ファン急増中!ジャパニーズウイスキーのルーツ

ファン急増中!ジャパニーズウイスキーのルーツ

最近NHKドラマ化された「マッサン」の影響もあり、すっかり有名になったジャパニーズウイスキー。その「マッサン」こと竹鶴政孝氏が、スコットランドへウイスキー留学し、その技術を日本へ持ち帰って、スコッチに勝る本格的国産ウイスキーを造ろうと志したことから日本におけるウイスキー造りの歴史が始まりました。大正13年京都郊外・山崎の地で初めて国産のモルト原酒を造ったのが、いまのサントリーである旧寿屋です。今でこそジャパニーズウイスキーは味わい・品質ともに、スコッチと完全に肩を並べるウイスキーへと成長しましたが、販売当初は諸外国に比べ比較的歴史が浅いことや、粗悪品が出回ったこともあり、海外からの評価も「ウイスキーではない」と散々足るものでした。しかし竹鶴政孝氏の絶え間ない努力の結果、徐々に評価を回復していったのです。

2016.02.29

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00画像:(C)fotolia.com

 

最近NHKドラマ化された「マッサン」の影響もあり、すっかり有名になったジャパニーズウイスキー。その「マッサン」こと竹鶴政孝氏が、スコットランドへウイスキー留学し、その技術を日本へ持ち帰って、スコッチに勝る本格的国産ウイスキーを造ろうと志したことから日本におけるウイスキー造りの歴史が始まりました。

 

大正13年京都郊外・山崎の地で初めて国産のモルト原酒を造ったのが、いまのサントリーである旧寿屋です。今でこそジャパニーズウイスキーは味わい・品質ともに、スコッチと完全に肩を並べるウイスキーへと成長しましたが、販売当初は諸外国に比べ比較的歴史が浅いことや、粗悪品が出回ったこともあり、海外からの評価も「ウイスキーではない」と散々足るものでした。しかし竹鶴政孝氏の絶え間ない努力の結果、徐々に評価を回復していったのです。

 

◼︎快進撃が続くジャパニーズウイスキー


 

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英国の専門誌『ウイスキーマガジン』にて2001年に行われた初のコンテスト、「ベスト・オブ・ザ・ベスト」の結果に、世界のウイスキー業界に激震が走りました。なんとニッカウヰスキーの『シングルカスク余市10年』が総合第1位、サントリーの『響21年』が2位と、ジャパニーズウイスキーがトップを独占したのです。

 

ウイスキーマガジンが世界各地から選んだ47のウイスキーを、英国、米国、日本の専門家62人が評価した結果、本場スコットランドのスコッチウイスキーを抑え、ジャパニーズウイスキーが初めて“世界最高峰”と認められた瞬間といえるでしょう。2012年には、世界で最も権威のあるワールド・ウイスキー・アワードで、サントリーの山崎25年が世界最高のシングル・モルト・ウイスキーに、ニッカの竹鶴が世界最高のブレンデッド・モルト・ウイスキーに選ばれるなど、世界的にも高い評価を受けています。

 

◼︎日本で初めてのウイスキー


 

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江戸時代末期のペリー来航の時に、初めて日本にウイスキーが持ち込まれたのが発端で、サスケハナ号にて奉公や通訳が歓待された際に、客人に振る舞われたお酒がウイスキーだったと言われています。また1860年に横浜ホテルが、日本初の西洋スタイルとしてオープンしましたが、そのホテル内のバーにてウイスキーが提供されていたという話もあります。

 

その後1871年猫印ウヰスキーが、初めて海外からウイスキーを、日本国内の大衆向けとして輸入したのをきっかけに、明治時代末期頃から大正時代にかけて、日本でも本格的にウイスキー製造に向けての活動が開始していくのです。その先駆けとして、摂津酒造は「マッサン」で有名になった竹鶴政孝を、ウイスキーの名門であるスコットランドに派遣し、寿屋(現サントリー)の社長は日本でウイスキー蒸留所建設したいと考えていました。

 

スコットランドから帰国した竹鶴政孝氏を筆頭に、ジャパニーズウイスキーは、スコッチウイスキーの製造を再現することに尽力します。こうして次第に高品質なものへ進化を遂げたジャパニーズウイスキーは、戦後アメリカ軍関係者の評価を得て、戦後復興と同時にウイスキーの国内需要が軌道に乗り、国民に親しまれるものになってきました。現在では様々な銘柄が開発され、安価なウイスキーや、高価なウイスキーまで様々なウイスキーが作られています。

