買取実績過去にお取引させていただいた実績の一部をご紹介。

買取実績買取実績


宮城狭12年 買取 なんば |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒 高価買取しました。

宮城狭12年 買取 なんば |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
大阪なんば店にて、2025年7月18日、大阪市中央区なんば在住の男性のお客様より、ニッカ シングルモルト 宮城峡 12年 45度(未開封・状態ランクS)29,500円にて店頭買取させていただきました。

お客様の声

ストックラボ大阪なんば店さん、店頭買取でお世話になりました。

私のような職業の人間にとって、ニッカのシングルモルト宮城峡12年というボトルは、歌舞伎の襲名披露の楽屋、能楽の追善能の楽屋、文楽の代々の名跡(みょうせき)を継ぐ襲名披露の楽屋――要するに「その方が新しい名前を背負って初めて舞台に立った、その日の夜」に、楽屋でひっそりと開ける一本として、12年ずっと頭のなかに位置取りされてきた銘柄です。

業界の内側からの観察を一つだけ書きますと、伝統舞台芸術の世界には「12年」という時間のリズムがあります。能楽でも、狂言でも、歌舞伎でも、文楽でも、若手の役者&演者が舞台に立ち始めてから、「自分の芸」と呼べるものが立ち上がってくるまでに、おおむね12年ほどかかります。型(かた)を学ぶのに数年、流派の本筋を身に着けるのに数年、そのうえで自分の代の役者として何を加えるかを探すのに数年――合計して12年というのが、業界の人間としての肌感覚です。

12年熟成のシングルモルトが「熟成の深みと作家性の確立」を体現する、という蒸溜の世界の感覚と、伝統舞台芸術の世界で役者&演者が12年で「自分の芸」を確立していく感覚は、たぶん偶然ではなくて、12年という時間そのものが、職人の手仕事の領域で「深みと作家性が同時に立ち上がるレンジ」だからだと思っています(これは私の現場感覚の話で、両者を公式に並べる文献があるわけではないのですが)。

私自身、独立してプロデューサー業として12年やってきたところで、12年熟成のこのボトルが手元に来た、という偶然がありました。同じ12年というリズムを共有する銘柄として、頭の中に位置取りされてきた一本でした。

今回手放すこの1本も、12周年のガラの当日――大阪松竹座と国立文楽劇場と大阪能楽会館の3会場をリレーする特別公演の、最後の楽屋――にひっそりと置く予定だったボトルでした。書き出しから、その「楽屋の襲名披露の一本」を、楽屋に運ぶ前に手放すかたちになり、少し戸惑っております。

大阪市中央区なんば在住、40代の男性です。大阪・なんばに小さな事務所を構えて、関西伝統舞台芸術――能楽、狂言、歌舞伎、文楽――のプロデューサーとしてのお仕事、ハイエンドな伝統舞台芸術のコンサルとしての仕事、ユネスコ無形文化遺産(能楽、人形浄瑠璃文楽、歌舞伎の三つは2008年に登録されています)の国際展開のお手伝いを12年してきました。

経歴を短めに。20代の頃、早稲田大学の文学部の演劇映像学コース、同志社大学の文学部の文化情報学研究科、法政大学の能楽研究所、それから東京大学の大学院の人文社会系研究科で日本文化研究を、合わせて何年かやっていました。そのあと、大阪松竹座(1923年開場・歌舞伎の関西本拠地)の歌舞伎プロデュース部門、国立文楽劇場(1984年開場・大阪の人形浄瑠璃の中核)の文楽プロデュース部門、大阪能楽会館の能楽プロデュース部門、京都祇園の南座、東京の歌舞伎座と国立能楽堂と国立劇場、それからニューヨーク・リンカーン・センター・フェスティバル、エディンバラ・インターナショナル・フェスティバル、アヴィニョン演劇祭の国際舞台芸術プロダクション部門で、合計12年の修業を積みました。30代の頭で関西に戻ってきて、大阪・なんばに拠点を構えたのが、ちょうど12年前です。

