リーバイスのヴィンテージデニム「大戦モデル」特徴10選紹介

リーバイスのヴィンテージデニム「大戦モデル」特徴10選紹介

リーバイスのヴィンテージデニム「大戦モデル」と呼ばれるジーンズが人気を集めています。本日は、大戦モデルの説明~特徴まで細かく解説していきます。

2017.02.23

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世界中で愛されるジーンズ「リーバイス」


そのリーバイスは数多くのモデルを製造・販売していますが現在、あるモデルが注目を浴び始めています。それがリーバイスのヴィンテージデニム「大戦モデル」と呼ばれるジーンズです。この大戦モデルとは果たしてどのようなジーンズか?本日は、大戦モデルの説明~特徴まで細かく解説していきます。

大戦モデルとは?

リーバイスの大戦モデルが誕生したのが第二次世界大戦中の1940年代前半の事です。当時のアメリカは戦争に使用する物資に力を入れていたため、戦時製品監督局による規制が入りました。その規制はリーバイスにも波及し、監督局の方に無駄と思われる部分は徹底的に制限。結果、リーバイスジーンズの各部を簡素化するしかなかったのです。しかし現在では、大戦モデルでしか味わえない独特な魅力が評価され愛好家にとって喉から手が出る程欲しい一品になりました。そこで続いての項目で、リーバイスのヴィンテージデニム"大戦モデル"が持つ特徴をいくつかの項目に分けて解説します。

特徴1》各部で見られる縫製の曲がり具合


初めに紹介する特徴は、大戦モデル各部で見られる縫製の曲がり具合です。現在販売されているリーバイスのジーンズでは殆ど見られず、真っ直ぐ正確なラインで縫製されています。ですが大戦モデルの場合、縫製が若干曲がっているのです。曲がり具合がよく確認できるポイントはサイドステッチとウエストバンド部分です。縫製ラインから大きく逸脱しているのではなく、目を凝らして確認すると若干のズレがあります。今のリーバイスであれば「手抜きだな…」と感じられる縫製具合です。しかし、当時の厳しい現状(無駄を省くため縫製をやり直す事も制限)を考えるとこの曲がり具合もまた大戦モデルに良い味を提供しています。

特徴2》リベットの刻印・ボタンの厚みもチェック!


続いてはジーンズのポイント「リベット」を見ていきましょう。大戦モデルのリベットはいくつか種類があり、有名所ですと下記の種類があります。

・刻印リベット:戦時製品監督局の目がそこまで厳しくなかった大戦モデル以前~前半のジーンズに採用
・無地リベット:刻印が無く既製品を流用したリベット。大戦モデルの中盤~後半のジーンズに採用

刻印されているリベットには「Co」と記載があるように「o」が小文字になっています。現在ではどちらも大文字のため、大戦モデルならではのポイントと言えます。ちなみに大戦モデルの隠しリベットにも簡素化の波が押し寄せ、本来の縫製方法ではなく返し縫いになります。次にボタンの厚みを解説します。大戦モデルのボタンは既製品を流用したドーナツボタンを採用しています。このボタン、現在のモデルのように厚みがなく平たい形状がポイント。もちろんボタン裏に使用されたリベットも厚みが無い平たい形状です。

特徴3》トップボタンは社名入りのボタンではなく月桂樹ボタン


ボタンでもう1つ確認していただきたいのがトップボタンです。現在のリーバイスジーンズのトップボタンに施されているのは、全てリーバイスの刻印が入っています。ですが当時のトップボタンは「月桂樹」が採用されていました。もし大戦モデルに出会い、トップボタンが月桂樹でない場合は既に交換された後です。できれば月桂樹ボタンの大戦モデルを一度は見てみましょう。

特徴4》コインポケットが無い

  画像出典: shogum.blog

画像出典:shogum.blog

大戦当時のリーバイスではコインポケットにも監督局の厳しいチェックが入りました。その影響で、大戦モデルの一部のジーンズでコインポケットが無いジーンズが販売されたのです。刺繍であたかもコインポケットがあるように施されています。一見するとコインポケットのないジーンズに物足りなさを感じますが、これも大戦モデルならではの魅力です。

現在のモデルではコインポケットにもリベットが施されていますが、大戦モデルではリベットはありません。刺繍が施されただけのシンプルなデザインは、やはり当時の監督局に制限されたのでしょう。物足りなさを感じますが、これもまた大戦モデルでしか味わえないポイントと言えます。

特徴6》バックポケット裏の隠し


大戦モデルは厳しい環境の中でも遊び心を忘れません。実はバックポケット裏に隠しリベットがあるのです。とは言え、リベットの方はいびつで現在のリベットと雰囲気が違います。どこか荒々しいテイストを感じさせます。鉄製のいびつな隠しリベットは大戦モデル限定のため、もし見かけましたら確認しましょう。

特徴7》当時を思わせるスレーキの縫製


ジーンズを裏返しすると「スレキ」と呼ばれる部位が見えます。実は、大戦モデルにはこのスレキにも当時を思わせる名残があるのです。それが縫製のズレです。現在では機械生産が殆どですので、縫製の狂いがない綺麗なラインで仕上げられます。一方、当時の縫製は手作業が基本。そして当時は戦時中のため、ベテランの方々は軍の洋服を中心に製造していました。したがってリーバイスのベテランは少なくなり、技術が乏しい方々が裁縫した名残がスレキにあるのです。見落としてしまいそうですが、ジーンズ好きは決して見逃してはいけませんよ!

特徴8》大戦モデルならではの持ち出し部の切りっぱなし


最後に紹介するのは持ち出し部についてです。こちらもスレキ同様、ジーンズを裏返して持ち出し部を見てみましょう。すると持ち出し部が綺麗に整っておらず、切りっぱなしのままになっています。今では機械生産のため、切りっぱなしにせず綺麗に仕上げます。ですが当時、綺麗に整えることも監督局の方からすれば無駄と感じたかは定かではありませんが、そのままの状態になります。切りっぱなしは一見すると、雑な仕上がりと思いますが大戦モデルならではの味わいと感じます。

特徴9》ベルトループが極太

  画像出典: hands-on-jeans

画像出典:hands-on-jeans

大戦モデルのベルトは現在のモデルと太さが異なります。現在のリーバイスより1.5倍ほど太いのです!これは太いベルトループを採用すれば、耐久性も向上し長持ちすると考えられていたと考えられています。ただ、太いベルトループも大戦モデルの魅力です。男らしい武骨なベルトループも一見の価値ありです。

特徴10》バックポケットのアーキュエイトステッチをペイントに変更

  画像出典: 43.tok2.com

画像出典:43.tok2.com

リーバイスのバックポケットに施されたアーキュエイトステッチは現在、刺繍によって表現されていますね?しかし、大戦モデルでは糸も無駄と捉えられたのか糸ではなくペイントに変更されているのです。そのため経年劣化と共に色がなくなり、最終的にはバックポケットがシンプルになります。

まとめ

以上がリーバイスのヴィンテージデニム"大戦モデル"となります。残念ながら、上記で紹介している第二次世界大戦当時のモデルは古着屋・オークションサイト等々、見てもなかなか見つけられない貴重品です。ですが、今では各ショップ・ネットショップにて大戦モデルの復刻品が販売を開始しています。当時のモデルと異なるポイントはあるものの、当時の風合いを崩さない微調整によってジーンズ好きを唸らせる一品に仕上がっているのです。もし大戦モデルに興味を持っていただけましたら、一度はリーバイスの大戦モデルがどのようなジーンズかを自身の目で確認してみましょう。

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