買取実績過去にお取引させていただいた実績の一部をご紹介。

買取実績買取実績


宮城狭12年 買取 新宿 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒 高価買取しました。

宮城狭12年 買取 新宿 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
新宿本店にて、2025年6月23日、東京都新宿区在住の女性のお客様より、ニッカ NIKKA シングルモルト宮城峡12年 700ml(未開封・状態ランクS)29,500円にて店頭買取させていただきました。

お客様の声

ストックラボ新宿本店さん、店頭買取でお世話になりました。 工房に置いていたボトルを箱に入れる前に、もう一度だけ手に取って眺めました。ガラスの厚みの具合、ラベルの紙の質感、キャップの折り目――職業病で、つい器の批評眼で見てしまうんですよね。よく考えられたボトルでした。

東京・新宿区在住、40代の女性です。新宿に工房とギャラリーを構えて、現代陶磁器の制作と、ついでに陶磁器の鑑定の仕事を10年してきました。

陶芸との出会いは、5歳のときです。祖父が陶芸家で――いわゆる「人間国宝級」などと呼ばれていた方でした――その祖父の登り窯に火が入っているところを見せてもらいました。具体的にどんな景色だったかと聞かれると、もう記憶は曖昧なのですが、煙の匂いと、暑かった、ということは、たぶん体のほうが覚えている気がします。

東京藝大の陶芸科を出て、京都の五条坂で6年、それからベルリンの国立陶磁器スタジオで2年、ミラノの現代セラミックアートのスタジオで2年。合わせて10年ほど修業をして、戻ってきて、新宿で独立しました。今年がちょうどその10周年です。

仕事の中心は、「日本の古典陶芸と現代セラミックアートの融合」というところ。古典のほうは、備前、信楽、伊賀、唐津、有田、京焼あたりの伝統技法を踏まえつつ、現代側はピーター・ヴォーコス、ルーシー・リー、ハンス・コパーの系譜、それから八木一夫さんなどの戦後の日本の前衛陶芸の流れも参照しながら、自分なりに作品を作っていく、という感じです。あわせて、VIPコレクターの方への作品制作、邸宅・ホテル・ヴィラ向けの作品提供、海外の作家とのコラボレーション、若手の陶芸家の方の育成、それから冒頭で書いた鑑定の仕事もしています。

少し脱線しますが、鑑定という仕事をしていると、人様の器を見て値段を出すことが日常になります。それでも、自分の作品が買い手に渡って初めて値段がつく瞬間というのは、何回経験してもざわっとします。鑑定士の眼があってもなお、自分の手で作ったものの値段だけは平気で受け取れない。職業病の限界、というやつかもしれません。

今回お持ちしたのは、ニッカ シングルモルト宮城峡12年(700ml)を1本です。 ニッカウヰスキーの宮城峡蒸溜所は、1969年に、ニッカの二つ目の蒸溜所として、仙台市青葉区の作並温泉近郊に作られました。創業者は日本のウイスキーの父・竹鶴政孝で、1918年にスコットランドに留学してロングモーンやヘーゼルバーンといった蒸溜所で本場の作り方を学び、1934年に北海道の余市に最初の蒸溜所を立てた人物です。

その二号機にあたるのが宮城峡。新川と広瀬川に挟まれた峡谷地形にあって、清流に恵まれた立地です。余市の重厚で力強いシングルモルトに対して、宮城峡は軽やかでフルーティー、華やかで繊細な酒質、と言われています。カフェ式蒸溜機(コーヒースティル)の採用も、業界のなかで独自のポジションを築いている特徴のひとつですね。

宮城峡12年は、その宮城峡の原酒を12年熟成させた、シングルモルト・ラインナップの中核銘柄。10年と比べてもうひと段階深みがのる、と言われている一本です。2015年に多くのエイジドモルトが終売になってしまい、いまは流通在庫だけが回っている状態で、希少性は年々上がっています。

このボトルが工房に届いた経緯をお話しします。 今年、新宿で独立して10周年を迎えるにあたって、長年お付き合いのある取引先――VIPコレクターの方、海外のセラミックアート・コミュニティ、美術館、アート系のメディア、邸宅とホテルのパートナーの方々――からお祝いに何本かボトルをいただきました。そのうちの一本が、このニッカ宮城峡12年でした。

