1.ブランデーコニャック「クルボアジェ」とは

クルボアジェ ナポレオン 旧ラベルを査定する鑑定士

世界的に知られてる有名コニャックのひとつ、「クルボアジェ」。

ワインを蒸留するブランデーで知られる名門だが、どんなブランドなのか、詳しく知らないという方もいるだろう。

「クルボアジェ」を高価買取してもらうためには、その酒の価値を知ることも重要だ。ここでは、「クルボアジェ」について解説していく。

クルボアジェの特徴とは?

コニャックを造るメーカーは多いが、ヘネシーとレミーマルタン、マーテルといったブランドは世界的に良く知られている。

実は、「クルボアジェ」もこの名門たちの仲間入りをしているコニャックブランドで、世界4大コニャックメーカーなどと呼ばれている。

高級コニャックブランドとして地位を確立しているのだ。

約200年の伝統を持つ老舗クルボアジェ

「クルボアジェ」は、フランスにあるシャラント県ジャルナックに拠点を置く、有名コニャックブランド。「ナポレオン」という名を初めて商品名に冠したエピソードなど、皇帝が愛した酒として知られている。

高品質なブランデー造りはもちろん、その酒を愛することが成功者を意味するような高貴な酒でもある。

2人のナポレオンに愛飲されていた

1805年に創業以来、味の良さで評判を得ていた「クルボアジェ」。

その評判からか、皇帝ナポレオン1世に「クルボアジェ」を献上したのだが、同皇帝がいたくその味を気に入り、クルボアジェ酒庫にまで足を運ぶほどになったと言われている。

その後の1869年、今度はナポレオン3世が愛飲する酒となった。

世界初のナポレオンを冠したブランデー

「クルボアジェ」は、ナポレオンとの関係が深かった。「ル・コニャック・ド・ナポレオン(ナポレオンのコニャック)」と呼ばれているほど、「クルボアジェ」にはナポレオンのイメージがついていたのだ。

結果、ブランデーのグレードである「ナポレオン」は「クルボアジェ」が初めて冠して売り出したと言われている。

2.クルボアジェの買取価格が高額になる理由

「クルボアジェ」が素晴らしいブランドである、ということはご理解いただけたと思う。

しかし、幾多のブランデーブランドがある中で、なぜ「クルボアジェ」がここまで高額買取になるのかが疑問となるのではないだろうか。

ここからは、クルボアジェの買取価格が高額になる理由について解説していく。

4大コニャックメーカーのひとつ

世界的に良く知られているヘネシーとレミーマルタン、マーテルといったブランドと「クルボアジェ」は、世界4大コニャックメーカーなどと呼ばれている。「クルボアジェ」は、この名門たちの仲間入りをしているコニャックブランドなのだ。

コニャック自体が、コニャック地方で造られている高級カテゴリに属するため、その存在だけでも意味がある。さらに、長い歴史やナポレオンに愛された酒など、幾多のエピソードを持ち合わせていることからブランド価値が向上。

「クルボアジェ」は、世界中から需要が高まっている高級ブランドなのだ。

高級酒の代表的な存在である

「クルボアジェ」は、前述したようにウイスキー好き、ブランデー好きで知らぬものはいない高級酒だ。

コニャックの出来映えによってグレード分けを始めたパイオニアと言われており、「VS」「VSOP」などのグレード分けが誕生したのは、クルボアジェ」を抜きには語れない。また、ナポレオン1世の妻の名を冠した「ジョセフィーヌ・ボトル」や3D広告を使った宣伝を流すなど、マーケティングにも長けている。

揺るがない歴史、品質を持ちながら、さらにその価値を向上させた“高級酒”というイメージを与えたことも、「クルボアジェ」が高価買取査定となるひとつの理由だろう。

豊富なラインナップでファンを魅了

「クルボアジェ」の特徴に、豊富なラインナップを持っている、というところがある。ひとつの銘柄だけが有名というわけではなく、さまざまな個性を持つユニークなコニャックを多数用意しているため、「クルボアジェ」のファンたちを飽きさせることが無い。

「C・バイ・クルボアジェ」にはじまり、「クルボアジェ エンペラー」、「レッソンス・ドゥ・クルボアジェ」、さらにアメリカ限定商品もあるなど、マニアで無くとも全種類を揃えたくなる。このラインナップも多さも、ブランド価値を高めている要因のひとつと言えるだろう。

認知度が高いので需要が安定している

「クルボアジェ」は、ヘネシーとレミーマルタン、マーテルと肩を並べる4大ブランデーのひとつだ。そのため、マニアなだけでなく、お酒好きであれば一度は耳にしたことがあるような有名ブランドである。

