若男女問わず人々を惹きつけるファッション

ファッション業界にて様々な活躍を見せたエディスリマンについて下積み時代から現在に至るまでの歴史を紹介していきます。

2017.02.25

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Hedi Slimane(エディスリマン)とは?

  画像出典: thedailybeast.com

画像出典:thedailybeast.com

エディスリマンとは有名ブランド「イブサンローラン」「ディオール・オム」のクリエイティブディレクターと活躍していた、ファッション業界で知らない人がいないほどの有名人物です。エディスリマンが生み出す作品の数々は大衆思考に縛られない独創的なものばかり。

「多数の装飾・洋服で着飾ってファッションを楽しむ」のではなく「身体の美しいライン×洋服本来のデザイン」と言う彼独自の考えは当時のファッション業界を震撼させていたのです。特に低迷中であったイブンサンローランを窮地から救ったのも彼の彼独自の考えだと言えます。続いての項目からは彼が、どのような人物でこれまでどのような活躍をしてきたのかを解説していきます。

天才的デザイナーエディスリマンも下積み時代あり!

  画像出典: minkara

画像出典:minkara

今でこそエディスリマンは有名人物として独自の世界観を持ち、私達を驚かし、そして彼の作るファッションアイテムを目で、実際に着用して楽しむことができています。しかし彼は初めから、有名ファッションデザイナーではなく下積み時代があったかろこそここまでの地位に上り詰めたのかと思います。

ハーバードと肩を並べる名門校に在籍後美術学校へ


エディスリマンは初め、フランスでも入るのに一苦労する程の名門校「パリ政治学院」に在籍していました。どのぐらいレベルが高いかと言いますと「ハーバード大学」「オックスフォード大学」と肩を並べるほどです。こちらに入る学生の多くが「政治家」「官僚」「大手企業社員」等のようにエリートコースを進むのが通説ですが、エディスリマンは違います。なんと卒業後、ファッションデザイナーとしての道を歩みだしたのです。

そこで選んだのが「ルーブル美術学校」です。とは言え、ルーブル美術学校では確かに「美術」「美術の歴史」を学んできましたが、ファッションデザイナーとして大切な「洋服作り」に関する知識は殆どない状態です。そこで彼は在学中~卒業後、数多くのファッションブランドを渡り歩きアシスタントとしてファッションデザインとは何かを学んでいきました。

イブサンローランのアーティスティックデイレクターに就任


エディスリマンに転機が訪れたのは1997年の時です。現在では全世界で知らない人がいない有名ブランド「イブサンローラン」からお声がかかったのです。しかし当時のイブサンローランは窮地に陥っていました。特にメンズアイテムは存続の危機に瀕しておりアイテムをデザイン・販売しても売れない状況です。そこへ呼ばれたエディスリマンは、彼の持つ独創的なデザインを存分に発揮するにはちょうどよい場所でもありました。


彼がデザインしたメンズアイテムはどれも目新しく、ファッションに敏感な若者を中心に広まり気づけば、今まで窮地に陥っていたのが嘘のように盛り返したのです。このイブサンローランでの活躍をきっかけに彼は2000年に「クリスチャン・ディオール」のディオール・オムのアーティストデイレクターとして就任。そしてディオール・オム在籍時に業界を良い意味で震撼させたのがファッションショーでの出来事です。

2000年前半までのファッションショーは、様々な装飾品・洋服を身に着けたファッションが一般的でしたがエディスリマンは違います。様々な装飾品・洋服をそぎ落とし、身体の美しいライン×洋服本来のデザインを出せる非常にシンプルなファッションで勝負したのです。このデザインは今までのファッションショーの通例を見事に壊し、彼のファッションは世界中で大いに注目されることになりました。

ディオール・オムの任期満了で退任

エディスリマンは2005年に今までの集大成とも呼べるモード寄りのファッションが展開されます。今では当たり前のようにあるモード寄りのファッション。しかし当時の若者の多くはストリート・ラフスタイルを楽しむのが一般的でした。ですがこのファッションによって、今までの若者の考えを180度転換させたのは言うまでもありません。けれどディオール・オムに在籍していた彼も2007年の任期満了によって退任。2012年まではフォトグラファー・アーティスト等を中心に活動していました。

声をかけたのは意外なブランド?

  画像出典: rivieramagazine.fr

画像出典:rivieramagazine.fr

彼をファッション業界がそのままにするわけがありません。エディスリマンに2012年に声をかけたのは、なんと1997年にお世話になった「イブサンローラン」だったのです。イブサンローランは2012年「ステファノ・ピラーティ」の退任、そしてコレクション復帰を果たすことになりどうしてもファッションデザイナーを欲していました。そこで目を付けたのがエディスリマンと言う事です。

エディスリマンが就任すると、彼が持つ世界観は今まで通り健在であり着飾るよりも体の美しいタイトなラインを出すファッションばかり。特にロックテイスト×タイトシルエットのコンボは多くの著名人を惹きつけていました。中でも「レザーライダースジャケット」は世界の著名人、そして「木村拓哉」さんも愛用する程の大ヒット商品となったのです。

サンローランのクリエイティブ・デイレクター退任

  画像出典: fashiontimes.com

画像出典:fashiontimes.com

エディスリマンは、2016年春夏モデルのファッションショーにて再びファッション業界を良い意味で震撼させていました。先進的なファッションではなく、あえて90年代のテイストを持ち寄りつつ現代のファッションと融合を果たした独自のファッションです。そして何より、今まで行ってきた「モード」ではなく「ストリート」寄りにしたのは彼の発想とは思えないほど斬新。

今後の動向は?

ファッション業界内で噂されている事として「自身のオリジナルブランドを立ち上げるのでは?」と言われています。その理由として「エディスリマンが後援者を探している」「メイフーラ・フォー・インヴェストメンツの元へ訪れた」等があるからです。
彼自身もイブサンローランに初めて招かれた際にも親会社である「グッチグループ」に自身のブランドを立ち上げる交渉していました。(残念ながらこの交渉は決裂しています。)

現在、エディスリマンの確固たる情報はありませんが彼が再びファッション業界で活躍する事を大いに期待しましょう。

pagetop