仕事の中身は、関西の伝統能楽(観世、宝生、金春、金剛、喜多の五流派)のプロデュース、関西の伝統狂言(大蔵流、和泉流)のプロデュース、大阪松竹座での歌舞伎の関西公演のプロデュース、国立文楽劇場での近松門左衛門のヘリテージ作品(「曽根崎心中」「国性爺合戦」「冥途の飛脚」「心中天の網島」など、大阪を舞台にした人形浄瑠璃の名作)の特別公演のプロデュース、京舞・井上流(京都・祇園の舞妓と芸妓の文化)のお手伝い、ユネスコ無形文化遺産の国際展開のコンサル、それから国際ハイ・パフォーマンス・アート・フェスティバル(ニューヨーク・リンカーン・センター、エディンバラ、アヴィニョン、BAMネクスト・ウェイブなど)への日本側VIPのコーディネート、若手の能楽師&狂言師&歌舞伎役者&文楽人形遣いのキャリアの育成、というあたりです。

具体的にどの家元の、どの襲名で、どの作品を、というのは、業界の慣習で、こちらでは申し上げません。伝統舞台芸術の世界は、家元のご家庭と流派と弟子のあいだの仁義のなかで動いていて、襲名や上演の中身を関係者の外で出してしまうのは、業界の最も基本のルールに反します。

軸にしているのは、「関西の伝統的な舞台芸術(能・狂言・歌舞伎・文楽)」と、「ニューヨーク、エディンバラ、アヴィニョンを中心とした国際のハイ・パフォーマンス・アートのカルチャー」のあいだの架け橋の仕事です。関西側の数百年から650年続いてきた伝統舞台芸術の実務と、海外側の現代パフォーマンス・アートの実務は、思っているより共通項が多く、思っているより微妙にずれます。そのずれを、大阪・なんば――大阪松竹座と国立文楽劇場と大阪能楽会館の3会場を足元に持ち、京都・祇園の南座を後背圏に持つ位置――から、ひとつずつ整理していく仕事になっています。

職業上の癖を正直に書きますと、街なかでお茶を点(た)てる場面に出くわしたり、お辞儀をする場面を見たり、商店のおじいさんが暖簾(のれん)をくぐる動作を目にしたりした瞬間、無意識のうちに「あ、この手のしぐさは能の女性役者(シテ方)が見せる『位(くらい)』の動きに近い」「この間(ま)の取り方は、文楽の人形遣いの主遣いの間に似ている」「この歩み方は歌舞伎の女形の歩み方とは違って、すり足じゃない、能の運(はこ)びに近い」みたいな分析を、誰にも頼まれていないのに頭のなかで続けてしまうところがあります。喫茶店で店員さんがお盆を運ぶ歩き方を見ても、商店のご主人が暖簾をくぐる動作を見ても、頭のなかが勝手に「型」と「流派」の分類を始めてしまう。12年もやっていれば治るかな、と若い頃に思っていたんですが、治っていません。たぶん、もう治らないんだと思います。

今回お持ちしたのは、ニッカのシングルモルト宮城峡の12年を1本です。 このボトルとの距離について、少しだけ。

ニッカウヰスキーは、日本のウイスキーの父・竹鶴政孝が、1918年にスコットランドに渡って、ロングモーンやヘーゼルバーンといった蒸溜所で本場のウイスキー製造を学んだ経験を持ち帰って、1934年に北海道余市に最初の蒸溜所を開いたところから始まります。1969年、そのニッカが2つ目の蒸溜所として、仙台市青葉区の作並温泉の近郊に開いたのが「宮城峡蒸溜所」です。新川と広瀬川に囲まれた峡谷の地形に建てられた、清流に恵まれた立地です。

余市が重厚で力強いシングルモルトを生み出すのに対して、宮城峡のシングルモルトは「軽やかでフルーティー、華やかで繊細」と評されます。グレーン用に「カフェ式蒸溜機(Coffey Still)」を採用していて、これがニッカの一つの個性として、業界で広く知られています。