贈ってくださったのは、京都・五条坂での修業時代に師にあたる方で、添えられた手紙にこんなことが書いてありました。 「12年熟成の宮城峡が体現している深みと華やかさの調和は、君が10年やってきた『手の修練と作家性』の話と、どこかで通じる気がする。10周年の節目に、この一本で祝杯を」。 「気がする」というのが、いかいにもあの先生の言い方でした。陶芸の世界の人は、断定をあまりしません。たぶん、土と火を相手にしていると、断定する勇気が、年を取るほどなくなっていくのだろうと思います。

仙台といえば、伊達政宗が京都の名工を東北に呼び寄せて、堤焼や切込焼、相馬駒焼といった陶芸文化の土台を作った地でもあります。蒸溜所の立地に陶芸の歴史を重ねる、というのは少し話を膨らませすぎな気もするんですが、地元の文化を巡る視線がちゃんと働いている手紙だったので、おかしかったです。

10周年を記念して、長年お世話になってきたVIPコレクター、海外のセラミックアート・コミュニティ、美術館、アート系のメディアの方々を招いて、新宿エリアの歴史ある会場で、現代陶磁器の特別展覧会を開く計画を立てていました。10年の集大成として、伝統技法を継承する仕事の代表作と、現代セラミックアート寄りの大作、それから海外の作家との共同制作の作品を、ひとつの会のなかで並べる構成です。自分にとって、これまでで一番大きな会になるはずでした。

ところが、展覧会予定日の3週間ほど前、海外から来日予定だった主要なゲストの方々のうち数名から、スケジュール変更のご連絡をいただきました。 ベルリン、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、パリのセラミックアート・コミュニティと美術館のメンバー数名が、現地で開かれる国際セラミックアート・ビエンナーレへの参加都合で、来日時期を動かさざるをえなくなったのです。

判断は、迷いませんでした。展覧会というのは、その場で作品を観て、その場で言葉を交わす、ということに意味がある集まりです。半分の方々がいらっしゃらない状態で開いても、ちゃんと半分の意義しか生まれません。延期を決めました。 「国際コミュニティを最優先される判断、陶磁器作家らしいご決断ですね」と京都の師から返ってきて、ああ、判断の物差しは合っていたのだな、とほっとしました。

問題は、すでに工房の戸棚にあったニッカ宮城峡12年です。 新しい展覧会の日程は、海外勢のスケジュール調整次第で、しばらく先になりそうな見通しです。ウイスキーは保管環境さえ整えば長く持つもののようですが、それでも、最高の場面には最高のコンディションのものを揃えるのが、贈ってくださった師への、そしてこの10年への、いちばん筋の通った返し方だろう、と思いました。

陶芸の世界でも、自分の作品の納品の前日に最終的に手を入れて、その瞬間にいちばんよい状態で送り出す、ということを大切にしています。少し違う話ではありますが、根は通じるものがあるのではないかな、と思います。そう判断して、このボトルは手放すことにしました。

業者選びでは、宮城峡12年を、たんに「ニッカの12年」としてではなく、2015年のエイジドモルト終売を踏まえた希少銘柄として、銘柄ごとの位置づけまできちんと見てくださるところを探しました。

ストックラボさんのサイトには、ニッカ(余市、宮城峡、竹鶴、フロム・ザ・バレル)、サントリー(響、山崎、白州)それぞれのシリーズの市場のなかでの位置づけが整理されていて、これなら任せられそうだと思いました。工房から行きやすい新宿本店に持ち込みました。

店頭での説明は、思っていたよりずいぶん丁寧でした。 宮城峡12年は、宮城峡蒸溜所の代表的なシングルモルトで、10年熟成の宮城峡10年に対して、もうひと段階深い熟成感と華やかさの調和を持つ銘柄であること。竹鶴政孝が1934年に余市に最初の蒸溜所を作り、1969年に二つ目の蒸溜所として作並温泉近郊に作ったのが宮城峡蒸溜所であること。新川と広瀬川の峡谷地形のテロワールと、カフェ式蒸溜機(コーヒースティル)の独自技術が、軽やかでフルーティー、華やかで繊細な酒質を生み出していること。2015年に多くのエイジドモルトが終売になって以降、希少価値が年々上がっていること――。

