スコットランドのウイスキー

ウイスキーの生産地のなかでも、多くの生産量を誇っているのがスコットランドです。スコットランドでつくられるウイスキーは、「スコッチウイスキー」と呼ばれており、麦芽を乾燥させる時に泥炭(ピート)を使用するところがポイントとされています。

バランタインなどの有名銘柄もスコッチウイスキーのひとつであり、世界中でファンの多い、知っていて当然なウイスキーといえるでしょう。

スコッチウイスキーの特徴とは?

スコッチウイスキーは、シングルモルトとブレンデッドの二つに大別されています。シングルモルトはひとつの原酒からできているウイスキーで、ブレンデッドは複数の原酒をバランス良くミックスしたウイスキーです。

シングルモルトは比較的、華やかな香りを楽しめます。ブレンデッドは、力強さを持ち合わせている男らしい味わいに仕上がります。スモーキーな香りを主体としており、さまざまな味わいの幅がある楽しいウイスキーです。

アイルランドのウイスキー

アイリッシュウイスキーは世界初のウイスキーで、当時香水の製造に使われていた技術を修道僧が持ち帰ったことで生み出された蒸留酒と言われています。

アイリッシュウイスキーの特徴

大麦麦芽と未発芽状態の大麦を使用してつくられるのが、アイリッシュウイスキーの特徴です。ライ麦や小麦など、さまざまな原料が混合したものを使用しており、複数回蒸留機で蒸留されて造られています。

そのため、癖が強い味わいというよりは、比較的ライトで爽快感のある仕上がりとなります。ピュアポットスティルウイスキーと呼ばれるジャンルの一種であり、割材としても活躍しやすいウイスキーです。

アメリカのウイスキー

手軽に楽しめるウイスキーが揃っている産地というと、アメリカのウイスキーを思い浮かべる方も少なくはありません。

今人気のジムビームやジャックダニエルなども、この「アメリカンウイスキー」のひとつであり、甘さを特徴としたバーボンウイスキーが多く生産されています。ケンタッキー州が発祥の地として知られており、樽を利かせたスモーキーな香りが特徴のウイスキーに仕上げられています。

アメリカンウイスキーの特徴

バーボンウイスキーが主体のアメリカンウイスキーですが、他の産地と大きく違っている特徴は、樽由来のスモーキーな香りが強いことです。

チャーリングといった、樽の内側を焦がした技法を用いた樽を使用するため、かなり強いフレーバーとなります。樽由来の水溶性タンニンやヴァニラ、フルーティーでキャラメル様の香りを付けられます。少々、荒っぽさもありますが、深みもしっかりとあるので世界的にも人気です。

カナダのウイスキー

ウイスキーの初心者の方は、まずはスコットランドやアイルランドから…と勧められるので、そこから先は本当にウイスキーをお好きになった方がすすみます。そんなウイスキー通の方が非常に好んでいるのが、カナダで造られている「カナディアンウイスキー」です。

全てのジャンルのなかでもかなり軽めの味わいとなっており、非常に飲みやすいので人気となっています。もちろん、奥が深い産地ですので、探求しがいがあります。

カナディアンウイスキーの特徴

カナディアンウイスキーの蒸留方法は大変珍しく、フレーバーリングウイスキーとトウモロコシを原料としているベースウイスキーをブレンドしている、ブレンデッドウイスキーとなります。

さらに、貯蔵最低期間は3年間と決められており、カナディアンウイスキーは熟成がもたらす独特なまろやかさを楽しむことができます。カナディアンウイスキーの大きな魅力としては、香りを大変大切にしているため、軽やかさと華やかの両方を楽しめるのです。

日本のウイスキー

冒頭で、日本のウイスキーも非常に注目され始めてる…ということをお伝えしました。大手ビール会社が手掛ける数多くのウイスキーは、国際コンクールでも賞を獲得するなど、世界的に大変注目されています。

「ジャパニーズウイスキー」と呼ばれているジャンルとなり、基本的にはさまざまな原酒をブレンドして、日本人ならではの軽やかで華やかな味わいを大切にしたウイスキーとなっています。

ジャパニーズウイスキーの特徴

ご自分で揃えられるのではあれば良いですが、それで無くともウイスキーの専門店などでは、さまざまなウイスキーを飲み比べをすることが可能です。生産国別で代表的な銘柄を少量飲み比べした後、自分の好みの味わいを見つけてみるのも面白いでしょう。

もちろん、ウイスキーメーカーによっても味わいのスタイルは違いますが、その生産国のベースになっている特徴はブレていません。ぜひ、たっぷりウイスキーの世界を楽しんでみてください。

飲み比べて好みを知ろう!

ご自分で揃えられるのではあれば良いですが、それで無くともウイスキーの専門店などでは、さまざまなウイスキーを飲み比べをすることが可能です。生産国別で代表的な銘柄を少量飲み比べした後、自分の好みの味わいを見つけてみるのも面白いでしょう。

もちろん、ウイスキーメーカーによっても味わいのスタイルは違いますが、その生産国のベースになっている特徴はブレていません。ぜひ、たっぷりウイスキーの世界を楽しんでみてください。