2025/06/19に、東京都渋谷区にお住みの女性のお客様からニッカ　ウィスキー宮城狭　12年　未開栓を30,000円でお買取をさせて頂きました。

この度は、数多あるお酒買取店の中から、私ども渋谷店にご来店いただき、誠にありがとうございます。お客様がお持ちくださったニッカウヰスキーの「シングルモルト宮城峡12年」は、ジャパニーズウイスキーの愛好家ならば誰もが憧れる、まさに幻の逸品でございます。この特別な一本を、お客様が大切に保管されてこられたことに、心より敬意を表します。

宮城峡蒸溜所は、ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝が、スコットランドでの経験を基に、日本の風土に合ったウイスキーを造るべく、理想の地として選び抜いた場所です。仙台の清らかな渓流と豊かな自然に囲まれたこの地で育まれるモルトは、華やかでフルーティーな香りと、絹のようななめらかな口当たりが特徴で、その繊細な味わいは「渓谷の貴婦人」とも称されます。特に、この12年表記のボトルは、原酒の長期熟成に時間を要し、供給が需要に追いつかなくなったことから、惜しまれつつも2015年に終売となりました。そのため、現在では市場に流通する機会が極めて少なく、その希少性から非常に高い価値が付いております。この宮城峡12年を店頭で拝見できることは、私たち査定員にとっても大変喜ばしいことでございます。

渋谷という街は、常に新しい情報や文化が生まれ、感度の高い人々が集まる場所です。そうしたお客様の中には、単にウイスキーを嗜むだけでなく、その歴史や物語、そして未来への投資対象としてコレクションされている方も多くいらっしゃいます。宮城峡12年は、まさにそうしたお客様の期待に応えることのできる、唯一無二の存在と言えるでしょう。私どもは、お客様がこの宮城峡12年に込めてこられた想い、例えば「特別な記念日に開けるつもりで大切にしてきた」「長年探し求めてようやく手に入れた一本だ」といったお客様それぞれのストーリー、そしてそのウイスキーが持つ計り知れない価値を、最大限に引き出すお手伝いをさせていただきたいと強く願っております。お客様の元で大切に時を重ねてきたこのボトルが、次にどのような方の手に渡り、どのような物語を紡いでいくのか、想像するだけでも胸が高鳴ります。

先日も、ご自身の還暦を祝うために購入されたものの、飲むのが惜しくて長年書斎に飾っていらっしゃったという宮城峡12年をお持ちくださったお客様がいらっしゃいました。そのお客様は、「このウイスキーが、次の誰かの特別な瞬間に寄り添ってくれるなら、それが一番嬉しい」と仰いました。その言葉に、私どもは単なる売買ではなく、お客様の想いを次の愛好家へと繋ぐ「橋渡し役」としての責任と、その使命を全うできることへの大きな喜びを感じました。お客様の大切な宮城峡12年は、当社のウイスキー専門査定員が、お客様の目の前で一本一本丁寧に、そして透明性を持って査定させていただきます。なぜこの価格になるのか、その背景にある最新の市場の動きやウイスキーの特性、さらには歴史的価値**を、専門的ながらも分かりやすく丁寧にご説明いたしますので、どうぞご安心ください。お客様が抱かれているどんな小さな疑問にも、誠心誠意お答えさせていただきます。

渋谷駅から徒歩圏内というアクセスしやすい当店は、お客様が落ち着いて査定を受けていただけるよう、プライバシーにも配慮した落ち着いた空間をご用意しております。お客様の大切な宮城峡12年の価値を最大限に評価し、お客様にご納得いただけるお取引ができるよう、誠心誠意努めさせていただきます。お客様のご来店を心よりお待ちしております。