ロイヤルロッホナガーの買取

ロイヤルロッホナガー 参考買取価格

ロイヤルロッホナガーとは？由来と概要

フルーティーな香りが漂う蜂蜜のように甘いウイスキー、ロイヤルロッホナガーは、「ロイヤル・ワラント」の認定を受けたイギリス王室御用達ブランドです。

ロイヤルロッホナガーの始まりは1845年頃と言われています。ロイヤルロッホナガー蒸溜所には前身となる蒸留所「グレン・フィアダン蒸留所」がありました。当時は密造酒が横行している時代でしたが、そんな中グレン・フィアダン蒸留所は合法の蒸留所として地域で唯一認定されていた蒸留所でした。

そのため、グレン・フィアダン蒸留所は密造者に反感を買うこととなり、2度にわたり放火されてしまいます。そのため、所有者であったジェームス・ロバートソン氏はついに手放すことを決意。そんなロバートソン氏の無念の想いを酌んだジョン・ベッグ氏が、1845年ロッホナガー蒸溜所と名称を変更して再建・継承しました。

ジョン・ベッグ氏により再建されて程なく、蒸留所の隣にあるバルモラル・エステート（現：バルモラル城）をヴィクトリア女王が購入し、夏になると避暑に訪れるようなりました。そこでベッグ氏は、ヴィクトリア女王に「蒸留所に遊びに来ませんか？」と誘いの手紙を渡します。

すると女王は快諾し、翌日には蒸留所に訪れ、その数日後には「ロイヤルワラント」が届けられたということです。以降、ロイヤルロッホナガーとブランド名を変更し、現在も皇室御用達ブランドとして愛されています。

しかし、1916年にはスコットランドでウイスキー製造を行うジョン・デュワー・アンド・サンズ社が買収。さらに1925年にはDCL社に吸収され、現在は同社の継承団体・ディアジオの傘下となっています。

ロイヤルロッホナガーの特徴・味

ロイヤルロッホナガーは、芳醇な香りと蜂蜜のような甘み、さらに完熟パイナップルやトーストのような香ばしい芳香が広がります。さらに、余韻にはピリッとしたスパイスも感じるエレガントで奥行きある味わいです。

加水することで濃厚さが和らぎ、まろやかで飲みやすくなります。ちなみに、ヴィクトリア女王は、ボルドーワインにロイヤルロッホナガーを数滴たらして飲むのがお気に入りだったそうです。

ロイヤルロッホナガーの希少性・価値​

ロイヤルロッホナガーのスタンダードボトル・ロイヤルロッホナガー12年は比較的安定した金額で流通し、買取相場も平均的な価格で推移しています。しかし、その他のラインナップは希少性が高く流通量がとても少なくなっています。

特に、限定生産されているロイヤルロッホナガー セレクテッドリザーブは希少な銘柄として注目されています。毎年数量限定で発売されていますが、めったに市場に出ることがないレアなボトルです。

ロイヤルロッホナガーの種類

ロイヤルロッホナガー 12年

ネイビーブルーのラベルが気品に満ちたロイヤルロッホナガー 12年は、クリーミーな口当たりと芳醇な芳香、蜂蜜のような甘さが際立つ味わいです。余韻はサッパリしていてほろ苦さが長く残ります。

ロイヤルロッホナガー セレクテッドリザーブ

毎年限定発売されているロイヤルロッホナガー セレクテッドリザーブは、シリアルナンバーが施されている希少な逸品です。濃紺のラベルに施されたゴールドの文字が、エレガントな品格を感じさせてくれます。完熟オレンジやキャラメルのような甘み、ダークチョコレートやタンニンの余韻が強く残ります。

ロイヤルロッホナガー トリプルマチュアード フレンズオブクラシック

ヨーロッパでリリースされた当ボトルは、日本では未入荷の希少なラインナップです。アンズやブドウの芳醇な香りとアプリコットオレンジの酸味と甘み、オーク由来のウッディな余韻が長く続きます。

ロッホナガー 12年 ディーサイド

クリアなゴールドのボトルと落ち着きあるネイビーブルーのラベルが印象的なロッホナガー 12年ディーサイド。1970年にリリースされた希少なラインナップです。当ボトルはロイヤルと冠していないのが特徴で、その代わりにディーサイド（ディー川のほとり）と記されています。