なぜエルメスは人々に愛され一流ブランドで居続けられるのか?

なぜエルメスは人々に愛され一流ブランドで居続けられるのか?

エルメスは名だたるブランドの一つでその歴史には奥深さがあります。多くの女性に愛され続け、一流の名を手にしたのにはそれだけの理由が存在していました。

2017.05.03

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

エルメスの歴史を知ろう


エルメスの歴史は大変長く、5代、170年近くに渡ります。初代ティエリ・エルメスが高級馬具の製造アトリエをオープンすることから始まりました。

1892年には、ケリーやバーキンの原型となるオータクロアを発表。エルメス最初のバッグで本来は馬鞍を収納するためのものでした。馬具作りの技術を転用して完成を果たします。

1920年にはエルメスファスナーの特許を申請して、初めてファスナーを使用することに成功しました。

1984年になると、ジェーン・バーキンのためのバッグ、バーキンを発表します。こうした数々の発想の転換によりブランドは進化していきました。

サック・ア・デペッシュと一流


1928年に書類を携帯する為に作られたのが「サック・ア・デペッシュ」。デペッシュとは公文書を意味する言葉なのですが、その価値は100万以上となっています。主に、J・Fケネディ、アンドレ・マルロー、政治家、外交官」、芸術家たちに愛用されてきたバッグでそのクオリティは一流そのもの。

サック・ア・デペッシュは、スペシャルオーダー品としても人気が高く、ポケットは最大12個まで増やせるほど。サイズも好みに合わせられるということで、自分だけの品をオーダーするというのは最高のステイタスと言えるでしょう。

「サック・オータクロア」はエルメス最初のバッグ


エルメスは設立当初、馬具を製作していましたがその中で変革の時期として見られているのが、バッグのオータクロアを作り上げたことです。

特徴はバーキンよりもさらに大きめのサイズ感であるということ。少し縦に長い形状で多くの荷物を収納しやすく作られています。店頭ではバーキンよりも数が減りましたが、当時のエルメスを知るファンにとっては貴重な存在とも言えるでしょう。

ビジネスバッグとしても使えますが、旅行用として少し多めに荷物を入れたい方に人気が集まっています。エルメスが一流となったきかっけとも言えますね。

ジャン・ルイ・デュマ・エルメスの活躍


創業者一族の一人として生まれ、1978年にエルメスの第5代目会長に就任しました。彼は、名だたるブランドの経営者の中でも最も傑出した人物として知られています。エルメスは今でこそ最高級ブランドとしても知名度が高いですが、1980年代初め頃まではセレブの高齢者が使うブランドとしてあまり知名度もありませんでした。

その時に立ち上がったのがジャン・ルイ・デュマ・エルメスです。彼は、持ち前のセンスで広告によるブランドイメージの改革を始めました。若い女性をモデルにした斬新かつ大胆なビジュアルで一世を風靡します。

職人が生み出す技術


エルメスのバッグはメイド・イン・フランスなのですが、その技術力が群を抜いてすごいのです。一人の職人が最初から最後までの工程の全てを手がけており、バーキンやケリーなどの人気のバッグを20時間程度かけて作り上げているのです。

優秀な職人でもひとつのバッグを手がけるのには2日以上がかかるので、納品まで数年待ちなんてことも発生します。その価値は一点ものと言っても良いくらいの技術とこだわりが感じられ、一流ブランドだからこそ成せる技なのでしょう。

シグニチャーにこだわるブランド「エルメス」


エルメスのコレクションはすべてのアイテムがロングセラーになるようにと考え込まれて作られているので、流行に左右されることがありません。エルメスのロゴに関しても、あえて目立たないようにされており控えめに主張するというところが他のブランドとの違いと言えるでしょう。

そんな、エルメスはブランドと言う言葉を使わずに「シグニチャー」と言っています。それは、自分たちが行った素晴らしい仕事に対する成果として名前を刻むという意味合いからなっています。いわば、職人の誇りとも受け取ることができますね。

エルメスは、発想の転換とこだわりの技術で出来ていた


エルメスについて見ていきましたが、その歴史の深さに驚いたことでしょう。元々は馬具を作っていたところから始まるのですが、そのままバッグを手がけることがなければエルメスはここまで有名にはならなかったかもしれません。バッグを制作してからも知名度が上がらずに苦悩する時期もありました。

広告を大胆なものにすることで若い女性のターゲットを集めることにも成功していましたね。また、職人の技術力もハイレベルです。このいくつもの要素が連なってこそ今の一流ブランド、エルメスが完成したのではないでしょうか。

エルメスの価値とは…


皆さんはエルメスを購入するときに何を思いますか?デザインでしょうか?機能性でしょうか?品質でしょうか?それぞれあると思います。

今回は折角エルメスの歴史に触れることが出来たので、エルメスを店頭で見かけた際やお持ちのアイテムを使うときなどに思い出していただければと感じています。エルメスの控えめで上品な裏側には大きな努力が積み重なって出来てきているのです。是非その素晴らしさを実感いただければと思います。

pagetop