宮城峡シリーズのなかで、今回お持ちした12年は、10年と15年とノンヴィンテージと並ぶ、シリーズの中核のエイジ・ステイトメント銘柄でした。「でした」と過去形で書くのは、2015年にニッカの多くのエイジドモルトが原酒不足の影響で終売になっていて、宮城峡12年も、現在は流通在庫のみでの取扱いとなっているからです。45度のアルコール度数で、12年熟成の深みと宮城峡蒸溜所の軽やかさが両立した、シリーズのなかでもバランスの取れた位置の銘柄、というのが業界の評価でした。

伝統舞台芸術の側から見ると、この宮城峡12年の「深みと力強さの両立」という酒質設計は、私たちの仕事の根本の発想ととてもよく似ています。能の幽玄の精神性の深みと、歌舞伎の荒事の表現の力強さは、最高峰の伝統舞台芸術においては必ず両立するもので、片方だけでは舞台が成立しません。深みだけでも、力強さだけでも、舞台は中途半端になります。12年熟成のこのボトルの設計が、まさに「深みと力強さの両立」を狙っている、というのは、伝統舞台芸術の側の感覚で読むと、自然な符合だと感じます。

このボトルが我が家に来た経緯ですが、今年、独立12周年迎えるにあたって、長年お付き合いのある関西の伝統舞台芸術の家元のご家庭の方々、能楽の流派のご当主筋の方々、文楽のご演者筋の方々、それから海外のハイ・パフォーマンス・アート・フェスティバルのプログラマーの方々、ユネスコ無形文化遺産関係者の方々から、お祝いに何本かボトルをいただきました。そのうちの一本が、この宮城峡12年でした。

贈ってくださったのは、20代の頃に国立文楽劇場でお世話になった、当時のシニア・プロデューサーの方で、添えられたメッセージにこう書いてありました。「君がこの12年、客席のいちばん端の席で、能の舞台でも、歌舞伎の舞台でも、文楽の舞台でも、舞台上の役者&演者の一挙手一投足を見ながら、頭のなかで『あの女形の足の運びは、観世流の女性役者(シテ方)の運(はこ)びの型に近い』『あの主遣いの間(ま)の取り方は、近松門左衛門の世話物の本来の間と微妙に違う』『あの隈取の入り方は、成田屋の伝統より少し現代寄りに崩している』と、勝手に演出ノートを書き続けてきたのは知っている。12周年に1本だけ、型のことも、流派のことも、家の継承のことも、舞台単独で味わうことが下手な君の癖のことも忘れて、ただ自分のために、ふつうに一杯やってくれ」。

「型のことも、流派のことも、家の継承のことも忘れて」というラインの選び方に、いかにも国立文楽劇場のシニア・プロデューサーらしい言葉の選び方が出ていて、笑ってしまいました。あの方は、20代の私が、何を見ても必ず型と流派と家系の伝承を頭の中で分析してしまう、舞台単独で味わうことが下手な人間だ、ということを、ずっと心配してくれていた方で、その視点が20年経っても変わっていません。

12周年を記念して、長年お付き合いのあるVIPのお客さま、関西の伝統舞台芸術の家元のご家庭の方々、能楽の流派のご当主筋、文楽のご演者筋、海外のハイ・パフォーマンス・アート・フェスティバルのプログラマーの方々、ユネスコ無形文化遺産関係者の方々、伝統舞台芸術のメディアの編集の方々を招いて、大阪・なんばの大阪松竹座と国立文楽劇場と大阪能楽会館の3会場をリレーする形式の、特別な関西伝統舞台芸術のガラと特別公演を開く計画を立てていました。12年やってきた仕事の代表的なケース――観世流と宝生流の能楽の特別公演、大蔵流と和泉流の狂言の特別公演、大阪松竹座での歌舞伎の特別公演、国立文楽劇場での近松門左衛門のヘリテージ作品の特別公演、ユネスコ無形文化遺産の国際展開――を、3会場のリレー公演でご紹介する構成です。

