森伊蔵の買取

森伊蔵 参考買取価格

森伊蔵とは？由来と概要

しなやかで優しい口当たりとフルーティな香りが魅力の森伊蔵。プレミアム焼酎の代名詞的存在で、魔王・村尾と並び「3M」と称されているコレクター垂涎の逸品です。

現在、森伊蔵は日本航空のファーストクラスにおいて通年提供され、日本を代表する焼酎としてエクセレンスな味わいを国内外へと広めています。

ファンを自認する著名人も多く、その中の一人である第22代大統領ジャック・ルネ・シラク氏は森伊蔵酒造に直筆で感謝状を贈ったことがあるほどの愛好者でした。

そのため、元トヨタ社長・張富士夫氏がフランスの国家的勲章・レジオンドヌール勲章を授与された際に、シラク大統領に返礼として森伊蔵を1ダース贈呈し、歓喜されたという逸話があります。

森伊蔵は、五代目当主の森覚志氏の「従来の芋焼酎の常識・製法を180度変える」という想いのもと1988年に誕生しました。

気になる森伊蔵というネーミングは、四代目当主の名前が由来となっています。ちなみに森伊蔵氏、姓が森で名が伊蔵です。実はフルネームでつけられた銘柄だったんですね。

五代目は、父への敬愛の念、そして二人といないであろう珍しい名前という理由から森伊蔵と命名しました。しかし、森伊蔵氏本人は完成した焼酎の味は褒めたものの、自身の名を付けることには反対だったそうです。

森覚志氏は森伊蔵開発に向けて、焼酎業界の常識を覆すことを目的としていました。そのため、反骨精神は自身の志に通じるものとして、父の反対があったにもかかわらず森伊蔵に決定。その後森伊蔵は、佐藤や兼八など人名を焼酎の銘柄にする先駆けとなりました。

鹿児島県垂水市、鹿児島湾が広がり、南方には桜島がそびえる雄大な地・牛根境に森伊蔵酒造はあります。かつては、近郊にある錦江湾よりその名をとった芋焼酎・錦江（きんこう）を発売していましたが、現在は森伊蔵一本に絞り五代目・森覚志氏のもと森伊蔵酒造の伝統的製法と味わいを継承しています。

森伊蔵の特徴・味

森伊蔵は、エレガントな香りが漂う柔らかで飲みやすい芋焼酎です。従来の芋焼酎独得のクセが抑えられ、しなやかなのど越しとまろやかな口当たり、芳醇でコクのある味わいを堪能できます。その柔らかで豊かな酒質は、独自のかめ壺仕込みから生まれたものです。

地中に埋め込んであるかめ壺は、安定した温度のもと、微細な穴に生息する微生物がもろみの発酵をナチュラルに促進することが特徴です。かめ壺ならではの特徴を活かして誕生した森伊蔵は、円やかでクセが少なく、そして奥深い味わいに仕上がっています。

森伊蔵は従来の焼酎のボトルに使われていた無色透明や淡いブルーのカラーを用いずに、深いブラウンのボトルを採用。さらに和紙で梱包し、ケースに封入しました。これは光に触れることにより焼酎が劣化することを防ぐために行われています。

極上 森伊蔵は、3年の長期熟成が生み出した華やかな香りと円熟味ある銘酒です。奥深く芳醇な味わいを持つ楽酔喜酒 森伊蔵は、10年の熟成期間を経た重厚感とまろやかな旨味を堪能できます。薩摩切子を彷彿とする深い輝きを持つボトルも、楽酔喜酒 森伊蔵の魅力の一つと言えるでしょう。

森伊蔵の希少性・価値​

プレミアム焼酎の筆頭である森伊蔵は非常に希少性が高く、ネットでもプレミアの付いた値段で取り引きされています。ネットやオークション以外では、森伊蔵酒造に直接電話をして購入予約を行い、その後抽選で当選した場合のみ購入することが可能です。

しかし森伊蔵の人気の高さは比類なきものがあるため、スムーズに当選できるわけではありません。購入時期により当選確率は変わってきますが、過去には4.18％や0.2％の時があったとも言われています。生産量も年間約15万本と限られているため、まさに入手することすら不可能に近い幻の焼酎であると言えるでしょう。ただし、森伊蔵720mlは全国の高島屋で販売している可能性もあります。

中でも買取価格が高く市場でもめったに出回らないのは、楽酔喜酒 森伊蔵、初代森伊蔵です。楽酔喜酒 森伊蔵は現行ラインナップですが、流通量が非常に少なく買取市場でもレアな逸品として注目されています。

また、初代森伊蔵はプレミアがついた森伊蔵のさらに5倍近くまでアップしている激レアな商品です。ちなみに森伊蔵は、初代から五代目まであり、それぞれにラベルにわずかな違いがあります。以前まで極上の一滴という名称で販売されていた極上 森伊蔵も非常に希少価値のある銘柄です。

森伊蔵の種類

• 森伊蔵 1800ml
• 森伊蔵 720ml 金ラベル
• 楽酔喜酒 森伊蔵
• 極上 森伊蔵（極上の一滴）
• 森伊蔵 日本航空限定発売用