ファッションのトレンドを作るとも言われる存在「スタイリスト」

ファッションのトレンドを作るとも言われる存在「スタイリスト」

今回は、スタイリストにスポットを当てて、様々な観点からファッションとの繋がりについてお話していきたいと思います。

2017.03.13

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スタイリストとは?


スタイリストとは、TVやCM、雑誌などで、モデルさんや俳優さんの衣装をスタイリングするひとのことを指します。スタイリストは、事務所所属のもと働く人たちとフリーランスで活躍している人達の2タイプに大別されます。

事務所に所属して働く場合


事務所に寄せられた仕事を割り振られ、担当することとなります。仕事内容は幅広く、先ほど紹介したものの他にカタログやパンフレットなど、さまざまな業界から依頼を受けていることが多いです。ただ、一般的な仕事とは違い、勤務時間が深夜や早朝になってしまうことも少なくありません。とにかくスタイリストは体力勝負といわれるように、華やかなように見えて、実は地道な作業が多かったりもするのです。基本的に、多くのスタイリストの人たちは、まず事務所に所属し、様々な現場での仕事を通じて、コネクションを作ったうえで、フリーランスに転職するという流れをとっています。スタイリストとしての自分の可能性や、今後の仕事の展開などを決めるうえでも、まずは事務所に所属し、先輩などから学ぶ、というスタンスの人が多いようです。

フリーランスで活躍している場合


スタイリストは、全体として、フリーランスで活躍している人の割合が大きいことで知られています。仕事内容は、事務所に所属している人たちとほとんど変わりませんが、フリーランスの場合、黙っているだけで仕事は舞い込んではきません。スタイリストとしての仕事以外にも事務手続きや営業などすべてを一人でこなしていく必要があります。仕事量にもよりますが、そういった点を考慮すると、事務所に所属している場合よりも、体力的に大変になることも少なくはありません。しかし、フリーランスには、自分の仕事環境をコントロールしやすいという大きなメリットがあります。時間帯や仕事内容なども自分でカスタマイズしていくことが出来るため、慣れてくるとフリーランスの方が働きやすいというひとが多いです。また、女性スタイリストの場合、結婚や出産を考えて、フリーランスになる人もおり、自分にとって最適な条件で仕事が出来る環境を自分自身の力で作り上げています。

仕事の流れ


簡単ではありますが、スタイリストとしての仕事の流れをご紹介していきたいと思います。依頼内容によって少しは異なりますが、例えば、CM撮影などの時は、以下のような流れで仕事を行っています。まず、クライアントから依頼を受け、どのようなイメージでCMを作っていきたいのか、具体的な構想について打ち合わせをします。ここの打ち合わせで全体的なイメージが決定するため、非常に重要な過程となります。その後、クライアントと相談した末、どのような衣装にするのかを決定し、衣装協力をお願いするブランドやメーカーなどに問い合わせ、それらをレンタルしてきます。この作業のことを、リースと呼びます。そして、撮影当日、実際にモデルさんや俳優さんなどに衣装を着てもらい、撮影に入ります。メイクやヘアと衣装がマッチしているのか、全体の雰囲気を確認するのも大切な仕事です。その後、クライアントと出来上がりをチェックし、問題がなければ、リース先に衣装や小物を返却し、仕事は完了です。リース先に迷惑がかからないよう、借りた衣装や小物に汚れや傷などをつけないよう細心の注意を払うことも忘れてはいけません。どのような状態であっても、クライアントからの要望に臨機応変に対応していく力がスタイリストには求められているのです。

スタイリストの役割


スタイリストの主な役割は、クライアントから提示された作品のテーマや世界観を忠実に表現することです。TVにしろ、CMにしろ、雑誌にしろ、それらには必ず視聴者や読者に伝えたい「想い」が込められています。「どうしたらこの商品の良さを正確に伝えることが出来るだろうか」「どうやったらこの本の世界を映像で伝えることが出来るだろうか」このようなクライアントの切実な思いに、応えていくのがスタイリストの仕事です。もちろん、衣装だけでその世界観を全て表現できたりするわけではありませんが、着る人のキャラクターや印象を大きく左右する非常に重要なファクターであるのは確かです。

スタイリストは、作品に出演するモデルさんや俳優さんに対し、最もその人の魅力が引き出せたり、見る人のイメージが湧きやすい衣装を選ぶことで、クライアントの目的にマッチしたファッションを提案します。そうして、ひとつの作品を作りあげていくのです。ファッションという観点からその人をプロデュースする―スタイリストとしての基本的な役割はそこにあるのではないでしょうか。ただ単に、センスがあるというだけではなかなか務まらないのがこの仕事です。着る人が一番輝く場を提供するためには、センスだけではなく、創造力や知力など多様な観点から、客観的に判断していける力が必要となってきます。端から見ているだけでは分からない、スタイリストという仕事の奥深さを是非とも感じて頂けたら嬉しいですね。

まとめ

スタイリストとファッションをテーマにここまでお話してきましたが、いかがだったでしょうか?雑誌やコマーシャルなど、様々なトレンドを発信する場で「自分らしさ」を生かして活躍することが出来るお仕事って本当に素晴らしいですよね。スタイリストの人たちの側に立って、時々ファッションを見つめ直してみると、またぐっと自分の理想のスタイルに近づいていけるのではないでしょうか?

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