そのうえで、ボトル本体、キャップシールとボトルキャップの状態、ラベルの保存、液面(蒸発による低下があるかどうか)を総合的に確認してくださり、 「未開封・状態ランクSで、29,500円のご提示となります」 ということになりました。

鑑定士という仕事を同じく職業にしている人間として、見方の手つきがすごくよくわかる査定でした。一つひとつの確認項目に「なぜそれを見るか」という根拠があって、その根拠に従って結論が出てくる。

陶磁器の鑑定もそういうものです。釉薬の貫入の入り方、高台の削り、土の色――一つひとつの観察に、必ず判断の根拠を紐づける。そういう手つきの方に器を預けると、たとえ評価が厳しくても、こちらは納得できます。今回もそうでした。

国際のセラミックアート・コミュニティの皆さまのスケジュールが整って、10周年の展覧会を改めて開ける日が来るのを、待っています。最高のコンディションの新しい宮城峡12年は、その日に向けて用意しなおすつもりです。

あのボトルを手に取った最後の感触は、たぶんしばらく覚えていると思います。よく作られた器でしたから。

ありがとうございました。
  • 買取日 2025/06/23
  • 買取店舗 新宿本社
  • 担当鑑定士 木元 颯太
  • アイテム名 宮城峡12年
  • アイテム名詳細 ニッカ NIKKA シングルモルト 宮城狭 12年 700ml
  • 状態ランク
    • S
    • A
    • B
    • C
    • D
  • 買取方法 店頭買取
  • 製造者 ニッカウヰスキー
  • 原産国 宮城県
  • 種類 ウイスキー
  • アルコール度数 45%
  • 容量 700ml
  • 買取価格 29,500円

今回の査定ポイント

お買取した商品について

ニッカウヰスキーは、日本のウイスキーの父・竹鶴政孝が1934年に北海道余市に余市蒸溜所を創設したことから始まる、日本のウイスキー文化の中核を担うブランドです。竹鶴政孝は1918年にスコットランドへ留学し、本場のウイスキー製造を学び、帰国後に日本でのウイスキー製造の礎を築きました。

今回お買取したニッカウヰスキー シングルモルト宮城峡12年は、1969年にニッカウヰスキーの2番目の蒸溜所として仙台市青葉区に設立された宮城峡蒸溜所が製造する代表的なシングルモルトです。10年熟成の宮城峡10年に対し、12年熟成の宮城峡12年は、さらに深みのある熟成感と華やかなフルーティーさの調和を体現する銘柄です。新川と広瀬川に囲まれた峡谷地形のテロワール、カフェ式蒸溜機の採用といった独自の蒸溜技術により、軽やかでフルーティー、華やかで繊細な酒質を生み出すことで知られています。2015年に多くのエイジドモルトが終売となり、現在は流通在庫のみでの取扱いとなっており、希少価値が日々高まっている銘柄です。

査定時の着眼点

ストックラボ新宿本店では、今回のニッカウヰスキー シングルモルト宮城峡12年について以下のポイントを確認しました。

ニッカウヰスキーのジャパニーズウイスキー市場におけるブランド・ポジション
ニッカウヰスキーは、日本のウイスキーの父・竹鶴政孝が1934年に余市蒸溜所を創設して以来の、日本のウイスキー文化の中核を担うブランドとして、国際的に高い評価を獲得してきました。

宮城峡蒸溜所の独自テロワール&技術
宮城峡蒸溜所は、新川と広瀬川に囲まれた峡谷地形のテロワールと、カフェ式蒸溜機(Coffey Still・1830年イーニアス・カフェ発明)の採用といった独自の蒸溜技術により、軽やかでフルーティー、華やかで繊細な酒質を生み出す蒸溜所として、ジャパニーズウイスキー業界に独自の地位を確立してきました。

宮城峡12年の固有評価ポイント
宮城峡12年は、10年熟成の宮城峡10年に対し、12年熟成のさらなる深みと華やかさの調和を体現する銘柄として、宮城峡シリーズの中核的な位置を占めます。世界中のジャパニーズウイスキー愛好家から「深みと華やかさの最高峰の調和」を体現する銘柄として、長年愛されてきました。

宮城峡12年の希少価値&市場ポジション
2015年に多くのエイジドモルトが終売となり、現在は流通在庫のみでの取扱いとなっています。国際的なジャパニーズウイスキー人気の高まりを受けて、未開封・正規流通品の希少価値が日々高まっている評価ポイントです。

