名門時計ブランドIWC(インターナショナルウォッチカンパニー)

名門時計ブランドIWC(インターナショナルウォッチカンパニー)

みなさんはIWC(インターナショナルウォッチカンパニー)をご存じでしょうか?世界的な名門時計ブランドであり、道具としての時計を造り続けてきたIWCを詳しく解説したいと思います。

2017.08.30

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IWCはどんなブランド?


IWCの歴史


IWCは元々アメリカの時計会社「ハワード」に勤めていたフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズがスイスに渡ってきたところから始まります。スイスの中でもドイツ語圏だったシャフハウゼンに拠点を置いたため、スイス時計のような装飾性の高いものではなくドイツ様式のシンプルで頑丈な、時計を道具として考えていました。

IWCの現在


現在でもそのDNAは受け継がれており、人気モデル「ポルトギーゼ」は懐中時計のムーブメントを搭載する大型のモデルとなっています。

IWCの歴史


歴史を見ていくとIWCは世界の変化に順応していったブランドであることがわかります。1868年に創業しましたが1915年に腕時計を造り始めました。1967年に発表されたアクアタイマーは当時のダイバーズの人気が高まってきたからです。

70年代以降はクオーツショックによる業界不振から当時のファンからは不評でしたがETA製ムーブメントを改良して組み込むことでコストを抑えた生産により危機を乗り越えました。時代の流れにしっかり乗って対応し続けているブランドであることがわかります。

ETAムーブ?自社ムーブ?


IWCはスイスの伝統的な技術とアメリカから持ち込んだ機械自動化の製造技術をマッチングさせたブランドです。天文台コンクールやクロノメーター規格には参加しませんでしたがそれよりもさらに厳しい独自の規格を設け、非常に高い精度で生産しました。

しかし1970年代のクオーツショックにより時計業界は一変。安価なクオーツが流通したため機械式時計も価格を抑えなくてはならなかったのです。IWCがかつてのブランドイメージと人気を失いましたが、ETA製のムーブメントを採用し独自のカスタムをすることで生き残りました。

オールドインターについて


上で書いたようにIWC製のムーブメントは非常に評価が高かったのです。基本設計が優れており、部品の材質。仕上げに手間もコストもかけていたためメンテナンスをしっかりすれば長い期間新品同様に使えると言われていました。

1960年代の大量生産時代に入るまでの機械式時計は本当の意味で一生モノと言えました。古き良きの”オールド”、かつて呼ばれていた”インター”の愛称でオールドインターと呼んでいます。ロゴにInternational Watch Companyと印字されているものをそう呼ぶことが多いです。

人気モデル”ポートフィノ”


人気モデルの一つ”ポートフィノ”はイタリアのリゾート地から名前をもらった時計です。時代を越えて愛されている、世界中の富豪や有名人が集まるリゾート地ポルトフィノに準えて、シンプルで永く使うことができて流行に左右されないデザインが特徴のシリーズです。

IWCのエントリーモデルであるポートフィノはどちらかといえば大型のドイツ時計のような様相ではない控え目なモデルが多く、2014年には現代では珍しい37mmのサイズのモデルが発表されています。

人気モデル”ポルトギーゼ”


ポルトギーゼの始まりは、1930年頃に海洋時計であるマリンクロノメーターと同等の精度を腕時計でつくってほしいとの依頼からでした。

懐中時計のムーブメントを腕時計に搭載するという画期的な発想から生まれたポルトギーゼは、現在ではIWCで最も人気の高いシリーズになっています。1998年に発表されたポルトギーゼクロノグラフが一番の人気モデルで、マリンクロノメーターのような大き目のインデックスとシンプルで洗練された文字盤が特に人気が高いデザインです。

人気モデル”パイロットウォッチ”


IWCが初めてパイロットウォッチを発表したのは1936年でした。以来マークシリーズと名付けたモデルは計器のデザインを忠実に再現しつつ視認性がよく、現在ではマークⅩⅧが発売されているロングセラーシリーズです。

IWCが発表しているパイロットウォッチはマークシリーズだけではありません。クロノグラフ付の”パイロットクロノグラフ”、クラシカルな雰囲気が映える”スピットファイア”、大型の”ビッグパイロットウォッチ”などの種類があり、いずれも古典的なDNAが残るタイムピースです。

まとめ


IWCはスイスにありながらドイツの影響を色濃く受けた稀有なブランドです。道具としての機能性を磨きながら伝統的なデザインをしっかり残していこうとするブランドの考え方は古風であり王道だといえます。時には時代に流されるようにして人気を失った時期もありますが、それもすべてブランドと歴史を守ろうとしてのこと。それもまた”IWCらしい”といえる選択だったのかもしれません。

古典的で伝統を守りつつ進化を続けるIWCの世界観をぜひのぞいてみてください。

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