もうすぐ年の瀬、クリスマス!
コンビニやショッピングモールを歩いていると、クリスマスソングが聴ける時期になりました。クリスマスシーズンは、ワイン、シャンパンが一番売れる時期でもあり、特にシャンパンはこのクリスマス時期に年間の売り上げの半分が売れる!なんて噂されるくらい、よく売れるそうです。
日本では圧倒的シェアを占める、クリスマス時期のシャンパンですが、他の欧米諸国では少し様子が違うようです。もうすぐクリスマスだけど、ワインとシャンパンどっちがよいのかな?なんて、素朴な疑問思ったことありませんか?
私は毎年悩んでしまうこの課題なんですが、果たして正解はどっちでお祝いするのが良いのか、ちょっとリサーチしてみました!
そもそもクリスマスはキリスト教の習慣
いまさらですが、クリスマスとはイエス・キリストの誕生日です。
神様と崇められるキリストの誕生日を、カトリック、プロテスタントなどの流派の区別なくお祝いする場として設けられたのが、クリスマスなんですね。
有名な話ですが、キリストは自分の肉体をパンに、血をワインに例えており、こうしたことからキリストとワインは結びつきがとても強いので、キリストの誕生日は赤ワインが連想され易くなっているようです。
またクリスマスのシンボルカラーである赤と緑も大事なポイントで、「赤はキリストの血」、「緑は永遠の命や愛」をあらわしているので、赤ワインのイメージがとても強くなってしまいますね。
クリスマスのメインディナー「肉」に合う!
「クリスマスにはお肉を食べたいので、お肉と合うワインと言えば赤ワイン」など、料理との相性を一番重視することから赤ワインを選ぶ人も多いですね。
赤ワインにしておけば、チキンなどの肉料理と良く合うため、クリスマスの料理と合わせて美味しく頂くことが出来ますし、家族でテーブルを囲い団欒するならやっぱり赤ワインがベストかな?
クリスマスのお供に選ばれしワイン達は、メインディナーに負けないパンチのあるテイストのものがよく選ばれています。
ボジョレーヌーヴォーのシーズン
クリスマスに先立って11月にボジョレーヌーヴォーが解禁されています。クリスマスにはお気に入りのボジョレーヌーヴォーでお祝いしようとする人も多いみたいですね。
確かに、クリスマスのプレゼントに今年一番のボジョレーヌーヴォーなんかスッと出されたら、超かっこいいじゃありませんか!
ヨーロッパでは赤ワインが主流
やっぱりキリスト教徒が多い欧米諸国では赤ワインが一般的。
ヨーロッパではクリスマスは家族で過ごすものとされている「日本のお正月と同じような位置づけ」であり、またキリスト教徒にとってクリスマスは大切な日なので、宗教的な役割を担っているワインが好まれているようですね。
日本のクリスマスは友人や恋人同士で過ごすことが多いで、赤ワインである必要性なんてどこにもないわけですから。
お祝いと言えばシャンパン
さて、では何故日本ではシャンパン人口が多いのでしょうか?
「お祝いと言えばシャンパン!」
このイメージは日本だけでなく、本家フランスでも同じで、シャンパンと祝祭のイメージは世界共通の認識として強く結びついています。
つまり、ヨーロッパで一番楽しく大事なクリスマスという祝祭イベントと、お祭りにはお洒落にシャンパンというイメージが結びついた結果、日本ではクリスマスにシャンパンが飲まれるようになったのでしょう。
お酒が飲めない子供でも飲めるノンアルコールのシャンメリーとかあるくらいですし、スパークリング独特の泡のはじける様子がクリスマス気分を一層盛り上げてくれる、いいムード作りに一役買ってくれることからシャンパンなんでしょうね。
確かにシュワシュワと音を立ててはじける泡に、照明の光がキラキラと反射すればまるでイルミネーションのようでロマンチックで、また味だけでなく見た目にも楽しめるという点がクリスマスに相応しく、特別な日にはシャンパンでお祝いする夫婦も多くいるようですよ。
恐るべし、シャンパンのイメージ!
元を辿ればシャンパンもワインなわけですが、明らかに他のワインとは一線を画していますね。常々クリスマスにはワインとシャンパン、どっちが良いのかな?と思っていましたが、キリスト様をお祝いする純粋な気持ちでクリスマスに挑むならば、ワイン。
「キリスト教ではないけれど、クリスマスはキリスト様のお誕生日を一緒に楽しみたです!」という日本スタイルであればシャンパンってところでしょうか。
クリスマスにぴったりな赤ワインとシャンパン
最後にクリスマスに合わせたい赤ワインとシャンパンをご紹介します。聖なる夜のお供の参考にしてくださいね!
サンタ バイ サンタ・カロリーナ
〜Santa by Santa Carolina Cabernet Sauvignon and Syrah〜
(サンタ バイ サンタ・カロリーナ カベルネ・ソーヴィニヨン/シラー)
生産地域》チリ/セントラル・ヴァレー
ブドウ品種》カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー
お肉系の料理なら何とでも相性はよく、ローストビーフなどこの時期定番のものともぴったりです。
シラーのスパイシーさが、脂っこい料理をサッパリとまとめてくれ、お肉を引き立ててくれます。コストパフォーマンスも良い、オススメの赤ワインです!
モエ・エ・シャンドン ロゼ アンペリアル
〜MOET&CHANDON ROSE IMPERIAL〜
シャンパンからは定番のモエがオススメ!少し値が張るロゼですが、ピンク色の液体が赤を思わせクリスマスにピッタリの一本です。
古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。