「グローブトロッター」強い想いでこだわり抜いた、素材の秘密

「グローブトロッター」強い想いでこだわり抜いた、素材の秘密

製品へのこだわりが強いことで知られるグローブトロッター。今回は長年支持されている理由のひとつ『素材』ついて取り上げていきたいと思います。

2017.03.02

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グローブトロッターとは?


グローブトロッターは、1897年にデビッド・ネルキンによって創設された世界的トラベルケースブランドです。創業場所はドイツでしたが、後にイギリスに拠点を移し、事業の拡大に成功しました。同ブランド名には、「世界中を闊歩する人」という意味があり、その名の通りトラベラーズから絶大な信頼を得るブランドとして長年支持され続けています。同ブランドのデザインは、基本的にシンプルでミニマルなものが多く、より素材の良さを感じることが出来る飽きの来ないものとなっています。グローブトロッターのケースの魅力としてよく挙げられるのが、使えば使うほど味が出る、という点です。空港などで衝撃を受けることで、ケースの色や風合いに変化が出て、それがケース全体の雰囲気をより格の高いものにするとコア層からも定評があります。

イメージに合わせてモデルを選べる


同ブランドのケースには、テーマ別にさまざまなモデルがあることでも知られています。創業当初から約100年間同じデザインのままで愛され続ける「オリジナル」、創業100周年の記念モデルとして発表されたラグジュアリーな雰囲気を持つ「センテナリー」、アフリカ大陸へのアドベンチャートラベルをイメージした「サファリ」、英国王室御用達でクラシカルな印象が強い「クルーズ」、アジアの優美さを華麗に表現した「オリエンタル」など、自分の持ちたいイメージに合わせて、モデルを選ぶことが出来るのも人気の秘訣といわれています。

グローブトロッターのケースは、チャーチル元首相、エリザベス女王などイギリスのアイコンとも呼べる人物がこぞって愛用したことでも知られています。また、同ブランドは他ブランドとのコラボレーションも積極的に行い、これまで、コム デ ギャルソンやイーリーキシモト、エルメス、ランドローバーなど有名トップブランドとタッグを組んでいます。

グローブトロッターの素材の秘密


グローブトロッターについて皆様に知ってもらったところで、ここからは、そのケースの最大の魅力とも言える『素材』についてご紹介していきたいと思います。グローブトロッターのケースには、特殊素材の『ヴァルカンファイバー』を使用しています。この素材は、同ブランド最大の33インチトランクでわずか5㎏という驚異の軽量化を実現させた奇跡の素材と言われています。ヴァルカンファイバーは、特殊な紙を何層も重ねて、その上に樹脂をコーティングしているため、これにより、優れたケースに必要な「軽量さ」、「弾力性」、「丈夫さ」を実現することに成功しました。この素材は、特殊な紙を1枚ずつ誤りのないように正確にのりづけ、プレスで圧力、乾燥という工程を繰り返すことから、素材1つを完成させるだけで約5日間かかるとも言われています。

また、こだわりが凝縮されたこの素材は、利便性だけでなく、柔らかく温もりがある優しい手触りも可能にしています。同素材は、非常に柔軟性が高く、ケースのボディに力が加わった時に、形を柔軟に変化させることで、加わる圧力を分散させています。その上、形状記憶性にも優れていることから、どんな衝撃が加わっても、すぐに元の形に戻るというところも嬉しいポイントです。

この素材は、世界的に見ても最先端のものであったため、同ブランドは、すぐさまトラベルケース界のトップブランドとして世界的に認知されるようになりました。同じころに発表したゾウがトラベルケースの上に載っている広告は、そのインパクトの強さから、現在でも同ブランドを象徴する1枚として語り継がれています。

すべてハンドメイドで製造

グローブトロッターのファクトリーでは、このヴァルカンファイバーの裁断から、ケースの型づくり、ライニング、スティッチングなど、ケース完成までのあらゆる過程を1つ1つ丁寧に仕上げています。そのため、生産数はごく少数に限定され、より価値の高いものとして販売されています。すべてハンドメイド、という同ブランドの信念を見事に体現した作業工程ですよね。

丈夫で頑丈なレザーコーナー

グローブトロッターのトラベルケースは、コーナー(ケースの角のことで、同ブランドでは、補強とデザインのためにレザーがつけられている)にまで工夫が施されています。コーナーには、ケース本体とはまた違ったレザーが使用されており、このレザーも非常に丹精込めて作り上げられています。専用のプレス機を用いてひとつひとつ作業を行っているのですが、レザーを濡らしてプレス、乾かしてからまたレザーで濡らしてプレスという工程を5日間ひたすら繰り返して、はじめて1枚が完成すると言われています。それゆえ、非常に丈夫で頑丈なレザーコーナーを実現することが出来ているのです。細部まで全く気を抜かないところもグローブトロッターらしいですよね。


2008年には、同ブランドの110周年記念として、新モデルのケース「110(ワンテン)」を発表しました。このケースの素材には、それまでの定番であったヴァルカンファイバー製ではなく、東レ・デュポン社との共同開発により生み出されたカーボン・ファイバー(炭素繊維)を使用しています。もともと、カーボン・ファイバーはレーシングカーや航空・宇宙産業に使用されるものでありましたが、そこにさらに特殊繊維を織り込むことで、重量1.4kgというより軽く頑丈性に優れたケースを誕生させました。この製品は、世界中で話題となり、グローブトロッターの名はますます有名となりました。

まとめ

グローブトロッターの素材の秘密についてお話してきましたが、いかがだったでしょうか?見た目の美しさだけではなく、どこに行くにも重宝するその丈夫さは唯一無二の大きな魅力ですよね。旅の気分をより一層あげる一生ものの相棒をこの機会に是非探してみてはどうでしょうか?

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