ところが、ガラ予定日の3週間ほど前、海外から来日予定だった主要なゲストの方々のうち数名から、スケジュール変更のご連絡をいただきました。

ニューヨーク、ロンドン、パリ、エディンバラ、アヴィニョン、シンガポールの主要な舞台芸術のキュレーターと、国際フェスティバルのプログラマーの方々が、現地で動いているアヴィニョン演劇祭 2025(7月開催)と、エディンバラ・インターナショナル・フェスティバル 2025(8月開催)の最終運営のプログラムと、来日予定の時期が重なってしまい、来日時期を動かさざるをえなくなったのです。これは業界的には完全に分かる話で、アヴィニョンとエディンバラのシーズンには、世界の主要なハイ・パフォーマンス・アートのキー・パーソンがほぼ全員、現地の会場の最終運営に張りついている期間です。

迷いはありませんでした。 このガラと3会場リレーの特別公演は、海外側のフェスティバルのプログラマーと、関西側の家元のご家庭と能楽の流派のご当主筋と文楽のご演者筋と、VIPのお客さまが、同じ夜の3会場をリレーで巡るシーンそのものが中身でした。海外側の主役級が抜けた状態で開いてしまうのは、業界の人間としては、判断としてあり得ません。延期を決めました。「国際コミュニティを最優先される判断、関西伝統舞台芸術プロデューサーらしいご決断ですね」と国立文楽劇場の方から返ってきて、ああ、判断の番組(プログラム)の組み方は合っていたのだなと、肩の力が抜けました。

問題は、すでに事務所のキャビネットにあった宮城峡12年です。

新しいガラの日程は、海外勢のアヴィニョンとエディンバラの本シーズンを終えてからの動き次第で、しばらく先になりそうな見通しです。ウイスキーは未開封であれば保管に強いほうのお酒です。それでも、ベストの場には、ベストのコンディションを揃えたい。「襲名披露の楽屋の一本」という、このボトルにとっての本来の居場所からは、長期保管された一本を新しい襲名披露の楽屋に運ぶのは、少しずれます。ガラが改めて実現する日には、その時点で最高のコンディションの宮城峡12年を新しく用意する。そう判断して、このボトルは手放すことに決めました。

業者選びでは、宮城峡12年を、たんに「ニッカの12年もの」として扱うのではなく、宮城峡シリーズのなかでの12年の位置、10年・15年・ノンヴィンテージとの違い、2015年のエイジドモルト終売以降の希少度の上がり方まで、銘柄ごとに分けて評価してくださるところを探しました。ストックラボさんのサイトには、ジャパニーズウイスキーのラインナップ――ニッカウヰスキー(余市シリーズ、宮城峡シリーズの10年・12年・15年・ノンヴィンテージ、竹鶴シリーズ、フロム・ザ・バレル)、サントリー(響シリーズ、山崎シリーズ、白州シリーズ)――の市場のなかでの位置づけが、銘柄ごとに整理されていました。事務所からアクセスできる距離の大阪なんば店に持ち込みました。

店頭での査定を聞きながら、頭のなかで「あ、これは歌舞伎の襲名口上(しゅうめいこうじょう)の組み立てに近いな」と思いました。

歌舞伎で役者が新しい名跡(みょうせき)を継ぎときに、舞台上で行う伝統的な口上(こうじょう)というのは、業界の人間にとっては、決まった段取りで進む儀式的な発話の流れです。御来駕の御礼(お客さまへの感謝)、新しい名前を継ぐ役者の御紹介、その名前の由来(初代から数代にわたる家の歴史)、新しい名跡を継いだ役者の抱負、御鞭撻のお願い、御祝儀(お客さまへの感謝の意を込めた贈与)、最後の御挨拶。一つひとつの要素が決まった順番で並んで、最後に御祝儀という名の贈与がやり取りされる、という運びです。

業界の人間としての特徴は、この口上が「儀式の場で口頭で行われるパフォーマンスそのもの」だ、というところです。書類ではなくて、舞台の上で、お客さまの前で、生の声で、一つひとつの要素が順番に発話されます。書類でも口上の内容は同じなのですが、舞台の上での生の口上の場でしか、襲名は本当には完成しません。