ブランドとしての認知度が高いため、当然ながら日本のみならず世界中から需要が多い。例えば、ルイ・ヴィトンやプラダ、エルメスなどを考えるとわかるが、これら同様「クルボアジェ」も誰もが手に入れたい憧れのブランドという立ち位置まで上り詰めている。

しかし、「クルボアジェ」のように生産数には限りがあるため、結果的に世界中で需要が高まれば供給量のバランスから、高額取引にならざるを得ない。これも、高価買取査定となる理由なのだ。

3.クルボアジェの相場高騰中の種類TOP5

クルボアジェ ナポレオン 旧ラベルのラベルアップ

先に「クルボアジェ」は豊富なラインナップを持っている、とお伝えした。

「クルボアジェ」自体、全てが価値の高いアイテムを揃えているのだが、その中でも特に買取価格が高騰中の種類があるので、ぜひ押さえておいてほしい。

ここからは、クルボアジェの相場高騰中の種類TOP5を紹介していく。

1位:最も希少価値の高い「クルボアジェ サクセションJ.L 750ml」

今、最も高騰中といっても過言ではないクルボアジェが、「クルボアジェ サクセションJ.L 750ml」だ。世界でも数百本しか限定販売されていないという、驚くべき希少性の高いブランデーである。

果実酒から造られていることを、はっきりとわからせてくれるフルーティーな香りを残しながら、エレガントかつ複雑性のある風味がたまらない、最高峰の1本だ。

余韻も永遠に続くと思わせるような長さをキープし、まさにフルーツケーキの液体を飲んでいるような、ほかでは味わえない錯覚を覚える。付属する木箱なども高級感があり、大変希少価値が高く高価買取が狙える1本だろう。

2位:美しいボトルデザイン「クルボアジェ エルテコレクション」

美しいボトルデザインが魅力的な1本、「クルボアジェ エルテコレクション」。

アールデコ作家として高名である「エルテ」が手掛けたことから話題となり、希少価値が高いことから世界中のクルボアジェファンに注目される存在となった。

その味わいは繊細であり、ロックで真価を発揮するという者もいるほど、エレガントな仕上がりだ。

色合いも美しく、ボトルとのバランスはまさに芸術と言えるほど美しい。世界中のファンが欲しがる、まさに至高の1本と言えるだろう。

3位:バカラを使った贅沢な「クルボアジェ ナポレオンバカラ」

数あるクルボアジェの中でも、ボトルに力を入れたラインナップが、クルボアジェ ナポレオンバカラ」だ。

世界最高峰のガラス加工技術を誇る、バカラクリスタルを使用したボトルが使用されており、さらに等級もナポレオンという贅沢極まる1本となっている。

高級感があるだけでなく、その味わいも非常に洗練されており、長年熟成させたとは思えないフレッシュさも感じることができる。インテリアとしての価値も高そうな、大変濃高貴な佇まいも人気の理由だ。

4位:繊細な味わいが魅力的「クルボアジェ ナポレオンインペリアル」

クルボアジェの数あるラインナップの中でも、「クルボアジェ ナポレオンインペリアル」は高価買取査定が狙える高級酒だ。さらに、「クルボアジェ ナポレオンインペリアル」の中でもゴールドボトルは、1980年代に生産されているもので、希少価値がかなり高い。

シャープな酸を残している、スタイリッシュなブランデーとなっているので、これだけで楽しむのではなく、カクテルにも使うことができる代物だ。ぜひ、ブランデー好きなら一度は手に入れたい珠玉の1本だろう。

5位:ブランドの顔「クルボアジェ ナポレオン 旧ラベル」

クルボアジェ ナポレオン 旧ラベルボトル全体と箱

「クルボアジェ ナポレオン 旧ラベル」は、ナポレオンという名をコニャックで初めてつけたとされている、クルボアジェにとって大変重要な銘柄だ。

定番品である「クルボアジェ ナポレオン」なのだが、注目したいのはそのラベル。「クルボアジェ ナポレオン 旧ラベル」は、ラベルが昔のものということで、もう生産されていない大変希少価値の高いコニャックになっている。

状態が良いものであれば、驚くべき買取価格査定になることも期待できる1本だ。

4.他にもある高く売れるクルボアジェ

クルボアジェ ナポレオン 旧ラベルの全体斜め

「クルボアジェ」のラインナップの中でも、高価買取査定になる種類をいくつか紹介した。しかし、「クルボアジェ」はまだまだ魅力的なアイテムを多く出しており、その全てが高価買取査定が期待できるものばかりだ。

今、特に高く売れる他のアイテムもいくつか紹介していこう。

入手困難な「クルボアジェ エッセンス」

クルボアジェは、古い歴史を持っている老舗のコニャックブランドだ。

その長い歴史の中で、さまざまな商品を出していたのだが、生産量が恐ろしく少なかったり、限定品なども数多く存在していることから、中にはなかなか手に入れることができない、希少価値の高いアイテムも多くある。

