クルボアジェの買取

クルボアジェ 参考買取価格

クルボアジェとは？由来と概要

華やかでエレガントな味わいとノスタルジックな趣が魅力のクルボアジェ。激動のフランス革命の末、フランスの歴史に新たなる幕を開けた皇帝ナポレオンにゆかりの深い銘柄として有名です。

1799年に勃発したナポレオン戦争の際には、ナポレオン1世はイギリス人将校にコニャックをふるまい労をねぎらっていたという逸話があります。そのため、クルボアジェはナポレオンに敬意を表して、1951年にナポレオン1世の妻であった女性の名を冠したジョセフィーヌ・ボトルをリリースしました。

ナポレオン3世の時代には、ジョセフィーヌ・ボトルに王家御用達の称号が付与されます。以降、「ナポレオンが愛したコニャック」として名を馳せ、以降、レミーマルタンやヘネシー、マーテルと並び称され、世界4大コニャックの一つに数えられるようになりました。

クルボアジェの本社はフランス・コニャック地域、「コニャック黄金の三角地帯」と称されるブドウの銘醸地ジャルナックにあります。クルボアジェは1809年、パリでワイン商を営んでいたエマニュエル・クルボアジェ氏と当時のベルシー市長ルイ・ギャロワ氏によりパリの郊外にあるベルシーの地で事業をスタート。地域で最上級と称されるハイクオリティなコニャックを造っていました。

その後、クルボアジェのさらなる品質向上を目指しジャルナックに移転し、1909年にはイギリスのサイモン家が買収。現在はサントリー・ホールディングスの子会社、ビーム・サントリーが所有し、拠点はジャルナックから変えることなくハイクオリティなコニャックを生産しています。

近年は、クルボアジェ最古のコニャック・1789年ヴィンテージがイギリス・ハロッズのイベントで公開され話題となりました。このボトルはオランダ出身のコレクター・べイ・ファンデルブント氏が所有する金庫で発見されたもので、90,000ユーロ（約1200万円）で販売されています。

ジャルナックのシャトーに併設されているクルボアジェの博物館では、ナポレオン1世のコートや帽子、髪の束などが常設。創業時から変わることのない伝統的製法を貫いているクルボアジェ。そのエレガントで格調高い味わいは、世代を超え、そして国を超え多くのセレブや愛好家を魅了しています。

クルボアジェの特徴・味

クルボアジェは、フレッシュで華やかな香りとシルキーな口当たり、芳醇で深い味わいを堪能できる銘柄です。独自の魅惑的な味わいは、原材料であるブドウに由来します。6つのテロワールがあるフランス・コニャック地方。その中でトップ4に該当するグランド・シャンパーニュ、ボルドリ、プティット．シャンパーニュ、ファン・ボアのテロワールで生まれたブドウを使用しています。

クルボアジェは、それぞれのテロワールの魅力が凝縮した原酒をアッサンブラージュして造られました。ブドウはフルーティな酸味が魅力のユニブラン・トレッビアーノ を使用し、瑞々しくフレッシュな味わいを表現しています。

スタンダードボトルとして人気が高いクルボアジェVSOPは、爽やかな果実味とフレッシュな酸味、さっぱりとした口当たりが魅力です。クルボアジェXOは熟成が醸すまろやかさとコク、濃厚な果実味に重なり合う複雑味を堪能できます。

クルボアジェ VSOPは、鮮烈な果実味と奥深い熟成感、ゆっくりと花開く香りが魅力の一本です。オーク樽が醸すバニラの香りやシャープで爽やかな果実の風味、重厚感のあるコクと深みを堪能できます。

クルボアジェの希少性・価値​

クルボアジェは各ラインナップとも人気が高く、買取市場での注目度も高い銘柄です。比較的リーズナブルに愉しめるボトルからプレミアムな逸品まで幅広くそろっています。

買取価格が最も値段が高いのは、アールデコの巨匠であるロマン・ド・ティルトフがデザインを手掛けたクルボアジェ エルテコレクションです。コレクションは8種類あり、クルボアジェの製造過程が描かれています。

続いて人気が高いのはヴィンテージのクルボアジェ ナポレオンで、趣あるボトルのラインと熟成感のあるコクが魅力の銘柄です。と中でも、1970年代以降のヴィンテージはさらに高額で取り引きされています。

近年、プレミアムなブランデーの買取価格が高まりつつあり、クルボアジェの相場もアップしてきました。今後はさらにプレミアムな逸品としての評価が高まると考えられています。

クルボアジェの種類

• クルボアジェ VS
• クルボアジェ VSOP
• クルボアジェ イニシャル エクストラ
• クルボアジェ ナポレオン
• クルボアジェ XO
• クルボアジェ エンペラー
• クルボアジェ エルテコレクション
• クルボアジェ 12
• クルボアジェ 21
• レッソンス ドゥ クルボアジェ
• レスプリ ドゥ クルボアジェ