"高騰するジャパニーズウイスキー" 一番高い銘柄はこれだ!

スコッチのシングルモルト人気がグローバルに上昇している中、そのあおりを受けてジャパニーズウイスキーの価格も高騰しています基本的にウイスキーは樽の数が限られている為、人気が出るほど稀少化して価格が上がっていき、入手も困難になってきています。そこに目をつけられたのが、ジャパニーズウイスキー。もともとジャパニーズウイスキーは、スコッチをリスペクトしている為、製法や味わいなどスコッチに似せて造られています。

2016.04.03

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スコッチのシングルモルト人気がグローバルに上昇している中、そのあおりを受けてジャパニーズウイスキーの価格も高騰しています基本的にウイスキーは樽の数が限られている為、人気が出るほど稀少化して価格が上がっていき、入手も困難になってくるわけですが。

 

そこに目をつけられたのが、ジャパニーズウイスキー。もともとジャパニーズウイスキーは、スコッチをリスペクトしている為、製法や味わいなどスコッチに似せて造られています。

 

近年のジャパニーズウイスキーは、数々の有名な賞を受賞して注目を浴びていることもあり、スコッチウイスキーにひけを取らない仕上がりになっています。それに加えて現在の日本は円安というあおりを受け、海外の人が日本の製品を購入しやすい環境である、そんなわけで世界的にも大変注目を浴びているのですね。

 

また日本国内でも、朝の連ドラの影響によりこれまたジャパニーズウイスキーの人気上昇に拍車がかかっています。というわけで、もういくつにも値段が上がる理由が重なっている為、国内外でジャパニーズウイスキーの高騰につながっているといえるでしょう。

 

そんな現在人気急上昇中の、ジャパニーズウイスキーの数多くある銘柄の中で、一番高い銘柄はどれか調べてみました。

 

■イチローズモルト ジョーカー モノクロ


 

 

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一番手は、埼玉県秩父市のベンチャーウイスキー社の蒸留所で造られるイチローズモルトを紹介します。イチローズ・モルトは、肥土伊知郎(あくと・いちろう)氏が率いる、シングルモルト専門のベンチャーウイスキーが製造・販売しています。

 

「ウイスキーマガジン」主催の世界コンテスト「ワールド・ウィスキー・アワード』に入賞したことがきっかけで、一気に有名になりました。2005年に発売を始めた「カードシリーズ」は、熟成樽ごとに瓶詰めしたシングルカスクで2014年発売の「ジョーカー」が最後となっていますが、風味の異なるウイスキーのラベルに、トランプの絵柄を採用しているのが特徴です。

 

すべてのカードを集めたいマニアのコレクター心を擽るウイスキーであり、少量生産のため稀少性も高くなっているお酒といえるでしょう。発売当初定価3万3880円でしたが、現在の落札価格は130万円となっています。

 

ちなみにイチローズのカード・シリーズをすべてそろえた54本セットは、180万~240万香港ドル(約2880万~3840万円)での落札金額だとか。全部揃えているコレクターも世界で数人いるというのですから、いやはや脱帽ものです。

 

■山崎50年


 

 

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次は日本を代表するウイスキー、山崎50年。このウイスキーはサントリーより150本限定で、2011年に100万円で販売されたものです。山崎50年って聞いただけで、口の中がじわぁ~ってしてきますね。すごい年代ものなので、長年かけて濃縮された原酒がさぞかしよい香りを醸していることでしょう。

 

さてこの山崎50年の気になるお値段ですが、2015年8月に香港で行われたボンハムズのオークションで、25万7250香港ドル(約412万円)で落札されました。いや~、流石山崎というべきでしょうか。あっぱれなお値段です。

 

■更に稀少性が高く高騰を続けるウイスキー


 

 

ウイスキー 画像

 

ジャパニーズウイスキーが世界的に高く評価されるにつれ、閉鎖した蒸留所のウイスキーも注目を浴びてきています。2015年に開催されたボンハムズのオークションでは、これら閉鎖された蒸留所のウイスキーが、ものすごい金額で落札されたことをご存じでしょうか。

 

□羽生イチロー


 

 

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埼玉県のブランドであった「羽生イチロー」。羽生蒸溜所は2000年に経営難により閉鎖された蒸溜所ですが、依然絶大な人気を誇るジャパニーズウイスキーです。54本をロット買いで、379万7500香港ドル(約5935万円)でそれぞれ落札されました。

 

ちなみに羽生蒸溜所は、イチローズモルトを製造するベンチャーウイスキー社の前身だったりします。肥土伊知郎氏は羽生蒸溜所社長の御子息であり、廃棄寸前だった原酒を守ってイチローズモルトとして再度命を与えたことでも知られています。

 

□軽井沢1960年


 

 

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1960年に大黒葡萄酒(後のオーシャン、メルシャン)所有の、軽井沢蒸留所で蒸留されたウイスキーです。最初は1993年に発売され、2度目は2013年に41本、閉鎖した蒸留所の在庫樽を英国のナンバーワン・ドリンクス・カンパニー購入し発売しました。

 

半世紀を超す熟成を経て、当時は200万円で発売されたウイスキーでしたが、すでに閉鎖された軽井沢の蒸留所でたった41本だけ生産されたという希少性と、日本産ウイスキーが本場英国においても高い評価を得ていることから、国産シングルモルトウイスキーとしては過去最高額の91万8750香港ドル(約1436万円)で落札されました。

 

◼︎終わりに…


 

 

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こうして比べてみると、一概に「一番高いジャパニーズウイスキーの銘柄をこれだ!」と決めるのはなかなか難しいことがわかります。なぜなら現在の蒸溜所の稼働状況などによって、市場価格がガラリと変わってくるからです。

 

あえて選ぶなら・・・現在も稼働している蒸溜所から選ぶとし、そうするとやっぱりサントリーの山崎が安定のNo1でしょうか。2015年に本場スコットランドのウイスキーを退け、山崎が世界一に輝いたのは有名であり、選出された「山崎シェリーカスク2013」は、「今のスコットランド産ではとても太刀打ちできないシングルモルトだ」と評価陣に言わしめたほどの完成度となっています。

 

こんなにもジャパニーズウイスキーが、世界の評価を得ているなんて、同じ日本人としてとても嬉しいですね!しかしその反面、私達のウイスキーが国内で簡単に購入出来なくなることもあり、心境は複雑です。最近では、なんとニッカウヰスキー“余市”が販売終了となってしまいました。

 

山崎10年も発売終了となってまだ間もないのに、余市までなんて・・・ダブルパンチです。山崎12年、18年、25年の生産はまだ続けてくれるみたいですが、こちらも朝の連ドラの影響か依然入手困難となっています。

 

相次ぐ販売終了はウイスキー好きにとって、なんとも辛い現実です。現在生産継続している山崎シリーズも、いつ販売終了となってもおかしくない状態ですから、販売しているうちに定価で買って、しっかり味わっておきましょう!

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