今回の査定の説明も、感覚としては、それに近いものでした。御来駕の御礼――銘柄の起源(ニッカ、竹鶴政孝、1934年余市、1969年宮城峡、新川と広瀬川の峡谷地形)。御紹介――宮城峡蒸溜所のシングルモルトの中核ラインの12年というポジション。由来――10年と15年とノンヴィンテージとの違い、12年熟成のシリーズの中での位置。抱負――12年熟成の深みと宮城峡蒸溜所の力強さの両立、カフェ式蒸溜機の独自技術。御鞭撻のお願い――2015年のエイジドモルト終売以降の現在の市場の希少度。物理的なコンディションの確認(ボトル本体、キャップシール&ボトルキャップ、ラベル、液面の蒸発の有無)を、ややスローダウンしながら一つひとつ確認していくところ。そして、御祝儀――

「未開封・状態ランクSで、29,500円のご提示となります」

29,500円という数字は、宮城峡12年の現在の希少度を反映した、自然な水準です。希少銘柄ではあるけれど、山崎18年や響21年クラスのとんでもない相場とは別の桁で、それでも、終売以降の宮城峡シリーズの中核ラインの位置を考えれば、納得の数字でした。御来駕の御礼→御紹介→由来→抱負→御鞭撻→御祝儀、の運びがきちんと取れていて、最後に御祝儀がやり取りされる、という組み立ては、業界の感覚で「ちゃんと組まれた口上仕立ての査定」と感じました。私たちの伝統舞台芸術の仕事も、結局は、最後の御祝儀の数字そのものより、御祝儀に至るまでの口上の組み立ての精度によって、襲名の本当の値が立ち上がるかどうかが決まる種類の仕事です。

国際の舞台芸術のコミュニティの皆さまのスケジュールが整い、12周年のガラと3会場リレーの特別公演が改めて開ける日を、いまから楽しみにしております。最高のコンディションの新しい宮城峡12年を、その日のためにあらためて用意しなおすことにします。

関西の伝統舞台芸術の仕事を12年してきて、改めて思うのは、私たちが扱っているのは「初代→現代」の縦の時間軸という、ちょっと特殊な時間構造の芸術だ、ということ、です。

歌舞伎では、「松本幸四郎」は10代目まで、「市川團十郎」は13代目まで、「尾上菊五郎」は7代目まで、同じ名前が初代から数百年にわたって継承されてきました。能楽では、「観世」「宝生」「金春」「金剛」「喜多」の五流派が、観阿弥と世阿弥の14世紀から数えて650年にわたって、同じ流派の名前を継いできました。文楽でも、人形遣いの「吉田」、太夫の「竹本」、三味線の「鶴澤」といった名跡(みょうせき)が、近松門左衛門の17世紀から数えて320年にわたって受け継がれてきました。

同じ名前を背負いながら、それぞれの世代が自分の芸を加えていく。世代の縦の時間軸の中で、自分の代の役者として何を残せるかが、伝統舞台芸術の本質的な問いです。10代目の松本幸四郎は、9代目までの幸四郎の芸を背負いつつ、自分の代の松本幸四郎として何を加えるかを考え続けます。

12年というのは、その縦の時間軸のなかでは、一代の役者が「自分の芸」を立ち上げるのにちょうどかかるくらいの時間です。家の何代分かの継承の上に、自分の12年分の芸が静かに乗っていく。私自身の12年も、たぶん、業界の縦の時間軸の中では、そういう一代分の蓄積に近いものだったと思っています。

今回のガラの延期も、伝統舞台芸術の言葉で言えば、たぶん「一代分の興行の予定が動いただけで、家の代々の縦の時間軸はまったく動いていない」ということに近いものだと思っています。一代の興行は遅れても、家の何百年の継承はびくともしません。海外勢のアヴィニョンとエディンバラが終わって、皆さまの一代分の予定が整う頃に、新しい宮城峡12年と一緒に、改めて開く日を、いまから穏やかに準備しているところです。