 

◼︎ジャパニーズとスコッチの違い


 

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ジャパニーズウイスキーは、スコッチウイスキーをお手本とし造られているので、ウイスキーの種類はスコッチと同じです。

 

スコッチウイスキーとの違いは、ジャパニーズウイスキーにはスコッチウイスキーのように3年以上の熟成義務はなく、原酒が10%以上入っていれば良いなど、ウイスキーとしての定義はスコッチに比べてかなり緩くなっている点でしょうか。それに比べてスコッチウイスキーは法律で、原酒以外に加えていいのは水と着色の為のカラメルだけ、と厳しく定められている為ほぼ原酒100%と言えるでしょう。

 

その他の違いとしては、スコッチウイスキーの最大の特徴である 「ピート」 をジャパニーズウイスキーではあまり使わない事です。北海道の余市では、スコットランドと同じようにピートが採れた為、竹鶴氏は余市に蒸留所を建てました。

 

しかしスコッチウイスキーに近いピートの味わいは、あまり日本人の口に合わなかったのか、実際ウイスキー造りを追及してきたサントリーのウイスキーは、ピートを効かしていないものが多いです。ジャパニーズウイスキーは、造る過程や種類こそスコッチウイスキーと同じですが、ウイスキーがもつテイストや香りは、日本特有のものでしょう。

 

日本の食習慣では、お酒を飲みながら食事をする為、ウイスキーに水を足しても香りが崩れないウイスキーを造るべく、日々開発が進められて来ました。その結果、水を加えても香りが崩れないだけではなく、水を加えることで味・香りとも原酒とは違った顔を見せる繊細なジャパニーズウイスキーに、世界各地のウイスキー愛好家達は虜になったのです。

 

◼︎世界的に評価の高いジャパニーズウイスキー


 

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海外のウイスキー愛好家を魅了するジャパニーズウイスキーのラインナップ。

代表的なものをいくつか挙げてみました。

 

□サントリーウイスキー[白州]


 

若葉や青りんごを感じさせる、フレッシュな香りと味わいが特徴です。キレもあって、とても爽やかで女性も飲みやすいウイスキーに仕上がっています。贅沢にハイボールで飲みたい一本ですが、もちろんストレート、ロックでゆっくり飲むのも良いです。

 

□サントリーウイスキー[山崎]


 

伝統のあるウイスキーです。バニラを感じさせる華やかな香りと、クリーミーな熟成感の味わいが長い余韻を呼ぶ、ファンを魅了する逸品です。10年はスムーズでほのかに甘くさわやかで、18年はシェリー樽熟成ならではの奥深さがあります。

 

大阪府郊外にある三島郡に山崎蒸留所があり、ここは名水百選のひとつとして知られています。しかし10年は終売(製造中止)で、もう買う事ができなくなりました。さらに残念ながら近々、山崎12年も終売(製造中止)になるそうです。

 

□サントリーウイスキー[響]


 

まろやかでコクがあり、程よく甘みのあるウイスキー。口に含むと木の香りが広がり、果実香のような豊かな余韻を味わえます。

 

◼︎世界五大ウイスキー


 

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近年海外開催のコンテストにおいて、常に上位を独占し、世界五大ウイスキーの仲間入りをはたしたジャパニーズウイスキーですが、日本はどのような国と肩を並べているのでしょうか?海外が認める“世界最高峰”と評価を得た、世界の五大ウイスキーも一緒に紹介したいと思います。

 

□スコットランド


 

名称:スコッチウイスキー

特徴:乾燥に使用するピート(泥炭)によるスモーキーフレーバー。

 

アイルランド


 

名称:アイリッシュウイスキー

特徴:軽快かつまろやかな風味とトロリとした舌触り。

 

□アメリカ合衆国


 

名称:アメリカンウイスキー

特徴:内側を焦がしたホワイトオーク樽で作成するため、独特の色を持つ。

 

□カナダ


 

 名称:カナディアンウイスキー

 

日本


 

 

名称:ジャパニーズウイスキー

特徴:控えめなスモーキーフレーバーにまろやかなコクを持つ。

 

 

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