ブルゴーニュワインの当たり年 -1945年以降 –

ブルゴーニュワインの当たり年 -1945年以降 –

これより皆さんに、ブルゴーニュワインの当たり年について紹介していきます。ブルゴーニュワイン・当たり年とは何か?そちらも含めて解説していきますので最後までご覧いただけると幸いです。

2016.09.27

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目次
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ブルゴーニュワインとは?

 (画像出典:(C)fotolia.com)
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ブルゴーニュワインとはフランス東部に位置するブルゴーニュ地方8つの地区で生産されるワインを総称して指します。ブルゴーニュ地方8つの地区は以下の通りです。

▽コート・ドール県
1》コート・ド・ニュイ地区
2》オート・コート・ド・ニュイ地区
3》コート・ド・ボーヌ地区
4》オート・コート・ド・ボーヌ地区
▽ソーヌ=エ=ロワール県
5》コート・シャロネーズ地区
6》マコネー地区
▽ローヌ県
7》ボジョレー地区
▽ヨンヌ県
8》シャブリ地区

そしてフランスで同じく有名なボルドーワインと異なり複数のブドウ品種を利用することなく「ピノ・ノワール」と言う品種のみを使用するのも特徴です。また生産者も各々異なるため、地方によって味に違いが出てくるのも特徴でありブルゴーニュワインの楽しみと言えます。

当たり年の意味とは?

 (画像出典:(C)fotolia.com)
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ブルゴーニュワインで良く耳にする「当たり年」。これはブルゴーニュワインの素材「ピノ・ノワール」が最高の状態で仕上がり、極上のブルゴーニュワインができた時に言われるのです。

「今の時代なら安定してピノ・ノワールの最高の状態を作れるのでは?」と感じますが、このピノ・ノワール非常に癖が強く尚且つデリケートな品種のため最高の状態に仕上げるのが難しい品種なのです。極上のブルゴーニュワインを製造するために最低限の堆肥・肥料のみ使用。

その上、安定して育たない欠点を持ち時には果実の大きさが変貌、また色合いが変色することもあります。そして気候の変化にも敏感であり、高温多湿になると育ちが悪くなり味に大きな支障をきたすのです。また病気にも弱いためピノ・ノワールを最高の状態で仕上げるのは非常に難しいとされています。

重複となりますがブルゴーニュワインはボルドーワインのように、他のブドウをブレンドして味わいを調整することはできません。そのため、ピノ・ノワールの出来栄えによってその年が当たり年・外れ年となるのです。それではこれからブルゴーニュワインの当たり年を6つご紹介します。

1940年代


1940年代では1947年に製造されたブルゴーニュワインが当たり年とされています1947年は比較的天候が穏やかであり、ピノ・ノワールが育つ環境として最高の気候となった珍しい時期です。

そのためブルゴーニュワインの赤ワイン・白ワイン共に当たり年とされ、市場では大変人気のブルゴーニュワインとされています。

1950年代

 (画像出典:marufukugold.seesaa.net)
(画像出典:marufukugold.seesaa.net)

1950年代は1952年・1953年・1955年・1959年が赤・白共に当たり年になります。特に1952年~1953年の2年間、ブルゴーニュ地方の天候はピノ・ノワールが育つ環境として最も優れていました。

赤ワイン・白ワイン共に最高の仕上がりとなり、中でも1952年にコート・ド・ボーヌ地区で製造された白ワインは極上の出来栄えとして今でも高い評価を受けています。1959年はブルゴーニュワインの赤ワインが独特の味わいへと変化し、濃厚な味わいと適度なタンニンが合わさり一風変わった風味に仕上がっています。

1960年代


1960年代は1961年~1962年、1964年、1966年、1969年が当たり年になります。1961年~1962年共に天候に恵まれ安定した出来栄え。1966年は春に雹が降り減産に追い込まれたものの少数精鋭ながら、質の良いブルゴーニュワインを輩出しました。

特に1960年代で注目したいのが1964年・1969年の2つです。1964年は1960年代の中でも最上級のブルゴーニュワインが仕上がり、オスピス・ド・ボーヌオークションで今までの落札価格の記録を破ったことで有名です。

そして1969年は天候に恵まれなかったものの上質なワインを仕上げ、生産量は少ないですが味わいに誰もが驚きを隠せませんでした。そのため今では流通量が少ない1969年のブルゴーニュワインが市場で高値を付けているのです。

1970年代


1970年代のブルゴーニュワインは1960年代に比べ当たり年は少ない年代でした。1971年・1976年はどちらも天候に恵まれなかったものの、当時としては当たり年とされています。

中でも1976年は7~9月まで殆ど雨が降らなかったため、ブルゴーニュワインの赤は野性的に、白ワインは重厚な味わいのあるものに仕上がりました。

ですが1978年では「奇跡の年」と言われるほど理想的な天候が続いた年です。20世紀最高とも評価される1978年製のブルゴーニュワインは現在、評価が見直され市場価値の高まりを見せています。

1980年代


1980年代のブルゴーニュワインは1981年・1984年を除いた年は当たり年と言っても過言ではない仕上がりを見せています。1982年に製造されたブルゴーニュワインの質は高く、若くても熟成しても飲めるとあって赤ワイン・白ワイン共にこれまでにない高い評価を受けています。

そして1988年・1989年と続いて赤ワインの最高品質が登場。市場では今でも高い評価を受けており需要の高まりを見せています。

1990年代


1990年代に突入すると比較的安定した味わいのブルゴーニュワインが続々と登場します。1990年代以前のワインのように特徴的な味わいはなくなったものの、1990年・1995年・1999年を除けば安定した味わいとして評価されているのです。

一方、1990年のワインは1988年から3年続き至極のブルゴーニュワインが製造されたことで有名。1995年は赤・白共に上質で中でも白ワインは多くの愛好家・評論家に高い評価を受けています。そして1999年は豊作の年であり高い評価を受けているものの、2000年のものが目立つため隠れた名作として有名です。

最後に

 (画像出典:(C)fotolia.com)
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以上のようにブルゴーニュワインは各年代によって当たり年が大きく異なります。ですが各年代ごとに特徴的な味わいを持っており、別段当たり年のワインでなくとも香りや味わい、そして後味共に楽しめることでしょう。

皆さんも是非、歴史あるブルゴーニュワインを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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