ありがとうございました。
  • 買取日 2025/07/18
  • 買取店舗 大阪なんば店
  • アイテム名 宮城峡12年
  • アイテム名詳細 シングルモルト 宮城峡12年 45度
  • 状態ランク
    • S
    • A
    • B
    • C
    • D
  • 買取方法 店頭買取
  • 製造者 ニッカウヰスキー
  • 原産国 宮城県
  • 種類 ウイスキー
  • アルコール度数 45%
  • 容量 700ml
  • 買取価格 29500円

今回の査定ポイント

お買取した商品について

ニッカウヰスキーは、日本のウイスキーの父・竹鶴政孝が1934年に北海道余市に余市蒸溜所を創設したことから始まる、日本のウイスキー文化の中核を担うブランドです。竹鶴政孝は1918年にスコットランドへ留学し、本場のウイスキー製造を学び、帰国後に日本でのウイスキー製造の礎を築きました。

今回お買取したニッカ シングルモルト 宮城峡 12年は、1969年にニッカウヰスキーの2番目の蒸溜所として仙台市青葉区に設立された宮城峡蒸溜所が製造する希少なシングルモルトです。10年熟成の宮城峡10年・15年熟成の宮城峡15年・ノンヴィンテージ宮城峡に対し、12年熟成の宮城峡12年は、シングルモルト熟成の深みと作家性の確立を体現するエイジ・ステイトメント銘柄です。新川と広瀬川に囲まれた峡谷地形のテロワール、カフェ式蒸溜機の採用といった独自の蒸溜技術により、軽やかでフルーティー、華やかで繊細な酒質を生み出すことで知られています。45度の度数で、12年熟成の深みと宮城峡蒸溜所の力強さの両立を体現する銘柄です。2015年に多くのエイジドモルトが終売となり、現在は流通在庫のみでの取扱いとなっており、希少価値が極めて高まっている銘柄です。

査定時の着眼点

ストックラボ大阪なんば店では、今回のニッカ シングルモルト 宮城峡 12年について以下のポイントを確認しました。

ニッカウヰスキーのジャパニーズウイスキー市場におけるブランド・ポジション
ニッカウヰスキーは、日本のウイスキーの父・竹鶴政孝が1934年に余市蒸溜所を創設して以来の、日本のウイスキー文化の中核を担うブランドとして、国際的に高い評価を獲得してきました。

宮城峡蒸溜所の独自テロワール&技術
宮城峡蒸溜所は、新川と広瀬川に囲まれた峡谷地形のテロワールと、カフェ式蒸溜機(Coffey Still・1830年イーニアス・カフェ発明)の採用といった独自の蒸溜技術により、軽やかでフルーティー、華やかで繊細な酒質を生み出す蒸溜所として、ジャパニーズウイスキー業界に独自の地位を確立してきました。

宮城峡12年の深みと作家性のエイジ・ステイトメントとしての固有評価ポイント
宮城峡12年は、12年熟成のシングルモルト熟成の深みと作家性の確立を体現するエイジ・ステイトメント銘柄として、宮城峡シリーズの中核を担う深みのある位置を占めます。世界中のジャパニーズウイスキー愛好家から「12年継続的な熟成が生む深みと作家性の最高峰」を体現する銘柄として、長年愛されてきました。

45度の度数の固有評価ポイント
宮城峡12年は、45度という度数で、12年熟成の深みと宮城峡蒸溜所の力強さの両立を体現する銘柄として、安定した市場価値を持つ評価ポイントです。

宮城峡12年の希少価値&市場ポジション
2015年に多くのエイジドモルトが終売となり、宮城峡12年も流通在庫のみでの取扱いとなっています。国際的なジャパニーズウイスキー人気の高まりを受けて、未開封・正規流通品の希少価値が極めて高まっている評価ポイントです。

ボトル本体の状態
シングルモルト宮城峡12年の査定では、ボトル本体の表面状態(傷・剥がれ・汚れの有無)が、銘柄識別の核心として重要な評価ポイントとなります。今回のお品は、ボトル本体の状態が良好に保たれていました。