ボトル本体の状態
シングルモルト宮城峡12年の査定では、ボトル本体の表面状態(傷・剥がれ・汚れの有無)が、銘柄識別の核心として重要な評価ポイントとなります。今回のお品は、ボトル本体の状態が良好に保たれていました。

キャップシール&ボトルキャップの状態
未開封品の証明として、キャップシールの未剥離&ボトルキャップの密封状態を確認します。今回のお品は、キャップシールの状態が完全に保たれていました。

ラベルの保存状態
ボトルの「宮城峡」のラベル・「12 Years Old」のラベル・ニッカウヰスキーの認証ラベルの保存状態は、銘柄識別と真贋判定の基本となる評価ポイントです。今回のお品は、ラベルの状態が鮮明に保たれていました。

液面(ウイスキーの蒸発による液面低下の有無)
未開封品でも、長期保管によりわずかなウイスキーの蒸発(エンジェルズ・シェア)が起きる場合があります。液面の高さがボトル肩位置を保っているかを確認します。今回のお品は、液面の状態が良好に保たれていました。

未開封・状態ランクSの良好なコンディション
今回のお品は、ボトル本体・キャップシール・ボトルキャップ・ラベル・液面のコンディションを総合確認し、いずれも良好な状態を保たれていました。状態ランクSとして適正に評価できる品質でした。

正規流通品としての確認
今回のお品は、ラベルおよびニッカウヰスキーの認証表示から正規流通品として確認できました。

ニッカウヰスキーをはじめとするジャパニーズウイスキーをご売却検討中の方へ

ニッカウヰスキー シングルモルト宮城峡12年は、ジャパニーズウイスキー文化を代表するニッカウヰスキーの宮城峡蒸溜所のシングルモルトの中核を担う銘柄で、2015年に終売となった希少銘柄です。記念パーティー・周年記念会・お祝いの席用に準備したが使用機会がなくなったボトル、ギフトでいただいたボトルなど、さまざまな背景でお手元に残ったジャパニーズウイスキーも、未開封の状態が良好なうちにご相談いただくことで、現在の市場価値を反映した適正評価が可能となります。ストックラボでは、ニッカウヰスキー(余市シリーズ・宮城峡シリーズ・竹鶴シリーズ・フロム・ザ・バレル)、サントリー(響シリーズ・山崎シリーズ・白州シリーズ)をはじめ、ジャパニーズウイスキー全般の専門査定を行っております。新宿本店への店頭お持ち込みはもちろん、宅配買取もご利用いただけます。

宮城峡
買取
- すぐに査定をご希望の方 -

宮城峡12年の買取実績

宮城狭12年 買取 梅田 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
シングルモルト 宮城峡12年
買取価格 29,500円
2025/07/18
大阪梅田店
宮城狭12年 買取 なんば |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
シングルモルト 宮城峡12年 45度
買取価格 29500円
2025/07/18
大阪なんば店
宮城狭12年 買取 千葉 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
シングルモルト宮城峡12年
買取価格 30,000円
2025/07/18
千葉店
宮城狭12年 買取 甲府 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
ニッカ シングルモルト 宮城峡 12年
買取価格 30,000円
2025/07/18
山梨甲府店
宮城狭12年 買取 神戸三宮 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
ニッカ シングルモルト 宮城峡 12年 ウイスキー
買取価格 29500円
2025/07/18
神戸三宮店
宮城狭12年 買取 姫路 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
ニッカ ウイスキー シングルモルト 宮城峡 12年
買取価格 30,000円
2025/07/18
姫路駅前店
宮城狭12年 買取 茨城日立 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
ニッカ ウイスキー シングルモルト 宮城峡 12年
買取価格 30,000円
2025/07/18
茨城日立店
宮城狭12年 買取 池袋 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
宮城狭12年 700ml
買取価格 30,000円
2025/06/30
池袋店
宮城狭12年 買取 麻布 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
ニッカウイスキー宮城狭12年終売品
買取価格 29,500円
2025/06/23
麻布十番店
宮城狭12年 買取 上野 |ウイスキー [宮城狭12年]をお酒
宮城峡
ニッカウイスキー宮城狭12年
買取価格 30,000円
2025/06/23
上野店

東京

関東

関西

九州・沖縄