はじめに

ジャパニーズウイスキーの最高峰として君臨しサントリーホールディングスが誇る「響」は、ノンエイジから始まり12年・17年・21年。そして限定品ですと「響メロウハーモニー 」「響ディープハーモニー」「響50.5」等、様々な響を販売し、ウイスキー愛好家を楽しませてくれました。

その中でも今回、皆さんに紹介する響は、年代物の中でも群を抜く逸品「響30年」に関してです。響30年はどのようなウイスキーか?そしてどのように入手すれば良いのかまで、広範囲を紹介していきますので、最後までお付き合いいただけると幸いです。

響30年とは?

1989年、サントリーホールディングスが創業90周年を迎えるにあたり、初めて「響」が市場に登場しました。この時、発売された響は「17年」ものであり、国産ブレンデッド・ウイスキーの中で最高峰の逸品でした。

その後、私達が店頭で見かけるノンエイジの響、そして年代物ですと「12年」「17年」と続々登場していきました。しかし、サントリーはそれで満足することはありませんでした。サントリーウイスキーの愛好家により満足される逸品を仕上げるべく、市場へ「響30年」を投入したのです。

響30年の製法

響30年の製造は、サントリーウイスキーの中でも特殊な製法で仕上げています。サントリー秘蔵の長期熟成樽の中でも、最低30年以上のモルト原酒のみ。そしてモルト原酒へ、こちらも酒齢30年以上の円熟グレーン原酒を、サントリーのみぞ知るブレンド方法で生成。

ウイスキー業界では機械化が一般的ですが、響30年だけは手作業で行われているため、他のサントリーウイスキーと比較にならない深い味わいを提供します。また、飲むだけが楽しみではなく、響30年のみ精巧に作られた「30面カットのクリスタルボトル」で、私達の目まで楽しませてくれるのです。

ウイスキー愛好家を虜に

響30年が市場に登場すると、響愛好家のみならず、今まで他ブランドのウイスキー愛好家達も虜にしました。熟成された響は、雑味や刺激もない落ち着きと、何層にも訪れる味わいに、今までのウイスキーが何だったのか?と思うほど完成度の高さに驚かれます。

その上、飲んだ後の余韻も素晴らしく、ついつい手が出てしまうほど。

プレミアム価格になることも…?

これほど上等な響30年を入手したいところですが、手作業と原酒の量が少ないこともあり、年間数千本程度しか作れません。そのためか、店頭に並んだ瞬間に完売。または飲食店に卸した段階で販売終了になることも…。

時には、サントリーの生産状況の関係により減産することもあり、その際はプレミアム価格まで高騰することもあるのです。とはいえ、響愛好家の方、そして他のウイスキーを嗜まれている方には一度でも飲んでいただきたいウイスキーです。

もしかしたら、一口飲んだだけで今まで自身が描いていたウイスキーの世界観を、響30年によって大いに変えるかもしれませんよ。

響30年は貴重なウイスキー?!入手方法は?

先の項目で紹介したように、響30年は貴重なウイスキーです。年によっては生産数が減少し、市場へ流通する前に、売り切れてしまう可能性も否定できません。

特に実店舗では響30年自体、販売されるケースが稀であり、ほぼ入手できないと考えた方が良いでしょう。では、どのように入手するべきか?方法としては2つあります。

方法①オークション

1つはインターネットオークションを利用する方法です。オークションは、サイトメンテナンス・サーバーエラーが無い限り365日休むことなく開催されています。そこには、響30年以外にも限定生産された「響メロウハーモニー 」「響50.5」等、珍しい響も出品される時もあるのです。

メリットとして、オークションですので時には思わぬ低価格で購入できます。その他にも響30年と他のお酒をセットで販売している方や、おまけを付属している方。

また「価格が高いな…」と思えば、出品者と「価格交渉」を行えるのもオークションの強みです。ただし、心ない出品者ですと響30年の偽物を出品する方や、出品詐欺をされる方もいますので注意が必要です。

方法②ネットショッピング

2つ目はネットショッピングです。ネットショッピングは、ネット上に店舗を構えており、24時間注文できるメリットを持っています。また、独自のルートで入手したお酒をいち早く出品できるため、実店舗よりも早く新商品や珍しいお酒を入手できるところも魅力的です。

とは言え、珍しいお酒や入手困難なお酒ですと、実売価格+αによってプレミアム価格で販売されることもあります。そしてオークション同様、偽物を出品しているところもあるためできる限り、評価の高い店舗で購入する事をおすすめします。

このように、響30年は実店舗ですと入手困難ですが、オークションやネットショップを活用することで入手できます。もし響30年を求めているなら上記2つの方法を活用しましょう。

響30年を高く売る方法とは?

「響30年をいただいたけど…ウイスキーを飲まないから買取に出そうかな?」

もし響30年の買取を検討されている方がいましたら、高価買取のポイントを抑えないまま買取に出してはいけません。そのままの状態でも買取できますが、ポイントを抑えていませんと高価買取を実現するのが難しくなります。そこで下記に、高価買取のポイントを端的に紹介していきます。

・響30年の付属品(箱・内箱・書類等)を揃える
・ボトル・箱に付着した汚れを落としておく
・響30年を強化買取している店舗へ持っていく
・購入時期・場所がわかるレシート・明細書を持っていく

これらのポイントを抑えることで、響30年を更に高額で買取できるでしょう。買取を検討されているなら、上記のポイントを抑え買取に臨みましょう。

まとめ