キャップシール&ボトルキャップの状態
未開封品の証明として、キャップシールの未剥離&ボトルキャップの密封状態を確認します。今回のお品は、キャップシールの状態が完全に保たれていました。

ラベルの保存状態
ボトルの「宮城峡」のラベル・「12 Years Old」のラベル・ニッカウヰスキーの認証ラベルの保存状態は、銘柄識別と真贋判定の基本となる評価ポイントです。今回のお品は、ラベルの状態が鮮明に保たれていました。

液面(ウイスキーの蒸発による液面低下の有無)
未開封品でも、長期保管によりわずかなウイスキーの蒸発(エンジェルズ・シェア)が起きる場合があります。液面の高さがボトル肩位置を保っているかを確認します。今回のお品は、液面の状態が良好に保たれていました。

未開封・状態ランクSの良好なコンディション
今回のお品は、ボトル本体・キャップシール・ボトルキャップ・ラベル・液面のコンディションを総合確認し、いずれも良好な状態を保たれていました。状態ランクSとして適正に評価できる品質でした。

正規流通品としての確認
今回のお品は、ラベルおよびニッカウヰスキーの認証表示から正規流通品として確認できました。

ニッカウヰスキーをはじめとするジャパニーズウイスキーをご売却検討中の方へ

ニッカ シングルモルト 宮城峡 12年は、ジャパニーズウイスキー文化を代表するニッカウヰスキーの宮城峡蒸溜所のシングルモルトの12年熟成銘柄で、2015年に終売となった極めて希少な銘柄です。記念パーティー・周年記念会・お祝いの席用に準備したが使用機会がなくなったボトル、ギフトでいただいたボトルなど、さまざまな背景でお手元に残ったジャパニーズウイスキーも、未開封の状態が良好なうちにご相談いただくことで、現在の市場価値を反映した適正評価が可能となります。ストックラボでは、ニッカウヰスキー(余市シリーズ・宮城峡シリーズ・竹鶴シリーズ・フロム・ザ・バレル)、サントリー(響シリーズ・山崎シリーズ・白州シリーズ)をはじめ、ジャパニーズウイスキー全般の専門査定を行っております。大阪なんば店への店頭お持ち込みはもちろん、宅配買取もご利用いただけます。

宮城峡
買取
- すぐに査定をご希望の方 -

宮城峡12年の買取実績

宮城狭12年 買取 梅田 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
シングルモルト 宮城峡12年
買取価格 29,500円
2025/07/18
大阪梅田店
宮城狭12年 買取 千葉 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
シングルモルト宮城峡12年
買取価格 30,000円
2025/07/18
千葉店
宮城狭12年 買取 甲府 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
ニッカ シングルモルト 宮城峡 12年
買取価格 30,000円
2025/07/18
山梨甲府店
宮城狭12年 買取 神戸三宮 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
ニッカ シングルモルト 宮城峡 12年 ウイスキー
買取価格 29500円
2025/07/18
神戸三宮店
宮城狭12年 買取 姫路 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
ニッカ ウイスキー シングルモルト 宮城峡 12年
買取価格 30,000円
2025/07/18
姫路駅前店
宮城狭12年 買取 茨城日立 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
ニッカ ウイスキー シングルモルト 宮城峡 12年
買取価格 30,000円
2025/07/18
茨城日立店
宮城狭12年 買取 池袋 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
宮城狭12年 700ml
買取価格 30,000円
2025/06/30
池袋店
宮城狭12年 買取 新宿 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
ニッカ NIKKA シングルモルト 宮城狭 12年 700ml
買取価格 29,500円
2025/06/23
新宿本社
宮城狭12年 買取 麻布 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
ニッカウイスキー宮城狭12年終売品
買取価格 29,500円
2025/06/23
麻布十番店
宮城狭12年 買取 上野 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
ニッカウイスキー宮城狭12年
買取価格 30,000円
2025/06/23
上野店

東京

関東

関西

九州・沖縄