希少価値の高いチビナイルクロコダイルってどんなワニ革なの?

希少価値の高いチビナイルクロコダイルってどんなワニ革なの?

ワニ革の種類は細かく分類されていることを知っていますか?チビナイルクロコダイルは希少価値が高く、数も限られているためワニ革の中でも珍しい革です。

2017.05.02

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ワニとは…?


爬虫類皮革の代表的なものがワニ革となりますが、現在、世界中に生息しているワニは、3科9属23種と言われています。アリゲーター科は4属7種、クロコダイル科は4属15種、ガビアル科は1属1種からなりますが、ガビアル科をクロコダイル科に含める学者も多くいるようです。

一括りにワニと称していますが、その種類は細かく分類されており、鱗の形状も様々になっています。今回は数ある中から、チビナイルクロコダイルについてまとめましたのでご覧いただければと思います。

チビナイルワニの「肚ワニ」について


肚ワニとは、ワニの背の部分を割き、腹(肚)部の鱗を活かしたタイプの革のことを言います。イリエワニ、ニューギニアワニ同様、高級品用の素材として注目されている貴重な部分になります。腹部の鱗は細かく、長方形の鱗板が腹部全体に整然と並んでいます。

横腹の鱗は丸みある長方形で、その巾は他の種類よりも狭いのが特徴です。この種は、アメリカ諸国の淡水の沼や河川に生息していますが、現在供給されている皮はほとんど養殖のもので、特にジンバブエ、南アフリカでは大規模ファームで養殖生産されています。主な輸出先はヨーロッパやシンガポール、日本です。

背ワニとは…


ワニの肚の部分を割き、頸部から背部の凹凸を活かしたものになります。ワニの頭部を取り除いた後頭部に当たるところに、後頭鱗板と呼ぶ隆起があり、続いて頸部に頸鱗板と呼ぶ特徴のある隆起があります。

又、背の部分には背鱗板と呼ばれる隆起があり、業界では頸鱗板をクラウンと読んでいます。天然の美しい造形であるクラウンと背鱗板が背ワニの商品価値を高めているのです。独特な造形ですが、その素晴らしい形状には見とれてしまうことでしょう。

チビナイルクロコダイルの「背ワニ」について


ナイルクロコダイルの後頭鱗板は、1横列で4~6枚の大型鱗板からなっています。頸鱗板はひとまとまりになっており、大型の4枚が四角形に並び、その左右に小型の鱗板が1枚ずつ並んでいます。

背鱗板は頸鱗板のかたまりから離れて、比較的規則正しく17~18横列、8~9縦列に並んでいます。綺麗に連なる姿は見事で、美しさではずば抜けていると言えるでしょう。他の種類と比べてみるとその差は歴然です。チビナイルクロコダイルはより細かく繊細な革なので希少価値が高く、最高級品とされています。

ワニ革の加工の違い(シャイニング加工)


ワニ革は加工方法によってイメージが異なります。どの染め方が特に良質という訳でなくお好みによってお選びください。ただ染色工程によっては手間が懸かることから市場にでまわる数が限られ、希少性の高い革の加工をしたものは価格が高くなるものもあります。

まず、シャイニング加工とは、透明感のあるツヤを出すため 革にタンパク質バインダーを塗り、メノウの石で磨き上げる 方法など、表面を鏡のように艶やかに加工を施したものです。 高級なクロコダイルをより高級感のある雰囲気に高めてくれる仕上げ方です。

ワニ革の加工の違い(トワイライト)


表面はシャイニング仕上げと同じ雰囲気ですが、深い色合いのグラデーションが特徴です。

「夕日が沈む時に最後の力を振り絞る太陽の薄明かりと、暗闇が迫った空をイメージ」し、イタリア染の技法を用いて4度に亘る革を染め、丁寧に職人が施すことができた、深みのあるグラデーションを持つ仕上げ方です。 手間暇がかかる分、価格も高くなる為、製品の入荷も少なくなっています。

ワニ革の加工の違い(ヒマラヤ、マット)


ヒマラヤは、クロコダイルレザーにヒマラヤからインスピレーション受けた雪解けをイメージさせるグラデーション。単色が多いクロコダイルレザーの中では異彩を放つデザインです。このレザーを染め上げるためには高度のなめしや染色技術が必要とされます。 なので市場に出回ることが少なく、大変希少なバッグとなっています。

使うほどに艶が増すように落ち付いた雰囲気で仕上げを施したマット仕上げ。 マット仕上げのクロコダイルバッグは、毎日でも使える、カジュアルシーンにも高級感をプラスしてくれますね。

ワニ革の加工の違い(目地染め・谷染め)


目地染め・谷染めとは、微妙な美しいニュアンスに染め上げたクロコダイルの上にコントラストの濃い色を載せ、その色を熟練の職人が一枚一枚手作業で落とし、メジ部分にのみ濃い色が残るよう仕上げた物です。とても繊細で高度な技術が要されます。

この仕上げはトーンの異なる色合いが自然に混ざり合い、クロコダイル自身の持つラグジュアリーな魅力を引き出します。贅沢感を感じさせ、かつ必要なだけの重厚感を表現できる過不足の無い存在は、年月とともに愛着が深まる素材です。

いかがでしたでしょうか?


ワニ革についての知識から、チビナイルクロコダイルの鱗、そして加工技術についてお話してきましたがその価値をご理解いただけましたでしょうか?希少価値のワニ革を用いり、最高級の技術によって作られるバッグや財布などは美しく素晴らしい品ばかりなのです。

素材や品質の良さを知ることで、製品に愛着を持っていただけたらと思っています。少しでもチビナイルクロコダイルについて知っていただければ嬉しい限りです。

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