世界中から熱視線を浴びるヴィトンのデザイナーを特集しました

世界中から熱視線を浴びるヴィトンのデザイナーを特集しました

今回は名ブランド「ルイヴィトン」のデザイナーにクローズアップしていきたいと思います。あのこだわりのデザインの秘密にも迫っていきますよ。

2017.03.31

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ヴィトンとは?


ルイ・ヴィトンは、フランスのスーツケース職人であるルイ・ヴィトンが設立したファッションブランドです。同ブランドをアパレルブランドとして認識している人も多いかとは思いますが、実際のコンセプトは創業当初から「travel」であり、その軸は現在も変わっていません。そのため、ルイ・ヴィトンでは、より旅の楽しみを味わうことが出来る、高クオリティーなアイテムを数多く手掛けてきました。

デザイン性・機能性・実用性を兼ね備え、使い込むほど味わいが生まれる、そんな商品づくりを徹底して行ってきたことがルイ・ヴィトンをトップブランドまで成長させた所以なのかもしれませんね。こういった奥深さが世界中から愛される理由のひとつになっているのかもしれませんね。

ルイ・ヴィトンの創業


ここからは、ルイ・ヴィトンが誇るデザイナーの歴史についてお話していきますね。1821年、創業者であるルイ・ヴィトンは、スイスとの国境に近いジュラ山脈にあるアンシェイ村で生まれました。ファッションに関心があったルイは、14歳で家を出た後、フランス・パリで、職人の見習いとして修業を積んでいきました。

そして、ルイ・ヴィトンの前身である「グリ・トリアノン・キャンバス」というトランク工場を立ち上げました。彼は、従来のフタの丸いトランクから、平らなフタを持つトランクを考案しました。これは、輸送機関の成長が目立った当時に、より積み上げることが簡単に出来るように、というアイデアから生まれました。

人気がゆえに…


加えて、革より軽い防水加工を施したコットン素材「グリ・トリアノン・キャンバス」も開発し、それらを使用して製作したトランクはたちまち評判となりました。トランクの上から布地を貼るという彼のアイデアは当時としては、画期的なものでありましたが、容易にコピー商品を製造されてしまうという難点もありました。

そしてついに、1872年、ルイは代替となる別の布地を使用することを決意します。このベージュと赤のコントラストが美しい新たな布地「Striped Canvas」は、爆発的なヒットを記録しました。しかし、その人気ゆえ、これもまたすぐにコピー商品が出回るようになりました。

次々に新デザインを考案


1888年、2代目としてブランドを引き継いだ息子・ジョルジュは、コピー商品対策として、ベージュと茶褐色のチェス盤にルイ・ヴィトンの銘が入った「ダニエ・ライン」を作り上げました。これを機に、1892年から、同ブランドはハンドバッグのリリースを本格的に開始することになります。しかし、ダニエ・ラインのコピー商品もすぐさま市場に出回るようになり、1896年、更なる対策として、彼は、モノグラムデザインを考案しました。

このデザインは、現在でもルイ・ヴィトンのアイコンとして世界中から愛されているものです。ルイ・ヴィトンの頭文字である「L」と「V」、花と星を組み合わせたこのモノグラムは、ヨーロッパでトレンドとなっていたジャポニズムの要素を取り入れたいと考えたジョルジュが、日本の家紋などからインスピレーションを受けて生み出したものと言われています。

満を持してアパレル分野に進出


1997年、同ブランドは、ニューヨークのデザイナーであるマーク・ジェイコブズをアーティスティック・ディレクターとして起用します。彼の就任により、ルイ・ヴィトンは、1998年A/W、パリ・プレタポルテ・コレクションにて、レディースコレクションラインを、2000年には、メンズラインをスタートさせ、満を持してアパレル分野に進出していきました。

マークは当時のことを「実情として、プレタポルテタを開始して数年は、これまでモード(ファッション)になかったルイ・ヴィトンのイメージを作り上げるのに非常に苦悩した。」と語っています。また、マークは米誌のインタビューで、「ディレクター就任当時、ブランドの新たな客層を獲得するために、モノグラムプリントをなくそうと考えたこともあるが、モノグラムこそが、ルイヴィトン成功の秘訣である。」とも話しています。

そしてその言葉通り、彼は、ルイヴィトンが作り上げてきた従来の方式を重んじながらも、あらゆる方法で、ブランド改革を進めていきました。その最たる例として、彼は、それまでのルイヴィトンの系統とは全く異なる、エナメルやデニム素材を用いた画期的なデザインを数多く提案したことで知られています。

現代芸術家とのコラボレーション


その他にも、村上隆、スティーブン・スプラウス、草間彌生といった現代芸術家とのコラボレーションを積極的に行うなど、様々な分野でのブランド展開に力を入れていきました。一方、1998年には、ダミエ・ラインをルイ・ヴィトンの定番アイテムとして復刻させるなど、ルイ・ヴィトンのカラーを絶やさないようにも努めていました。また、2003年には、ホワイトとブラックの2色で展開するモノグラム・マルチカラーを発表し、大きなブームを巻き起こしました。このように、マークは、同ブランドにおいて、現在でも高い人気を誇る数多くの名作を生み出しました。

ルイ・ヴィトンの現在


2011年、ダンヒルにてクリエイティブ・ディレクターを勤めていたキム・ジョーンズがルイ・ヴィトンのメンズスタイル・ディレクターに就任し、2013年、2014S/Sコレクションを最後に、現在のルイ・ヴィトンを築き上げたマーク・ジェイコブスが退任しました。その後、BALENCIAGA(バレンシアガ)のデザイナーであったニコラ・ジェスキエールがアーティスティック・ディレクターに就任し、現在に至っています。

最後に…


ルイ・ヴィトンのデザイナーの歴史についてここまでお話してきましたが、いかがだったでしょうか?多くの人に夢を与えるデザインを生み出すことが出来る力って本当にすごいですよね。1つ1つの作品に込められたデザイナーの声に耳を傾けながら、そのアイテムを見るとまた違った魅力が浮き彫りになってくるかもしれませんね。

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