「クルボアジェ エッセンス」はそのひとつで、原酒を100種類以上ブレンドしていると言われており、ボトルにもクリスタル・ストッパーというナポレオンとに関係性の深さがわかるディティールが施されている。数十万円以上の価格で取引されている、希少価値の高い1本になっているのだ。

クルボアジェVSOPバカラボトル

「クルボアジェVSOPバカラボトル」は、その名の通りバカラクリスタルを使用したボトルが特徴のクルボアジェだ。その高級感は、テーブルに置いただけで誰もがわかることから、世界中のセレブたちが愛している注目のコニャックと言えるだろう。

VSOPというブランデーでも最高峰のグレードのものに付けられるものなので、味わいも超一級品。ヴィジュアルだけでなく、その品質の高さからも需要が高く高価買取査定となっている。

クルボアジェFCNエクスクルーシブ

曲線的なデザインのボトルにゴールドのキャップが美しいデザインの、「クルボアジェFCNエクスクルーシブ」。数あるクルボアジェアイテムの中でも、特に気品を感じさせるような佇まいに人気が高まっている。

デザイン性が高く、ファッション的な立ち位置でもある「クルボアジェFCNエクスクルーシブ」だからこそ、コレクションとしての価値が高く高価買取査定になりやすい。

品質も安定したものであり、ほど良くこなれた状態で出荷されている。一度飲んだら忘れることができない、美しい味わいなので楽しんでほしい。

5.クルボアジェの買取相場

査定する鑑定士

さまざまな「クルボアジェ」を紹介してきたが、バラバラに高騰中と言われてもなかなかピンと来ないかもしれない。

「クルボアジェ」は数多くのラインナップがあり、お手持ちの「クルボアジェ」がどの程度の買取価格になるか、相場を知っておきたいと思うだろう。

ここからは、平均的ではあるが「クルボアジェ」の買取相場について紹介していこう。

「クルボアジェ」の買取相場について

「クルボアジェ」は、ナポレオンが愛したコニャックということで、世界的に有名な高級酒だ。4大ブランデーのひとつであることから、もっともカジュアルなラインでも高価な価格で市販されている。

限定品、希少価値の高いもの、ボトルにこだわったものなど、その種類も豊富であり、それぞれに高価買取査定が期待できる。まずは高騰中の相場を確認してみて、お手持ちの「クルボアジェ」の買取価格がどの程度なのか確認しておいてほしい。

クルボアジェ買取相場

  • ●クルボアジェ サクセション J.L 750ml
    ~190,000円前後
  • ●クルボアジェ エルテコレクション
    ~85,000円前後
  • ●クルボアジェ ナポレオン バカラ
    ~30,000円前後
  • ●クルボアジェ ナポレオン インペリアル
    ~8,000円前後
  • ●クルボアジェ ナポレオン 旧ラベル
    ~5,000円前後

(※2018年5月現在)

「クルボアジェ」の最高価格

「クルボアジェ」は、基本的に高価買取査定となるが、スタンダードなものだと数千円といったところになる。とはいえ、希少価値が高いものになるとグンと買取価格が高まるので注目してほしい。

例えば、前述した「クルボアジェ エッセンス バカラ」などは希少価値が高いため、10万円を越える価格で買取される可能性がある。クルボアジェ サクセション J.Lも19万円近い買取価格が期待でき、やはりこういった希少価値の高い「クルボアジェ」は注目すべきだろう。

6.クルボアジェの買取方法

クルボアジェ ナポレオン 旧ラベルを持つ鑑定士

ここまで「クルボアジェ」の情報をチェックしてきて、自分の買取に出してみようと思われた方もいるだろう。

しかし、「クルボアジェ」を査定してもらう前に、あらかじめ使うことができる買サービスがどんなものか確認しておくのがおすすめだ。

クルボアジェの買取方法について

クルボアジェを売却するのなら、どんな買取方法があるかについてもチェックしておくのがいいだろう。

しかし、どんな買取方法があり、自身に適しているのか調べるのはなかなか手間がかかる。

まずは、酒買取の専門店であるストックラボの買取方法をチェックしてみてはいかがだろうか。

7.クルボアジェを売る前に確認したい買取業者比較

業者比較に悩む女性

クルボアジェを買取したい場合、やはり買取業者を比較したい。

酒専門店で無い店にクルボアジェ査定をお願いすると、どうしても納得できない価格査定となってしまうことがあるだろう。

知識を持つ鑑定士がいるか、買取実績は多いか、サービス内容が充実しているかなど、さまざまな角度から考えてみよう。

まとめ

ここでは、クルボアジェの歴史や魅力、買取相場について解説してきた。クルボアジェは、その銘柄によって買取価格が変わる。しっかりと買取相場を確認して、信頼できる業者に買取を頼もう。

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