DRCラ・ターシュ 1990年が高額になる理由
ときには看板商品であるロマネコンティの出来をしのぐヴィンテージを生み出す、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティのラ・ターシュ。現存するヴィンテージの中でも、伝説的な出来を誇るのが1990年です。
他のヴィンテージの追随を許さない高価格を誇り、さらに30年もの長き熟成期間を堪能できるまさに至高のブルゴーニュ。DRCラ・ターシュの1990年が買取価格が高額となる理由とは?
当たり年1990年のヴィンテージ
DRCのターシュといえば、ロマネコンティよりも安定した味わいで定評があります。確かなタンニンの存在のもとで、毎年繰り広げられる華麗な味、それがDRCターシュです。
ワイン批評家たちが競うように高得点をつけた1990年は、その中でも特に激烈。ターシュのピークと呼び声も高いヴィンテージ。
上品で華麗で、フィニッシュにいたるまでドラマチック。良年であったブルゴーニュワインの中でも、大女優のような風格が。
ブドウの作柄がよく高品質な出来栄え
出来の善し悪しがジェットコースターのようであった1990年代のDRCラ・ターシュですが、1990年のヴィンテージの出来はまさに随一。味わいを構成するあらゆるエレメンツが、完璧なバランスを生み出した奇跡の年なのです。
1990年以降、このヴィンテージの値段を超える年はまだ登場していないほど。天候に恵まれたこの年のブドウから作られたラ・ターシュは、30年の長期熟成に余裕で耐えうるといわれています。
ワイン評論家も高評価!
DRCラ・ターシュのヴィンテージとしては、後にも先にもこれを超す出来なしともいわれている1990年。その評価たるや、アレン・ミドウズの99点を筆頭に、95点以上がズラリ。
さまざまな批評家のコメントの中で一致しているのは、「パワフル」というキーワード。まさに壮年のエレガンスと渋み、官能を醸し出す大女優の貫禄。
クラシカルな味わいが一層強調され、往年のラ・ターシュのファンを感泣させたヴィンテージです。
DRCラ・ターシュ 1990年を高く売るには
このヴィンテージに99点を出したアレン・ミドウズは、試飲したとたんにノックアウトされた、と激賞。また、ロバート・パーカー氏は「あふれんばかりのバラの花びらに包まれたよう」とコメント。
年を経るごとに、さらにその力強さが際立つであろうと予言しています。この将来性あふれるDRCラ・ターシュ1990年を売却したい場合は、いったいどんな価格がつくのでしょうか。
売る前に知っておきたい高く売るコツをご紹介しましょう。
「DRCラ・ターシュ」の価値や相場を知ろう
年間の生産量が1万本から2万本のラ・ターシュ。希少性の高いロマネコンティのドメーヌの銘柄としては、比較的生産量が多いほう。
良年の出来はロマネコンティをしのぐといわれるラ・ターシュ、ピークの出来と絶賛された1990年は、2017年からものすごい勢いで値上がりを続け、現在は販売価格が80万円超え!
人気のないヴィンテージの倍の価格がつく1990年、今後も非常な勢いで値上がりが続きそう。
DRCラ・ターシュ 1990年を売る前に買取業者の比較
「DRC」のラベルは、ワイン界においては鉄板の強さを誇ります。そのため、買取の業者は引く手あまた、ラ・ターシュ1990年といえば問題なく売却が可能です。
しかし、取引額を考慮すれば、信頼度の高い業者としっかりとコンタクトをとることが最低限のルールです。ワイン買取に関しては最高の業績を誇るストックラボに、まずはご一報ください!懇切丁寧に、対応をさせていただきます。
買取に出す前に確認すべきことは?
誉れ高き1990年のDRCラ・ターシュは、今が飲み頃真っ盛り。長期熟成が特徴のブルゴーニュのワインの中でも、30年はまちがいなく美味を堪能できると太鼓判を押されたヴィンテージでもあります。
それだけの価値をベースに、お手元にある同ワインの保存状態によって価格が多少変わります。保存状態、ラベルの状態などにご留意ください!
