時計のムーンフェイズ(月齢表示)機能とは?

ムーンフェイズ機能とは月齢表示機能のことです。月の満ち欠けを数字に表し、目盛として表示させたのがムーンフェイズになります。半円の形に切り抜かれた文字盤から後ろのディスクに描かれた月と夜空が動いてくるといった表示がほとんどです。

中には月に顔が描かれたものや、月と星に金を貼り贅沢にあしらったものもあります。ムーンフェイズは大抵日付、曜日のカレンダー機能とセットで盛り込まれていることが多く、時刻表示とムーンフェイズだけの時計は非常に珍しいです。

月齢とは?

月齢とは新月(月齢0)から満月(月齢15)、そしてまた新月(月齢29.5または0)へ移っていくさまを数字に表したものです。月はおおよそ29.5日で1周すると言われており、この周期は地球の自転・公転が関係しています。なので、北半球と南半球では月の見え方は真逆です。

月齢でいう15が満月に当たりますが、満月を意味する十五夜とリンクしていますからずっと昔からあった考え方と思われます。ムーンフェイズの機能では29.5の0.5が表示できないので、59枚の歯で一枚のディスクを半分ずつ使って表示しています。

ムーンフェイズで見る満ち潮・引き潮

満ち潮と引き潮の時期を知るのにかつてムーンフェイズを使っていました。月齢0(29.5)と15、つまり満月と新月は引力が強く作用し満ち潮になりその間の月齢7、22が最も引力が弱く引き潮になります。

映画タイタニックのように海中の障害物にぶつかるかどうかが生死を分けるので、現在地を知るための正確な時計とムーンフェイズ機能は航海時代には必須でした。現代では機械でもっと正確に知ることができているので使われていませんが、ドイツの古い船には船舶用の時計をセットするための場所が操縦室に用意されています。

ムーンフェイズで見るダイエットの周期

ムーンフェイズがダイエットに使えると聞いたら女性は驚くと思いますが、これは事実です。月齢は引力の強さを表すことと前述しましたが、引力は人間の身体にも大きな変化をもたらします。

まずダイエットは満月から始めましょう。欠けていく月の時期は身体は余分なものを排出しやすいので、体重を落としやすい時期と言われています。逆に新月から満月へ満ちていく月の時期は吸収する力が強まるので不足しがちなミネラルやビタミンを積極的に摂取しましょう。心もポジティブでいれるので運動を始めるのにも良いタイミングです。

ムーンフェイズで見る仕事の進め方

ムーンフェイズで仕事の進め方も効率的にできます。新月から満月の時期は取り入れやすい時期なので、より深い知識や新しいジャンルの勉強をするインプットが効果的な時期です。

逆に満月から新月の時期は排出しやすい時期なのでアウトプットに適しています。上弦(新月から満月の時期)に取り入れた勉強は下弦(満月から新月の時期)に発信するのが効率的な仕事の進め方です。アイデアを生み出しやすいのも下弦の時期なので、スケジュールを自由にできるときに取り入れてみるのもいいかもしれません。

ムーンフェイズで見る気分の動き方

上2つと同じような動きになりますが、上弦の時期には身体も心も満ちていく動の時期です。逆に下弦は気持ちも体調も落ち着いてくる静の時期です。

気持ちが昂ぶりやすい、あるいは落ち込みやすいといったときには月齢を見てみましょう。あなたのせいではなく、月の引力のせいかもしれません。余談ですが狼男の話のように満月は人の気持ちがいちばん昂ぶりやすい時期。衝動的な犯罪も満月の日に起こりやすいといったデータも出ています。

まとめ

以上、ムーンフェイズを便利な使い方について紹介してきました。効果には個人差がありますが、月の引力という生き物である以上絶対に作用する要素なのでダイエット、仕事だけでなく生活の中で何かを取り入れる時期と発信する時期を分けるといった使い方をすると、より良い効果が得られるかもしれません。

今はまだあまり知られていない月齢の効果ですが、ライフハックのようにムーンハックなんて名付けてみてもいいかもしれません。