DRCラ・ターシュ 1990年について知る
ワイン批評誌『ワイン・スペクテーター』においては、「末恐ろしいまでの出来」と言わしめたDRCラ・ターシュ1990年。ブルゴーニュの赤の真髄を極めた、非常にインパクトが強いヴィンテージです。
DRCというブランド力を加えて鬼に金棒、名実ともに最高峰に君臨するラ・ターシュ1990年についての詳細をさらに知っておきましょう。
DRCラ・ターシュ 1990年とは?
2017年に、27年を経たDRCラ・ターシュ1990年を味わったワイン批評家アレン・ミドウズは、「信じられないほどの複雑な構造と気品」と感嘆し99点を進呈。
ロバート・パーカー氏にいたっては、「存在そのものが偉大」という最大限の奉辞を捧げています。
とくに2017年以降の値上がりの仕方は他に類を見ないほどで、まさに今が買取のチャンス!といったところ。
DRCラ・ターシュ 1990年の入手方法
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティの銘柄の中では比較的生産数が安定しているといわれるラ・ターシュ。実際にワインサーチャーで在庫を確認しても販売されているのは38本ほど。
そのいずれにも、80万円以上の価格がつけられています。
ロマネコンティの希少性の高いワインは、もはやオークションにかかるのを待つしかないといわれる昨今。入手は非常に狭き門といってよいでしょう。
DRCラ・ターシュ 1990年に定価はあるか?
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティほどのエリートともなれば、値は上がるばかりかといえば、評価がすっかり定着してあまり大きな変動のないヴィンテージも少なくありません。
しかし、ラ・ターシュ1990年についていえば、2017年前半から始まった値上がりが、2018年に入って大加速!飲み頃がピークを迎えた今、まさに値上がりも大きな盛り上がりを見せています。
DRCラ・ターシュ 1990年の買取相場
凶作の年もなぜか美味を醸し出すといわれるラ・ターシュは、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティの救世主的な存在。
クリュの高低差が、その堅実な味わいの大黒柱になっているとも。空前絶後の高値がついている1990年のヴィンテージは、まさに飲み頃も今が旬。
買取を希望する人は、まさに最後のチャンスの時を迎えています。DRCラ・ターシュ1990年、販売価格を反映して買取の相場も高額に。
酒買取の専門業者であるストックの鑑定士が算出した買取相場は、以下のようになっています。
DRCラ・ターシュ 1990年 買取相場
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~390,000円前後
(※2018年3月現在)
他にも知っておきたいDRCラ・ターシュ1990年のこと
気まぐれでコケティッシュな魅力を放つロマネコンティと比べると、成熟した女性の安定感を漂わせるDRCラ・ターシュ。些事に煩わされることなくわが道を行く大人の味を醸し出し、独自の美味を毎年ファンたちに与えてくれる貴重な存在です。
高騰を続ける1990年のヴィンテージについて知った後は、DRCラ・ターシュ自体にまつわるトリビアをいくつかどうぞ!
『ワイン・リスター』が選ぶワインNo.1にDRCラ・ターシュが!
2016年に発動した新たなワイン・ジャーナル『ワイン・リスター』。味わいや品質だけではなく価格にもこだわり、ワインを購入したい人の目線から批評するのが特徴。
その『ワイン・リスター』が選んだワインの第一位は、なんとDRCラ・ターシュ!ペトルスやサロンを抑えての堂々第一位!1000点満点中、983点を獲得しています。
ワインには一家言を持つイタリアのオークションにもラ・ターシュが!
ワインに関して言えば、まさにイタリアとフランスは両雄並び立たずといったところ。ワイン生産では世界一を誇るイタリアをしても、フランスのワインの存在は侮れず。
2018年10月29日にフィレンツェで行われた大々的なワインのオークションにも、DRCラ・ターシュの姿が。
まとめ
長い熟成期間を誇るブルゴーニュの赤の中でもダントツの味わい、それがDRCラ・ターシュ1990年。価格上昇もまさにラストスパート。お手元にある方は高額買取のチャンスです!
古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。